くろろ
@kuroro
積読を減らすために始めました。
- 2026年9月23日
少年ABCの完璧な選択結城真一郎読み終わった事件を起こした少年たちが15年後に自分たちを標的にした事件に巻き込まれる物語。わりと犯人も真相も分かりやすい構成となっているため、誰が最初に裏切るかというドキドキ感を各登場人物の心理面にスポットを当てながら話を進めることで、臨場感を持って読んでいくことができる。 - 2026年9月23日
ファイア・ドーム(上)辻村深月読み終わった上下巻ともに読了。25年前に起きた事件をもとに、その真相と噂に巻き込まれた人々の人生を追う物語。ミステリー要素があるため、裏に隠されたものを推理しようと思うが、それもまた作中で描かれる噂と同じようなものではないかと躊躇してしまう、現実に飛び込んでくる話だった。 - 2026年9月15日
ふつうの家族辻堂ゆめ読み終わった台風の日に現れた不審な青年を中心に、それぞれが家族への隠し事を明らかにしていく物語。隠し事といってもひとつの家族の枠を超えるほどでもなく、あの青年は誰かという不気味さを軸に話が進む。伏線のようなものが明らかになる際、過去のページで出てきた文章を再掲してくれているあたり、読書への初心者向けなのかも。 - 2026年9月6日
カスハラ化する保護者たち西岡壱誠読み終わった一昔前はモンスターペアレントと言われていた存在がいまやカスハラと言われる。カスタマーなのかと思ってしまうが、親や児童・生徒のお客様という自意識も含めた言葉なのだろう。学校で起きた問題をそのままに書かれており、教員の大変さに同情してしまう内容だった。大きく公務員はこれからも大変な立場に置かれていくのだろう。 - 2026年9月6日
アンチ・グッドモーニング八木詠美読み終わった不眠症になった主人公が眠れないままに毎日を過ごす小説。徹夜した明けのような頭の働かない状態や、体が熱を持った状態のまま話が進み、普通に眠れている自身に感謝をした。睡眠は小さな死であるという言葉通り、主人公は眠れないままに連続した毎日をずっと起き続けている。夢なのか現実なのか出会う人も癖のある人ばかりで楽しかった。 - 2026年8月30日
- 2026年8月29日
楽園夕木春央読み終わったミステリー小説はどれだけ独自のクローズドサークルを生み出すかにかかっていると思っているが、殺人犯にならなければ脱出できないという斜め上の状況を作り出した作品。お金には困っていない生活を送る主人公が、殺人に手を染めるかどうかの狭間で苦しみつつ、先延ばしにしつつ話が進んでいく。倫理観が問われる話でもあり、著者の作品は読んだ後に誰かと話したくなる。 - 2026年8月29日
ピンク色の国ピエール=ウィリアム・フルゴネーズ,鳥取絹子読み終わった外国から見た日本について、ピンクとカワイイにスポットを当てて評している。ピンク=桜の話は、源氏物語など日本の古典にも触れながら進んでいき、海外でのピンクが持つ印象との違いなど、興味を持って読み進めることができた。最近話題となったクールジャパンの😔の話にも触れ、ただカワイイものを紹介するだけの本ではない所がよい本だった。 - 2026年8月23日
永遠の記憶東野圭吾読み終わったガリレオ最後の謎と帯にある通り、シリーズの最終作となる作品を見て。作者が没されたのでいずれにしても最終作だっただろうが。ひとつの事件を契機に人の心情や過去の事件との結びつきを明らかにしていく。人の内面を暴く場面がほとんどでトリック的なものはほぼないが、どんでん返しのようなものが含まれているのはさすがの構成力。 - 2026年8月22日
星野源論つやちゃん,小田部仁,戸部田誠(てれびのスキマ),【編者】小田部仁読み終わったありとあらゆる分野で活躍する星野源さんについて論じた本。俳優と音楽と文筆と、あまりの多様さがあるため内容も多岐に渡るがほとんどは音楽論に関する話だった。その時にやりたいことを全力でやるからこそ、星野源さんの音楽は聴くたびに新たな発見があるが、本人の意思がはっきりしているから星野源さんらしさは失われない。演技論についても知りたかった。 - 2026年8月16日
子供睡眠不足社会リサ・L・ルイス,永盛鷹司読み終わった10代の睡眠不足がもたらす弊害とその解決法である授業開始の後ろ倒しについて書かれた本。アメリカの学校は朝7時30分に始まるようで、それが子どもの睡眠不足に直結している。睡眠不足がもたらす悪影響は10代に関わらず起きることが書かれており、自らも含めて社会人も知っておくべき内容だった。 - 2026年7月21日
お隣さんの置き配がヤバすぎる有手窓,有手窓他読み終わったふとしたきっかけから隣人の置き配を受け取るようになったことから始まる物語。置き配というより、感情も含めて隣人からの置き土産をもらう中で人生を進めていく主人公。この2人の物語は続編としても読みたくなるほど自由と勢いに溢れた作品だった。 - 2026年7月16日
ここはこどものいない国武田綾乃読み終わった子どもは人工的に作ったものをペットとして飼うようになった未来を舞台にしたSF小説。そんな世界でも子どもを生んで育てようとする人たちをメインに話しが進み、家族とのつながりは何か、子どもを育てるとは何かを考えさせられる。人工的に人間を生み出せれば諸々の問題は解決するが、効率だけを考えて生まれた社会に何の希望も楽しさもなさそうだなと感じた。 - 2026年7月9日
- 2026年7月6日
みんな、好きが下手小林早代子読み終わったカバーのイラストが好みでジャケ買いした小説。野ブタをプロデュースのような、側からみると順風満帆な主人公が内面では悩む様子を描いている。人に対して本気になれない主人公は失恋によって好きという感情にきちんと向き合うようになっていく。小説が好きって気持ちもちゃんと表に出していく方がいいな。 - 2026年7月5日
- 2026年6月28日
処刑館殺人事件西式豊読み終わったネットで見かけて面白そうだったので購入。館系のミステリー小説で、登場人物が小説家だらけということもあり、過去の有名作を匂わせる箇所がミステリー小説好きに受けるような反感を買うような内容だった。解決パートは読み応えがあるため、事件パートは勢いをもって読めた。館系の終止符という帯がついていたが、どれだけ趣向を凝らしても既存の作品と似た部分が出てきて工夫のしようがないという皮肉かもしれない。 - 2026年6月21日
- 2026年6月14日
回樹斜線堂有紀読み終わった愛とSFを絡めた短編集。愛と信仰は紙一重で、人は愛のためにどこまでも狂っていける。ただ愛について語るだけではなく、死者への愛が大きなテーマとなっており、SFの世界も相まって他の作品にはない読み応えがあった。 - 2026年6月14日
そして誰かがいなくなる下村敦史読み終わった著者の自宅を舞台にしたミステリー小説。本の間に館内の写真が入っているから生成AIの作品物かと思ったがどうやら本物の洋館を写したものらしい。登場人物のすべてが怪しく見え、どの人も犯人になりそうな推理が挟まれるのは著者の作品らしくよかった。
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