二十四五

36件の記録
- ちゃーりー@charlies_books2025年4月22日読み終わった綺麗な情景。何度も読み返したくなる、神社の帰り道。 似た喪失を体験して、少しこの類の感情も読みやすくなったのかな。 前の文脈に随分余白を作るなと思ったけど、これはシリーズのよう。 すごく好きな雰囲気だったので買おうかな。
- もん@_mom_n2025年4月20日読み終わった心に残る一節@ 図書館夜勤明けのぼんやりした頭で読むには難しく、この作品の魅力を十分に理解できたと胸を張って言えるほどの自信はないけれど、忘れたくない一節に出会えるとそれだけで読めてよかったと思える。 p.65 気付くと目を閉じていた。目を開かなければ涙は流れないというバカげた思いつきを行動に移したのは、この時が初めてだった。私がもし本当に涙のあふれるような悲しみの只中にいるとして、あらかじめ目をつむり、感情の発露という誘惑に抗いその目を開けずにいれば、涙はこの薄ら狭い瞼の裏を満たしきり、鼻口に流れて言葉になろう。それを黙って飲みこむ時、手先の震えが文字になろう。
- 読書猫@YYG_32025年1月20日読み終わった(本文抜粋) “気付くと目を閉じていた。目を開かなければ涙は流れないというバカげた思いつきを行動に移したのは、この時が初めてだった。私がもし本当に涙のあふれるような悲しみの只中にいるとして、あらかじめ目をつむり、感情の発露という誘惑に抗いその目を開けずにいれば、涙はこの薄ら狭い瞼の裏を満たしきり、鼻口に流れて言葉になろう。それを黙って飲みこむ時、手先の震えが文字になろう。”
- はぐらうり@hagurauri-books2025年1月13日読み終わった芥川賞候補。読むたびに好きになっていく作家さん。今回は主人公というか"著者"の景子の作品。ハレとケの対比がとてもよかった。前作、前々作があるようでメタ構造になっているよう。最初から読んだほうが感動もさらに大きかったかもしれない。