海

37件の記録
- nishi@nishi2025年6月25日読み始めた読んでる@ Spotify O-EAST開演を待ちながら [追記] 終演。大好きな「あなたのなかの忘れた海」を聴きながら、「海」だ、と思った。 People In The Boxの音楽と小川洋子の小説は相性が良い気がしている。
- ニチカ@10942025年6月13日読み終わったやっぱりわたしは、小川洋子さんの書くちいさな子どもが大好きだと思った。無垢で純粋だけれど、かしこくて、どこか年齢と不相応な感じがある。そして、子どもだけじゃなくて、小川洋子作品に出てくる人たちはみんな浮世離れしているなあと思う。姿の見えない楽器を演奏し続ける人や、いろんな人の思い出に名前をつける人。この人たちはこの物語が終わったあとも、明日も明後日も、かわらず毎日を過ごしていくのだろう。自分だけの世界を必死に守りながら生きている人たちが織りなす、しずかで味わい深い、すてきな短編集でした。
- 海老塩@ebi_salt2025年6月2日読書日記小川洋子さんの作品は先にエッセイを読んでいて、物語を読むのは『海』が初めて。 エッセイを読んでいた時から、すっと入ってくる文章を書かれる方だなと思っていたけれど、この短編集もそうだ。 不思議な短編ばかりなのに、なぜかすっと入ってきて、ほう...となるような。余韻の残る短編ばかりだ。 その余韻の残り方が、ゆらゆらゆれる、海の水面のよう。
- akamatie@matie2025年5月6日読み終わった不思議な温度感の超短い作品が集まった短編集。 官能小説を依頼されて書いたという短編では、エロい漢字をピックアップして意中の相手にアピールする展開が、男子中学生っぽくて思わず笑ってしまった。 幻想的な世界観に浸れる長編とは違って、短編では小川洋子のユーモアが顔をのぞかせていて(真面目に書いているからおもしろいのかもだけど)、ふふふって気持ちで読めました。