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かけと
かけと
@kaketo_sato
2026/2/3頃より小説にハマりました。 以降記録
  • 2026年4月22日
    破局
    破局
    社会的な合理性でしか物事の良し悪しを判断できない、ハイスペックサイコパス。
  • 2026年4月8日
    蛇にピアス (集英社文庫)
    難しい言葉なんて一つも出てこないのに、こんなにも複雑な心情を書くことができるのが凄い。感情的なルイの行動がテンポ良く描かれている。歴代の芥川賞でトップレベルで読みやすい。
  • 2026年4月8日
    この世の喜びよ
    この世の喜びよ
    ずっと誰かの視点から穂賀さんの日常を眺めている。モールで働く穂賀さんは、毎日そこに来る少女との会話の中で、娘と少女を重ねたり、自分の行いを顧みたりしながら、生活の中の些細なことにアドバイスをしたり、時にはできずにモヤモヤしたりと悩みながらもその時間を楽しみにしている。 今村夏子さんのむらさきスカートのように、物語の語り手が明らかにされるような仕掛けはなく、ひたすら謎の語り手によって物語が進んでいく。 二人称語りの文章。時折自分に向けてかけられた言葉のように感じられて不思議な読み心地。 「あなた」はモールが好きで、輝いて見えている。弟の世話に不満を抱く少女との会話を通して娘を育てた記憶や些細なやりとりを思い出し、おそらく嬉しく、また尊く感じている。たいそうなことを言うのでもなく、等身大のままの「あなた」の振る舞いから、この世の喜びを感じました。
  • 2026年4月5日
    ブラックボックス
    「ちゃんとする」ことに対して日々迫る焦燥感を感じながら、メッセンジャーとして都市の中を自転車で走り回るサクマ。三人称一元視点で語られる物語で、サクマは制度や事務作業といったいわゆる社会システムに馴染めない自分を妙に客観的に観察していることがよくわかる。腹の奥底に沸々と溜まる爆発の種を感じながらも、制御できない自分自身の危うさは、生活の中で対峙する様々な不条理に対して向き合う姿が緻密に描かれている。 冒頭のメッセンジャー時代のサクマの描写は細かく、日雇い、保険なし、薄給のなかで細かなことに引け目を感じつつ、自転車を漕ぐときだけは悦びに溢れている。読んでいて全く飽きない書き方に惹かれながら夢中になる。
  • 2026年3月31日
    イン・ザ・メガチャーチ
    初めての朝井リョウ作品。 作中、自信の経験に重なる心情が何度も登場してドキッとした。心の中で考えてることに対する解像度が高すぎる。物語の構成も凄い。面白い。
  • 2026年3月30日
    夏の約束 (講談社文庫)
    1999年後期の芥川賞。自分が生まれた年と思って読んでみたけど、当時から現代的なテーマを真正面に書いていることに驚いた。とはいえ描き方にドラマチックさや過激なものはなく、性的マイノリティの人々の日々を淡々と記している。 自信の足りなさ、正常とされる形から逸脱したものを修復するようにみんな誰かを拠り所に生きている。 そして、そんな現状に不満を抱くのは、いつだって当人だけでなく周りの人もそうなんだな〜としみじみ。
  • 2026年3月27日
    穴(新潮文庫)
    穴(新潮文庫)
    穴や獣、実在したかどうかわからない義兄、奇妙な行動を起こす義祖父、心情を読み取れない姑、理解を示さない夫。普通な家庭に存在する登場人物たちが少しずつ奇妙な側面を持っていて、その奇妙さを受け止めながら幻想に迷い込む主人公。
  • 2026年3月23日
    共喰い (集英社文庫)
    巻末の瀬戸内寂聴さんも言ってたけど、女性が強くてかっこいい。言葉と主人公から見た描写で、自立した女性像が伺える。暴力的な父との血筋に悩む主人公やけど、母親が仁子なんだったら大丈夫だと思う。
  • 2026年3月23日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    自身の人生にではなく誰かを推すことに希望を見出してもいいのである。
  • 2026年3月23日
  • 2026年3月23日
  • 2026年3月23日
  • 2026年3月23日
  • 2026年3月23日
    涙の箱
    涙の箱
    綺麗な童話。この本を読んでハンガンさんが好きになりました。
  • 2026年3月15日
    菜食主義者
    菜食主義者
    ・肉(野性的)と木(植物)、家父長制による抑圧、家畜、システム、ベジタリアンとフェミニズム、先天的と社会性、およそ思いつくテーマを挙げるときりがないけれど、無意識的な圧力に耐えかねたヨンヘの精神は悲鳴を上げ、それは菜食主義者として表現される。 ・一つ一つの描写すべてに意味があって、読み終わった後も一つ一つの登場人物の心情に思いを巡らせることができる。 ・三部作、1つ目はヨンヘの旦那の心情から。菜食主義者に変貌したヨンヘの姿に激しく動揺する言動からいかに彼なりの「普通」に枠にヨンヘを閉じ込めようとしているかがわかる。無意識的な抑圧、家父長制が描かれる。 2つ目はヨンヘの姉の旦那からの視点、家父長制とは逆で、先天的な美しさ(蒙古斑)に惹かれる姿を描く。 3つ目はヨンヘの姉からの視点、狂人扱いされながらも抑圧から解放されていくヨンヘと比較し、抑圧に適応し続けてきたインへの心情。
  • 2026年3月1日
    苦役列車
    苦役列車
    父親が性犯罪者、中卒、コンプレックスの塊の人間がすべてをなげうって、文学を書いている。目を覆いたくなるほどの行いに辟易しつつも、その根源的な貧しさに時折自分が重なることがある。あらゆる逆境により生まれる生々しさが面白い
  • 2026年2月17日
    ポトスライムの舟
    世界一周のためにお金を貯めることで生きがいを見出す工場勤務の主人公。ポトスライムの舟。素敵なタイトルすぎる。
  • 2026年2月16日
    蹴りたい背中 (河出文庫)
    1人でいることと独りでいること。
  • 2026年2月11日
    時の家
    時の家
    青年の親しい建築士が設計した一軒の住宅にまつわる3世代の住人の話。造作建具の引き戸や屋根裏の収納、馬目地のタイルなど設計者によって丁寧に形作られた細部に各住人の様な思いは宿ることを、取り壊し前の住宅をスケッチする中で青年が回想する話。
  • 2026年2月11日
    乳と卵
    乳と卵
    乳、出産、美(容姿)、妊娠、生理、化粧など「女」という生物として生きているだけで無批判、無意識にまとわりつく、様々な責任に反発する娘とその母、叔母により話。 やらかい関西弁で進む会話のリズムが心地よい。
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