闇の左手 (ハヤカワ文庫SF)

45件の記録
ゆに@nr_niji2026年2月3日読んでる本を読むときはTIDEというアプリで環境音とタイマーをつけて読んでいる。『闇の左手』を読みながら雪山の音を流していると、 「その日の午後、丘の頂きからはじめて広く開けた眺望をながめた。コストル山が見える、ふもとから頂上まで四マイル。その西側の広大なスロープが、北方の連山の眺望をさまたげているが、これらの山には三万フィート級のものもある。コストル山の南には、無色の空を背景に白銀の峻峰がつらなっている。十三まで数えたが、最後の峰はあまりにも遠く、ぼんやりした光でしかない。その峰の名を運転手が教えてくれた。そこでおきた雪崩の話、突風で吹きとばされた陸航船の話、容易に接近できない高みで何週間も吹雪にとじこめられた雪橇隊の話などを、運転手は、私をこわがらせようとおもしろ半分に話してくれた。自分の前を走っていたトラックがスリップして千フィートもある絶壁を墜ちていくのを目撃した話。驚いたのは、それが墜ちるときののろさだという。まるで半日がかりでふうわりと奈落の底へ墜ちていくようで、ようやく四十フィートほどの雪の吹きだまりに音もなくもぐりこんでいったときにはほっとしたという。」 などの描写に臨場感が出て、頭の中が楽しい。電車にいることも忘れてしまう。



うゆ@otameshi_8302025年12月22日読み終わった読み終えた… 咀嚼するのに少し時間が欲しい。 わたしとあなた、その二元論。 それは男と女でも光と闇でもない、なににも属さないところに生まれる根源的な二元論。 愛や友情が生まれるには徹底的に孤(個)でなくてはならない。孤と孤になってそこにある違い、孤と孤を分け隔てているもの、その間隙にこそ愛は存在する。その架け橋として。あなたと私、絶対的に、絶望的に相容れず違う存在であるあなたと私の間の架け橋。 神話や言い伝えの差し挟まれる構成がとても良かった。またいつか読み返したい。





イロハ@iroha_mellow2025年10月30日読み終わった読み終えはしたけど、まだ味わいきれていない感がすごい (世界観が深く現地用語も注釈なく書かれているので、噛み砕くのにめちゃ時間がかかった…) フェミニズムSFという紹介で興味を持って読んだが、主人公ゲンリーと、唯一の味方エストラーベンの、関係性の変化が繊細に描かれているのが印象的だった。


- 舳野@henomohe2025年8月7日読んでる24%まで。 ハンダラ教のファクスとの会話「無知は思考の基盤。立証不可能であることが行動の基盤となる。神が実在しないと証明されれば宗教は存在しなくなる。逆もまたしかり。私たちの確実に知っている未来は私達の死」 これがこの夏の子ども科学電話相談に寄せられた人は死んだら魂がどうなるのかという問いに対する大日向雅美先生の答えに共通している部分がある。



ieica@ieica2025年5月25日かつて読んだ何度も読みたい初読は中学3年生の時。全然解らなかったけど、終盤の決死の逃亡とラストシーンの主人公の虚無感に満ちた語りだけはいつまでも心に残った。 大人になって⚪︎十年ぶりに新訳を読んで、主人公が黒人である意味や、舞台となった惑星の政治体制等が何をモデルとしていて何を言わんとしているのか、やっと腑に落ちた。 でもやはり心に残ったのは初読と同じシーン。記憶違いがなくてちょっとホッとする。







CandidE@candide_jp2025年5月5日読み終わった面白味というかエンジンがかかってくるのがだいぶ後半であった。セクシャリティに関して正直わかるようでわからないが、独特の質感は好きではある。村上春樹の世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドをいつか読み返してみたくなった。

うみこ@umico52025年2月20日読み終わった「ヌスス」使いたい。男性と女性がない(両性がある)ずっと冬の社会と自然界の考察。性にしばられないことによって起こる事象のひとつひとつが興味深い。アイが地球人ということだけど、未来人なので結局読み手にとったらどちらも異星人のようだ。圧倒的な氷の世界の描写が美しかった。想像力が追いつかないくらい。SFにはまりそうです。





まと@limbus_991900年1月1日かつて読んだ世界観に慣れるまでなになになに???と混乱するが、慣れてしまうと没入できる。旅の情景が大変美しく、異星の住人の生態も秀逸でおもしろい。かなり好みがわかれそうなのでおすすめはしづらい



minami@minami-omochi1900年1月1日読み終わった学生時代挫折して、大人になった今読み終えた作品。 世界観の説明や固有名詞が非常に多い展開が中盤まで続くが、ル=グィンの得意分野である旅の描写に入るとかなり読みやすくなる。 性別、異星人、異文化と様々なテーマがあるが、個人的にル=グィンのこういった作品は異文化の旅行記な楽しさがあると思っている。 作りこまれた世界観に思いっきり浸りたい人におすすめです。


































