塩一トンの読書

塩一トンの読書
塩一トンの読書
須賀敦子
河出書房新社
2010年8月3日
10件の記録
  • 森沢菜実
    森沢菜実
    @nami_mrsw
    2025年11月11日
  • 杜
    @mok_q_
    2025年11月7日
  • ヨル
    ヨル
    @yoru_no_hon
    2025年11月6日
    『「ひとりの人を理解するまでには、すくなくも、一トンの塩をいっしょに舐めなければだめなのよ」 (中略) 文学で古典といわれる作品を読んでいて、ふと、いまでもこの塩の話を思い出すことがある。この場合、相手は書物で、人間ではないのだから、「塩をいっしょに舐める」というのもちょっとおかしいのだけれど、すみからすみまで理解しつくすことの難しさにおいてなら、本、とくに古典とのつきあいは、人間どうしの関係に似ているかもしれない。読むたびに、それまで気がつかなかった、あたらしい面がそういった本にはかくされていて、ああこんなことが書いてあったのか、と新鮮なおどろきに出会いつづける。』p.10~ 本のすべて理解したいと思っても、そんなことは到底できないわけで、わたしの理解力の乏しさに、たのしいはずである読書が、まるで修行をしているかのように苦しい時がある。「塩をいっしょに舐める」という言葉がまさしくわたしには当てはまった。その分、自分なりに理解できたり、納得した解釈が見つけられた時の感慨はひとしおなのだけど。 『長いことつきあっている人でも、なにかの拍子に、あっと思うようなことがあって衝撃をうけるように、古典には、目に見えない無数の襞が隠されていて、読み返すたびに、それまで見えなかった襞がふいに見えてくることがある。しかも、ートンの塩とおなじで、その襞は、相手を理解したいと思いつづける人間にだけ、ほんの少しずつ、開かれる。』p.11~ 須賀敦子の解釈を読んでたら、ずっと懸念してた谷崎潤一郎の『細雪』も読んでみたくなった。
    塩一トンの読書
  • ひつじ
    ひつじ
    @hitsuji_zzz
    2025年11月6日
  • こつ子
    こつ子
    @kotsuko12
    2025年10月31日
  • 澄花
    澄花
    @hanaikada315
    2025年4月16日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年3月12日
  • いん子
    いん子
    @inko1908
    2025年3月12日
  • ゆっくりで
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