狐花 葉不見冥府路行
28件の記録
蛾のおどり@Nachtfaltertanz2026年5月24日読み終わった「この手は汚れておりましょうか」 狐は両の手を突き出す。 男は狐に向き合った。 「貴方は勘違いをなさっておられる。私は、私が法を守るのだと申し上げております」 「何と仰せか」 「私が守ると申し上げているのです。非を厭うのも理に倣うのも、それは私。凡ては私のことで御座います。人は、理を見失えば惑わされ、操られ、非に屈すれば倫を忘れ、心を盗られまする。さすれば世を見誤る。行く末が曲がる。時に死を選ぶ。斯様な迷妄に囚われた者を夢から覚ますがー私の仕事」 「それが憑き物落としと言うかえ」 「然様に御座る。目の前に、迷い騙され惑わされ、落ちずとも良い死の淵を覗いておる者が居たならば、背を押すのではなく手を引き思い留まらせる。非を厭い理を重んじるなら何方様でもそうすることでありましょう。それだけのことに座います」(p.16)
uzoo@uzoo2025年11月14日読み終わった@ カフェ本作、歌舞伎の演目としても素晴らしかったのですが、その原作である本書もまた、味わい深くてよいものでした。因果応報というたった4文字の言葉を、一篇の小説に仕立て上げられているように、私には感じられました。お見事。- 西 光毅(サイミツキ)@wandering2025年10月7日図書館本読み終わり一度に読みきってしまった。始章と終章の静けさのなかにある緊張感が好きだ。あの人は恐怖を感じるのか、それとも己の所業を後悔するのか。

えまち@dn654sakata2025年5月3日買った読み終わった本日読了、歌舞伎の演目として書かれた作品。 百鬼夜行シリーズの時代よりも昔の事、江戸での中禪寺による憑き物落としの物語。 始まりは絡新婦を、終わりは姑獲鳥を彷彿とさせる物語の展開。 従来の妖怪に絡めた憑き物落としや、お馴染みの長い蘊蓄は無いがテンポよく予想を裏切ってくる。 他の作品に比べて読みやすいボリュームで仄暗い世界をしっとりと堪能できる。
みどりこ@midorikko_032024年8月25日読み終わった良かった〜〜〜〜。歌舞伎で観て「ん?」ってなってたところ、完璧に説明されてたwwwそらそうだわwww微妙に違ってそれぞれ良い。歌舞伎見てから、本で良かった気がする。また歌舞伎が見たい。












