他者の苦痛へのまなざし
31件の記録
kiyu@soudensen2026年3月8日読み終わった遠い異国的な土地であればあるほど、われわれは死者や死の間際にある人々をあますところなく真正面から捉える傾向がある。p.69 他者が遭遇し、映像によって確認される苦しみへの想像上の接近は、遠隔の地で苦しむ者(テレビ画面でクローズアップされる)と特権的な視聴者とのつながりを示唆するが、それはけっして本物ではないし、権力とわれわれとの真の関係を今一度ぼやかしてしまうだけである。同情を感じるかぎりにおいて、われわれは苦しみを引き起こしたものの共犯者ではないと感じる。われわれの同情は、われわれの無力と同時に、われわれの無罪を主張する。そのかぎりにおいて、それは(われわれの善意にもかかわらず)たとえ当然ではあっても、無責任な反応である。戦争や殺人の政治学にとりまかれている人々に同情するかわりに、彼らの苦しみが存在するその同じ地図の上にわれわれの特権が存在し、或る人々の富が他の人々の貧困を意味しているように、われわれの特権が彼らの苦しみに連関しているのかもしれない──われわれが想像したくないような仕方で──という洞察こそが課題であり、心をかき乱す苦痛の映像はそのための導火線にすぎない。pp.101-102 写真が提供する抽象化された現実には道徳的に是認できないものがある。人間は他者の苦しみを、距離を置いた地点から生々しさを削ぎ落としたかたちで経験する権利はなく、従来賞賛されてきた、視覚のもつすばらしい性質にたいしてあまりに大きな人間的(ないし道徳的)代価──世界のなかの攻撃や侵略から一歩退き、そのために観察をして選択したものにのみ注意を向けることが可能だという──を支払っている。しかしこれは知性そのものの機能を言い換えているに過ぎない。 一歩退いて考えることは何ら間違っていない。何人かの賢者のことばをパラフレーズするならば、「誰かを殴るという行為はその行為について考えることと両立しない」。pp.118-119
アキヒト@akihito7will2026年1月6日読み終わった図書館様々なまなざし、当事者意識、向き合っている現実、意識の向け方、想像力の使い方について、それぞれのそれらの関わり方について考えされられた。美徳と現実、悪徳と誠実、それらに収まらないものは沢山ある。だけど、その先への思考を続けることに意味はあると感じた。
シロップ@sirop2025年12月15日買った読み終わった積んでたけど、今読んでおかないといけない気がして引っ張り出してきた。 これもまた読まないといけない。一回だとわからないとこもあったから。 「誰かを殴るという行為はその行為についてかんがえることと両立しない」 われわれは知らない。われわれはその体験がどのようなものであったか、本当には想像することができない。……(中略)……戦火の中に身を置き、身近にいた人々を倒した死を幸運にも逃れた人々、そのような兵士、ジャーナリスト、救援活動者、個人の目撃者は断固としてそう感じる。そのとおりだと、言わねばならない。
高橋|青山ブックセンター本店@frog_goes_home2025年4月11日買った@ 往来堂書店信頼できる友人がこれを読んでいて「それおれも読もうと思ってた!読む!」となって買ってしまった。そういや昨日も黄色い表紙の本買ったな。









すべての本読み読み委員会@nadare2025年4月10日読み終わった世界中の悲惨な出来事に気軽にアクセスできるようになって、私たちの意識はどう変化したのか? 目を背けたかったら画面を閉じればいい。そんな現実とどう向き合っていくべきか。見ないようにしている人は冷たい人? 胸が痛まなかったらおかしい?/ そのような本🥭 長らく心の積読だったが図書館の棚でイエローが眩しくて、今だなと思って読んだ🍋 「人間が他の人間にたいして陰惨な残虐行為をどこまで犯しかねないかという証拠を前にするたびに、幻滅を感じる(あるいは信じようとしない)人間は、道徳的・心理的に成人と言えない。」 つまり、パワハラ?またまた大袈裟だな←この思考はガキイズムと、そういう解釈でよろしいのでしょうか。






葉@one_leaf12052025年4月2日読み終わった1週間くらいかけて。飲み込みきれていないところもあるのでまた読み返すけど、いろいろな視座を得られてよかった。眠いので後日もうすこし……とりあえず、積んでいた石牟礼道子を読もうと思います

がばしゅべしゅば@katorun04172025年3月15日読み終わった借りてきた同情を感じるかぎりにおいて、われわれは苦しみを引き起こしたものの共犯者ではないと感じる。われわれの同情は、われわれの無力と同時に、われわれの無罪を主張する。




































