あなたが正しくいられたとき
43件の記録
- くろろ@kuroro2026年7月9日読み終わった過去に文芸誌へ掲載したものを集めた短編集。大袈裟などんでん返しはないものの、ミステリー系やほんのり怖い話など、物語の幅広さを感じながら読むことができた。

結@yi_books2026年7月7日読み終わった目に見えるものや、手の届くものだけで判断して相手をわかった気になることほど怖いものはない。人間の暗い部分を感じる反面、目を凝らすと奥に愛や優しさがあるようにも感じられる不思議な作品群だった。 芦沢央さん初読みだったけど、他も読んでみたい!



ぱるすぴこ@k07110622026年6月25日読み終わった【同窓会で数年ぶりに再会した元カノが川に娘を突き落とした】【やっと書き上げた渾身の小説と酷似したWEB小説が見つかった】【元カレに脅されホテルで突き飛ばしたら当たりどころが悪かった】【幼児殺人事件の犯人が近所で目撃され息子の友人が転園した】【トイレで漫画アプリを読んでいる間に祖父が死んでいた】【古本屋がコロナ禍で誰かに自粛の張り紙を貼られた】 芦沢央の最新作は6作の短編集。 想像もしなかった非日常が日常に降り注いだ時、あなたは『正しく』いられるか? --------------------------------------- どの作品も共通するのが、どうなっちゃうの?という不安感。主人公視点で正しいと思っていることがひっくり返ると、別の不安が押し寄せる。なんでこんなことに?こうなるはずじゃなかったのに、、誰もが判断を誤る可能性がある。その心理描写からのゾワっとする結末は芦沢央からしか得られない。
anko@books_anko2026年6月6日読み終わった15周年記念作品 ご本人が言うように「ごった煮のような短編集」 嫌な感じのお話ありちょっと笑えるお話あり そして最後の「投了図」 まさかこんな展開になるとは… 読みながら大号泣 どんなお話も書ける芦沢さんはまさにごった煮作家 この短編集、絶品です
yomitaos@chsy71882026年5月26日読み終わった@ 自宅あとがきで著者が語っているように、これまで単著に収められることのなかった短編が6作掲載されている。テーマもテイストもばらばらでごった煮のようと表現されているとおり、読み応えもばらばら。通しで読むと、その温度差で少し肩透かしを食らうところもある。 芦沢央の物語を読むと、苦虫を噛み潰したような気持ちになることが多い。それはどんでん返しで物語がひっくり返り、それまで共感を覚えていた登場人物への印象が逆転してしまうからだ。それはこの本でも踏襲されていたように思う。 なかでも攻めた構造になっているのが「薄着の女」だろう。読み始めた当初は、「えっ、これ本当に芦沢さんの書いた物語?」と動揺していた。言葉を選ばずに言うと安っぽい、凡庸なお話だなと。もちろんそれは著者の意図したところで、しっかり騙されていたのだが。しかしこれは、著者にとってもリスクのある挑戦だったのでは。 この短編が、収められる先が無かったのは想像できる。この「ごった煮」たる本だから実現したんだろう。
河本理絵@rienbooow2026年4月19日読み終わったゲラをいただきました。 どの作品もはじめは常識的な人物の視点のように感じる。日常的な内容であり、話に入り込みやすい。何がおかしいのか、誰がおかしいのかと読み進めているときの自分は、自分の正しさを疑ってはいない。思考がひっくり返される瞬間、それはあまりにも自然で、気づいたらひっくり返されていたような浮遊感があった。その感じがリアルで、自分が知っている違和感でもあり、どうしようもなく心を揺さぶられた。
































