

ハヤシKYヘイ
@heiheikyo1
きょうへい、と読みます。小説、ミュージカル、おいしいものが好きです。NYブロードウェイ観劇ひとり旅を決行、日記本にまとめたのが2024年ハイライト!/『姉参り・イン・ニューヨーク』
- 2025年4月21日
- 2025年4月18日YABUNONAKA-ヤブノナカー金原ひとみ読み終わった読んでる
- 2025年4月8日あなたのフェミはどこから?上田久美子,安達茉莉子,小川たまか,小田原のどか,石原真衣,長田杏奈読み終わった読んでる
- 2025年4月3日
- 2025年3月23日セルフィの死本谷有希子読み終わった甘いものなど嫌いなくせにパンケーキや夢カワな綿菓子を求め、フォロワー数を増やすことのみが行動原理だとして主人公は動く。自意識と承認欲求が両親だとまで言う彼女が土石流のごとく展開する客観と自虐と、もうこんな自分をいっそ誰か止めてくれ、というような祈り。 なにこれウケる、と私は最初、なめていた。それが言葉の波にのまれ、回転ずしのレーンに流され、最後のお台場の映えスポットにたどり着く頃には、もう勘弁して、と最悪な気分になっていた。 私はこれまで日記をブログ公開したり、小説家養成講座に通い新人賞に応募したり、また別の文章講座に金を払ったり、個人冊子を文フリに出して人と交流したりして、自分なりに自意識を文章化し承認欲求を手なずけようとしてきたつもりだった。実際、自分の文章の感想をもらって嬉しくなるなどした。他者とより多くの言葉を交わす楽しさを知った。でも怖くなってもいた。際限がない。もっと、もっと。肥大化する自分が怖くなって、休もうと思った。文フリの活動をセーブしておきながら、また私はこんな本の感想をアップするSNSにまで手を染めていたりする。 満たされきることなどない欲求を目の前につきつけられ、嫌な気分になる本だ。お前は永遠に繰り返すのだと。誰かに振り向いてもらいたいと、思い続けるしかない地獄。でもその地獄に、みんながいるのかもしれないと、最後に視点がぎゅぎゅぎゅーっと引いていくシーンがある。都市の明かり一つ一つを構成する全ての人間の承認欲求へと考えが至り、やっぱりめちゃくちゃ胸糞悪い気分になる。 いい作品でした。
- 2025年3月19日〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学小山内園子読み終わった
- 2025年3月8日ロイヤルホストで夜まで語りたいブレイディみかこ,上坂あゆ美,似鳥鶏,古賀及子,宇垣美里,宮島未奈,平野紗季子,朝井リョウ,朝井リョウほか,朝日新聞出版,朝比奈秋,村瀬秀信,柚木麻子,温又柔,稲田俊輔,織守きょうや,能町みね子,青木さやか,高橋ユキ読み終わった条件面で選び住み慣れた今の自宅は、けれど簡素な住宅街にある。通勤可能な範囲で、もう少し心ときめく街に移ってみたい。引越し先を選ぶにあたって、「ロイホのある街」というのがいい指標になるんじゃないかと、確信を深めることになった一冊です。
- 2025年3月7日大都会の愛し方オ・ヨンア,パク・サンヨン読み終わった読んでる
- 2025年3月7日ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス栗田シメイ読み終わった
- 2025年3月7日すべての、白いものたちのハン・ガン,斎藤真理子読み終わった産着や塩、白い鳥、様々な白のアイテムから連想する詩のように短い文章が連なる。各話がまさに雪のようにしんしんと降り積もっていく。主人公の女性が何度も思いを馳せる、生後間もなく亡くなったと聞かされる姉の存在。そして主人公が訪れている、ポーランドのワルシャワという街。大戦末期の戦闘により瓦礫の山と化した当時の航空写真の「白い街」というイメージから再生した現在のワルシャワが、姉の代わりに生きる主人公と重なっていくのを想像して、体験したことのない読後感を私は抱いた。 一読して、本書の全てを理解した気にはなれない。けれど私は、自分が早くに亡くした父や姉のことをもっと考えたくなった。彼らの生きられなかった今を、生きる自分。これまで目をそらしてきた果てしない命題を、少し、手繰り寄せてみようと思えた。
- 2025年3月6日軽薄金原ひとみ読み終わった
- 2025年3月6日柚木麻子のドラマななめ読み!柚木麻子読み終わった昔熱中していたドラマとしては、『末っ子長男姉三人』を私は挙げたい。4人姉弟の末っ子としての岡田准一さんのほんわか具合や、彼と結婚し、姑と小姑たち4人との同居生活に右往左往することになる深津絵里さんのコミカルさが最高でした……(本には出てこないドラマの話)
- 2025年3月6日韓国、男子すんみ,チェ・テソプ,小山内園子,趙慶喜読み終わった「男たちがのんびり職場のウォーターサーバーか何かをゆすっているあいだに、フェミニストたちは、男性支配を強化する家父長制という体制について、熾烈に研究を重ねていたのである」みたいな、鋭い指摘とともに絶妙なユーモアが差し込まれていて、ぐいぐい読ませる。
- 2025年3月6日PRIZE-プライズー村山由佳読み終わった
- 2025年3月6日メメントラブドール市街地ギャオ読み終わった
- 2025年3月6日ナチュラルボーンチキン金原ひとみ読み終わったルーティン人間の、ルーティンが形成されたその道筋をたどる中で漂うすごみ。個人的に、マッチングアプリにも疲れ新しい交友関係の開拓にも恋愛的な広がりの難しさを感じている最近の中で、この小説を読んで、「え、恋愛したいかも……」みたいに思ってしまった。何周か回っての原始的なときめきに着地した読後感が最高でした。
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