恋恋往時
23件の記録
もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月4日読み終わったおもしろかった。 台湾と日本、過去に日本が殖民地にしていた時代があるので日本語が堪能な世代がいる。 そのことについて無頓着でいられないし、その理由について考えをめぐらせるべきだと思う。 ただ当事者(日本統治時代に日本語教育を受けた人たち)が自分たちの言葉として仲間内で日本語で話したり日本語の歌(しかも軍歌)を歌うことがあることに驚いたけど、本人たちの共通の思い出なのだから当然なのかもしれない。









もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年10月3日読んでる『二匹の虎』 独特な文体というか、基本的に日本語で書かれているけど、会話に台湾語(あるいは中国語)がときおり挿し込まれてきて、はじめは読みにくか感じた。 台湾語が繁体字で書かれていたり、音だけをカタカナで書いていたり。 前後の文脈で何が書かれているか推測できるので慣れれば読める。 台湾で台湾人の父と外省人(中国本土出身者)の母の間に生まれて、3歳から日本で育った主人公が祖母の葬儀で台湾に「帰った」時の話。 アイデンティティは人それぞれだけど国籍」言語、居住地などに影響されることが多い。 彼女にとっての台湾はどこか他所の事に感じてしまっていたけれど、葬儀でたくさんの親戚に歓待され、居心地のよさを感じられたのがよかった。 精神的な故郷のようなものってあると心強いよね。 『幸福な被写体』 台湾からの留学生の思希が日本で出会った写真家のモデル(被写体)になるんだけど、写真家のステレオタイプな考え方や差別的な発言にイライラしてしまった。 「思希の日本語がかわいい」というのは日本の大学に合格するだけの日本語能力がある彼女に対して失礼だし、思希の日本語は母語話者と対等に口喧嘩できるレベルではないからって見くびっているというか下に見ている態度にも腹が立った。 写真家自身は彼女の母語を学ぶつもりははなからないようだったし(途中から恋人だったのに) 完成したポートフォリオのタイトルは「My dear Taiwanese girl」で結局思希の外側を撮っただけのものだった。 「台湾人の女の子」を撮りたかっただけで思希という一人の人間、一人の女性が撮りたかったわけではなかったというのがなんともグロテスクで思希を傷つけたと思う。 彼女が日本に憧れたのは祖父との思い出によるところが大きく、子どもの頃から祖父にねだって聞かせてもらっていたある写真にまつわる思い出を大事にして日本に留学したのに嫌な奴と出会ってしまって不幸だし、思希と写真家のエピソードについては「不幸な被写体」だなーと思った。









nekomurice@nekomurice1232025年8月4日読み終わった日本語、台湾語、中国語が出てきて混乱して、登場人物の名前が覚えられなくて、誰が喋っているのか時々混乱して、ストーリーに集中し損なった。もっと楽しんで読めるように努力したい。静かに進んでいくけど、日本統治時代、男尊女卑などが出てきてチクチク胸が痛む。
































