ソクラテスの弁明
23件の記録
タウマゼイン@logic-082026年1月12日読み終わったお気に入り@ 自宅読了。 ソクラテスの語る「不知の自覚」は、単なる謙虚さではない。それは、自分は知っていると思い込んでいる人間ほど危うい、という厳しい指摘でもある。 私自身、少し学んだだけで理解した気になってしまうことがある。しかし問答を重ねれば、その理解がいかに曖昧だったかに気づかされる。 『弁明』を読んで印象的だったのは、ソクラテスがこの姿勢を“善く生きること”として、命を賭してまで貫いた点だ。 不知の自覚とは、快適な態度ではない。それでも手放してはならないものだと感じた。 #思索 2025.1.15 現代では、生成AIや検索技術によって、知りたいことは即座に「知れた気」になれる。 他者との問答を経ずとも、一定の説明や要約に一人でたどり着けてしまう環境は、知への接近を容易にする一方で、自分がどこまで理解しているのかを見失わせやすい。 その結果、知はすでに科学によって解明されたものだ、という誤解が広がり、未解明の領域そのものが視界から消えていく。 こうした時代において、不知の自覚を保ち続けることは決して自然な態度ではない。それでも、ソクラテスが示したように、問い続け、学び続ける以外に、その感覚を手放さずにいる方法はないのだと思う。

編集Lily@edition_lily2025年12月29日読み終わった〈ですが、もう去る時です。私は死ぬべく、あなた方は生きるべく。私たちのどちらがより善き運命(さだめ)に赴くのかは、だれにも明らかではありません。神は別にして。〉 納富先生の解説が素晴らしい。巷で流布している「無知の知」というフレーズの誤謬については『哲学者の誕生』を読んでみる。 〈なんとなく「分かっているよ」と片付ける人は、本当には分かっておらず、自己認識がないままに、曖昧なまま進歩もなく、思いこみ(ドクサ)の中で人生を送っていく。〉 SNSを見てるとこういう人多いな。

deepend@deepend2025年12月8日古代ギリシャ哲学について何も知識がないけど読み始めた。ソクラテスが裁判当時70歳だったのすら知らなかった。当時の平均寿命と比べて長生き過ぎて驚く。 32ページ 「犬に誓って申しますが、」っていいな。犬に誓っていきたい。
よみみ@yomir2025年9月16日読み終わった感想ソクラテスだよと思ってたらソクラテスについてプラトンが書いたなんと創作物みたいなやつだった!だからこれは実質プラトンかも!!! 濡れ衣着せられたソクラテスですが結局死刑になっちまったよ〜な話 書いてるのは弟子のプラトンね。ソクラテスを陥れた奴は結局何かを得れたのかな。 自分はそんなことしてないけど、あれこれ言い訳すんのもアレだし、己を貫き通して死にすら殉じるぜ!みたいなのよくこの界隈で見る気がする。なんていうか誇りがすごい!かっこいい生き様ってこういうのを言うんだろうな〜と思ったりした。 あとびっくりしたんだけどプラトンとソクラテスってめちゃ歳が離れてるんだね。 プラトンが20代の時にソクラテスは70歳で死刑になっちゃうし。でもプラトンが12歳の時にソクラテスと知り合ったらしいから、そこから素晴らし教えや影響を受けていたのかな〜と思う。 私も色々読んで芯のある哲学ババアになりたいもんだ!!!




CandidE@araxia2025年8月30日読み終わった納富先生の解説がてんこ盛りで、哲学を志すなら一家に一冊は必須だな、素晴らしいな、と思った。こんな親切設計の本が学生時代にあったら、人生が違ったかもしれない。特に、プラトン対話篇のグループ分けやその詳細な解説を若い時分に知りたかった。古代ギリシャ哲学の基礎というレンズでもって、さまざまな事象を読み解ける。それって素敵でしょう? 人生のセンス爆上がりでしょう? うほほーい。 ちなみに目次は、 ーー 目次 ・訳者まえがき──『ソクラテスの弁明』を読む前に ・ソクラテスの弁明 ・解説 納富信留 ・プラトン対話篇を読むために ・年譜 ・訳者あとがき ・重要人物および事項一覧 ーー となっている。ねっ、初読者も安心のやさしい心配りでしょう? ーー 『ソクラテスの生と死は、今でも強烈な個性をもって私たちに迫ってくる。しかし、彼は特別な人間ではない。ただ、真に人間であった。彼が示したのは、「知を愛し求める」あり方、つまり哲学者であることが、人間として生きることだ、ということであった。私たち一人ひとりも、そんなソクラテスの言葉を聞きながら──プラトンが書き記した言葉を読みながら──人間として生きることを、学んでいくのであろう』ーー「訳者あとがき」より ーー うーん、人間として生きることを学ぶ……あのー、ZAZEN BOYS というバンドに『八方美人』という曲があって、そのサビが「夢の中で cry しょうがない だって人間じゃない」という歌詞なんだけれども、「♪だって人間じゃな〜い」このフレーズが好きで、というか、とても心に沁みて、人間じゃな〜い私→でも実際は人間の私→でもやっぱり人間じゃな〜い私、というループにはまってしまって、「人間として生きる」あるいは「人間として生きよう」まで辿り着けないのが実際のところなんだよね(笑) 早く人間になりたい! さて、人生四度目の『ソクラテスの弁明』。難しいなー、と思う。やはりソクラテスは弁論に長け、セルフプロデュースも上手い。霊性(ダイモーン)の声、というか不知の知フェチは狂気じみていて、説得は不可。虻としてウザいことこの上ない。で、その虻は叩き潰したところで人や街に大した害はないだろうし、追放で済ませる選択肢もあったとされる。それなのにソクラテスが、ちょっとめんどうくさい性分だから死刑になって、毒杯をあおって、みんながショックを受けちゃった、と。 知を愛し求めるあまり、ソクラテスは周囲をないがしろにしたのかもしれない。でも、それが西洋哲学におけるファーストインパクトになった、と。難しいなー、人間として生きるって。より善く生きるならなおのこと。




こここ@continue_reading2025年8月3日読み終わったプラトンは、やはり読んでおこうと思い、手に取った。 本の後半にある納富信留さんの解説や年譜がすごく役に立った。 「知らないという事を知っている」ではなくて、「知らないと思っている事」、『自分が知らないという思い』を確認しつづけていかなければならない。 『知る』と『思う』の明確な区別こそ、「知を愛し求める」営みとしての哲学の出発点となる。 知らないと思う事から、考えることが始まるのかなと思った。







万能薬@n17_48602025年2月24日読了最初は自力で読もうと解説や注釈をなるべく見ないように読み終えたのだが、その後に解説を読んでみると中々に面白かった。 無知の知。知らないという事を知っているというのは何をするにしても大切だと感じた。 分かった気になっている、分からないところが分からないなんて事が極力ないように気をつけて生きていきたい。 プラトンに対して必死に反論している描写を見ていると、特に人の考えをを分かった気になるような浅はかな人間にはなりたくないなと。













