本を贈る

13件の記録
- 𝘪𝘯𝘰𝘳𝘪@fysminr2025年4月13日読み終わった@ 自宅よかった! 藤原隆充『心刷』の章にあったように、この本の奥付には印刷所、製本所、校正、装丁・装画、編集・本文組版を担当した人の名前がひとりひとり記されていて、素敵だなと思った それと奥付の著者の項ではすべての著者名にルビが振ってあり、ありがたかった 牟田都子 『著者の頭の中で濃い靄のように渦を巻き、うごめいている不定形のものがペン先(キーボード)を伝って紙(ディスプレイ)に流れ出すときにこぼれ落ちてしまうものがある。いびつな形のままに固まってしまうものがある。「ほんとうはこう書きたかった」という形は著者の頭の中にたしかにあるはずなのに、ゲラがそれに追いついていないように見える。そんなときにどうすれば著者の頭の中にある形のことばに近づけられるのかと、想像力をふりしぼるのが校正なのではないか。その行為は「読む」というよりも、まだ形になっていないことばに「耳をすます」というほうが近い気がするのです。』 若松英輔 『人生の暗がりは誰もが経験する。そこから脱け出るための光を人は書くことで自分自身に贈ることができる。』