深く考えずいちごつみみたいな連作(?)なのかしらと読み進めていたらばり物語で2周しました はじめは恋っていいわねえ〜♡で読んでいたのがどうしようもなく苦しくなった、いやあまじ、恋ってええですわ、おもしろかったです

好きな短歌をいくつか見つけた。 軽く物語になっている、こういうの好き。 後半はゾクっとするものが多い。

詩、という短い文章なのにも関わらず読み進めていけばいくほど鮮明に物語の情景が脳裏に浮かび上がってくるようだった。 双方が紡ぐみじかい言葉の中にある美しさと輝きに魅入られそうになる。どうやったらこんなにも美しい詩が書けるのだろうか。 『ずぶ濡れのままめくれない見開きのようにきみとは離れたくない』 『きみといるだけで世界は生きたまま目指可能な天国となる』

特装版で購入 ある男女の出逢いから別れまでの間を短歌で表現した一冊。時系列がばらばらになっていて恋愛ドラマをみているみたいだ。