すみれ屋敷の罪人
47件の記録
花春@haru-tuge2026年8月30日読み終わった大人向け:物語『少女マクベス』が面白かったので別作品も読んでみたいな〜と思い、タイトルと表紙がきれいだったコレ! 面白かった! 確かにジャンルとしてはミステリーなのだけど、スポットが当たっているのは戦時下という時代に翻弄されるキャラクターそのものだなと思った。 途中からこういうことだったんだろうな〜は透けるのだけど、真実に至るまでとその後の人間心理を丁寧に描いているので、最後まで面白く読める。 「往年のすみれ屋敷の話を、まだ存命の関係者ひとりひとりから聞く」形式なので、それぞれの立場からそれぞれのキャラクター、時代が描かれる。それぞれが抱えた秘密から目を逸らして、自分に都合よく記憶を曲げている。 「絢爛たるすみれ屋敷の思い出のベールが剥がれて、かつての真実が明かされる」形式だし、確かにそこに罪はあったのだけれど、それでも読後感は切なく清々しい。 謎が明かされてゆく過程で、キャラクターたちによい変化が訪れるのだよな。少女マクベスもそうだったので、この「つらいけれども、謎が明かされてよかったなあ」と思えるように展開するのは、作者のこだわりなのかもしれない? 戦時下という異常事態で、それぞれの心が少しずつこころの歯車が狂っていったり、最初から狂っていたり。茜さんの最後に巻き込まれる桜さんちょっと可哀想すぎるけれども。 三姉妹と使用人たちで、絆の描き方が対照的なのが、かなしくも美しい。 市川さん…市川さんもなあ…彼の主張もまたすみれ屋敷の人々を想ってのことだったのがせつないな…。 桜さんが姉を疎んでアカだと嘘の密告をするシーンがぞっとしたな…。桜さん、平和であればそんな過激な加害行為をするような人ではないだろうというのはそれまでの描写でわかるから、「戦争はそこまで人を変えるのだ」というわかりやすい例示だった。 葵さんがあれは己への悪意ではないと信じてるあたりも、そうだね、そりが合わずとも大事な妹だものね、そう信じたいよね…とじんわりつらい…。 全員必要なキャラクターだったのだけれども、人数多いし人間関係も多様だったので、誰が誰か曖昧なまま読み進めてることが多かったのが残念かなあ。屋敷の見取り図とキャラクターの一覧図ほしかったかも。 誠の命が救われるところもなー…そこだけファンタジーすぎる気がするので、もう少しぼかすというか、「まあ現実的には違うだろうけど誠はヒナかもしれないと夢をみる」くらいのラインに落とし込んでほしかった。 面白かった! 次はどの作品を読もうかなあ…!
藍@ai_uesugi1172026年8月19日読み終わったかつての名家から発見された白骨。 証言を基軸として物語が進んでいく形式で、芥川龍之介の『藪の中』っぽさを感じた。 読み終わった後の、タイトルはこれしかないな!!感が凄い。 素敵な作品だったな〜。
ぐれこ@greco2026年4月7日読み終わっただからタイトルが犯人じゃなく罪人なんだね。横溝的な展開を期待してしまったけれも、そうではなく。もっと繊細で儚く、精神性優位なミステリーだった。構成が上手、好みは分かれそう。
ゆき@sugoihayasa2026年1月18日読み終わったインタビュー形式のミステリー 人が人を語るときには、意識的・無意識的に自分の視点が必ず入り込んでしまう 語り手が変わるごとに視点が重なり合い、すみれ屋敷の人々の性格や生活が少しずつ明らかになっていく構成が印象的だった 罪は存在するけれど、いわゆる悪人はいない 読後感のよい一冊

Tomy@books_tomy2025年12月14日読み終わったとても面白かった。 大切なものを守るために真実を隠し秘密を守ることで罪人になることを選んでしまった人達の物語。 じんわりと温かな気持ちになって読後感の良い小説でした。




Tomy@books_tomy2025年12月13日読んでる途中まで読んだところだが、めちゃくちゃ面白い。 すみれ屋敷という洋館から発見された白骨遺体について、そこで暮らしていた美人三姉妹にフォーカスしつつ戦前戦中の当時お屋敷に勤めていた使用人の話から追い求めていくというもの。 証言は嘘や秘密が隠されており、読み進めていくとどんどんストーリーに引き込まれていく。 話の展開がインタビュー形式で場面転換も多くとても読みやすいし、お屋敷で当時何があったのか気になってページを捲る手を止められない。

もりの栞@mori_book2025年10月4日読み終わった大好きな本@ ホテルとある場所で譲り受けました。 タイトルと表紙に惹かれて選んだのですが、内容も好みで嬉しい巡り合わせでした。 登場人物それぞれが語る物語が段々に重ねられていくことで、作品がより奥深いものになっていく構成がとても好きです。あぁ……なんだか油絵みたいですね。 私の好きな某舞台の脚本を書いたことがある作家ユニットだと知って、一層、他の作品にも興味が湧きました。
よもぎ餅の本棚@yomogi032025年9月15日読み終わったある屋敷で発見された遺体。 その謎を解き明かす為情報を集めていく。 集まる事に見えていた景色が変わる。 真相はまさかの…?新しい形のミステリー 少しずつ明らかになる嘘と真実。
サヤ@sayaemon2025年9月4日読み終わったKindleで読了 最後の解説で、作者が作家ユニット名なことを初めて知った とある風雅な一族とお屋敷、使用人たちの身に起こった悲劇について紐解いていく インタビュー形式をとっているので各人の主観が色濃く、人間らしい嘘や誤解で物語が複雑化していく様が面白い キャラクターの個性や生き様も過不足なく、温かく描かれている シンプルな筋立てで、安心してさくさく読み進められるタイプのミステリー






翠@noctambulist2025年6月1日読み終わった再読矜持と呼ぶにはゆがんでいて、忠義という言葉もそぐわない、ただ悲愴な覚悟に、読み返すたびに胸をうたれる。畏れてもいるし、羨んでもいるような気がする。行為こそ道義に反するものだけれど、その想いはどこまでも強く深く、私から遠いものだと思うから。
びーどろ@ruru__2022年12月8日読み終わっただんだん真実が見えてくるこの感じが大好き。 やっぱりミステリーは好きだなと思いました☺︎ 主人のために、娘のために、 それぞれがそれぞれのために嘘をつく。 愛なんですよ。 〜 𖤐˒˒
shinon@hort82book2022年7月17日読み終わったかつて読んだミステリーお屋敷の使用人に当時のことを聞きながら謎を紐解いていく物語で、それぞれが自分を、誰かを守るために嘘をついたり語らなかったり。 お嬢様たちは色んな形で愛されていて真相がわかっていくごとに切なさももどかしさもあったし、驚きもあった!『すみれ』が鍵だったね。 後味がよくて友だちにもおすすめしました!




































