橘の家

18件の記録
- 木村久佳@kuCCakimura2025年8月20日読み終わった日曜日、青山ブックセンターで開催された佐々木敦氏×町田康氏のトークイベントに参加しました。 たくさんタメになる対談を聞けましたが、町田さんは実際にお話しされてる姿もご著書の通りでした。終始炸裂する町田節にカッカッケェェェェェェが止まりませんでした。 特に印象に残っているのは質疑応答での「読むことにタイムリミットはあるか」という質問への回答でした。 曰く「自分が書こうと思った時点で終わり」。 読んでいるものを評価するようになると、昔の純粋な気持ちでの読書にはならない。書くのを忘れて、純然と読むことを楽しむ方が良い、とおっしゃっていました。 数多くの文学賞で審査員をされいる町田さんならではのコメントだと思い、とても納得しました。 とはいえ、 昨今、創作をする人たちのための指南書のようなものが流行っており、そういった本を私も読んではいるのですが、 町田さんのコメントは、こういった指南書を否定するものでは無いのだと思います。 最近私がとみに興味を寄せているのは「創作者のための読書術」(フィルムアート社)ですが、こういったものを一読しようが、何度だって読み返そうが、私のような素人が、 町田さんのように、文学賞審査員をされているのみならず、きっとプライベートでも何千冊何万冊と言う本を読んできた方の深い読み方やその真髄にすぐに辿り着けるわけではない。 指南書を一回読んだからとて、良い意味でも悪い意味でも、タイムリミットはすぐにはやってきてくれないと感じます。 当たり前っちゃ当たり前ですが、傲慢な私はそういうことをすぐに忘れそうになるのでここにしたためました。 書くことも好きですが、読書の楽しさを忘れずに、今後も活字と付き合っていきたいと思っています。
- noripiii@quadspin_norimusubi2025年7月20日読み始めた読み終わった2冊も連続して女性性のストーリーの本を手に取ってた。三島賞受賞作、と帯に書いてあったから手に取ったんだけど、ページをめくる手が止まらない系の本。 人生が破壊されていく様子が凄い。母から子への負の連鎖。主人公のこの後、立ち直ってゆけるんだろうか…芥川賞とかも好きそうな感じの描写なんだけどね。人間って脆いよね…
- Y_KATSUKI@k2_44162025年7月17日読み終わった出産をめぐる祈りと呪い。命を繋ぐことの業の深さ。『アンスピリチュアル』と通じるところも。 〈若い女は今にも泣いてしまいそうな顔になって、「娘さんにお腹を触ってもらうことできませんでしょうか」と言った。 ……「この家の娘さんにお腹を撫でてもらうと、子どもを授かると聞きました」〉