闇の左手 (ハヤカワ文庫SF)

19件の記録
- ieica@ieica2025年5月25日かつて読んだ何度も読みたい初読は中学3年生の時。全然解らなかったけど、終盤の決死の逃亡とラストシーンの主人公の虚無感に満ちた語りだけはいつまでも心に残った。 大人になって⚪︎十年ぶりに新訳を読んで、主人公が黒人である意味や、舞台となった惑星の政治体制等が何をモデルとしていて何を言わんとしているのか、やっと腑に落ちた。 でもやはり心に残ったのは初読と同じシーン。記憶違いがなくてちょっとホッとする。
- CandidE@araxia2025年5月5日読み終わった面白味というかエンジンがかかってくるのがだいぶ後半であった。セクシャリティに関して正直わかるようでわからないが、独特の質感は好きではある。村上春樹の世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドをいつか読み返してみたくなった。
- うみこ@umico52025年2月20日読み終わった「ヌスス」使いたい。男性と女性がない(両性がある)ずっと冬の社会と自然界の考察。性にしばられないことによって起こる事象のひとつひとつが興味深い。アイが地球人ということだけど、未来人なので結局読み手にとったらどちらも異星人のようだ。圧倒的な氷の世界の描写が美しかった。想像力が追いつかないくらい。SFにはまりそうです。