短編集だけど衝撃で1日1話ずつしか読めてない

残雪よかった 安楽死についてもっとちゃんと知るべきだと思った

不条理に子供を殴る親がいること、子供とセックスをしたがる大人がいること、社会の常識が時として暴力になること

コンビニでバイトしてた頃、親戚や友人に怪訝そうな顔をされたことがあるのを思い出して苦しくなった 中村文則さんの解説が丁寧でよかった

朝井リョウワールド全開だった 推し活、搾取、芸能人の自殺、中年男性の孤独、オーディション番組、ウクライナ問題、環境問題、政治問題、非正規雇用、手取り18万以下など現代社会の問題になっていることをこんなに面白い物語でまとめられるのすごい SNSで見たことのあるようなセリフや話がたくさん出てくる 生きてるだけで偉いなんて思えないよね

大好きな朝井リョウワールドだ

20歳のときの世界が本当に生々しくて何度か吐きそうになった。女の賞味期限がいつ切れるのかを面と向かって、あるいは遠回しに言ってくるような男の人しか存在しない世界がどれだけ残酷か。 読んでからあらゆるものが歪んで見えてしまい本当に読む前には戻れないかもしれない

49歳、50歳になってもその存在が脅威なのか、と考えるとゾッとする。主人公にとって音ちゃんって結局何だったんだろう、とこれから考え続けてしまうと思う。

こういう世界線の話を言語化できるの本当にすごいと思う