破局
27件の記録
有@you_09142026年4月21日読み終わった遠野遥さんのインタビューで、その言葉の質感に惹かれたのがきっかけでした。当時の自分の直感を信じて、本当に良かったです。 「破局」というタイトルから、当初は恋愛における価値観の相違を描いたものだと思っていました。しかし、読み進めるうちにその安直な予想は心地よく裏切られます。 主人公の「私」が持つ、徹底して論理的でありながら、どこか決定的にズレている思考回路。そして、その他の登場人物たちの「正常」な振る舞いの端々に宿る、名付けようのない不気味さ。 綺麗事では決して割り切れない、社会や人間の醜悪さ。それを端正な言葉で整理整頓していくことで、かえってその輪郭が鮮明に浮き彫りになる。あまりにも醜く、それゆえに美しい一冊でした。



- hash.@hash_nico2025年12月2日読み終わった@ 自宅2025.12.2読了。 遠野さんの本を読むのは初めてでしたが、読み終わった後に空虚感というのか、心が空っぽになる感じがありました。 読んでいて主人公の私に違和感を感じる場面が所々にあり、何処かチグハグな感情を持っている気がしてなりません。 自分には重ねられなかったですが、言葉にして理解ができるほど人の心や気持ちは理で動いていないのでしょう。

プカオ@panshg_01182025年10月22日読み終わった感想紹介ルールに適応し過ぎた人間の行き着く場所はどこなのか。 主人公の、自分に向けられる問題や助けに鬱陶しさを感じながら、それが視界に入らなくなればもう考えなくて良いと安心し、ニュースで報道される事件や、自分とは関係のない事柄に対してはその人達の幸せを願っていたりと、形だけで都合が良すぎる部分が現代社会と似ているような気がした。まるでAIのように自分が則るルールに従ってしか行動せず、そこに感情がない主人公の異質さに不安を感じながらページを捲っていた。

もん@_mom_n2025年4月21日再読した@ 自宅先日読んだ『破局』を文庫で再読。 好きな本は何度だって読みたいし、単行本と文庫本で読み比べたい。 作品はさることながら解説も素晴らしくて、何度も心の中で唸り声をあげた。













