たゆたえども沈まず

9件の記録
おかめ@okame2026年1月1日かつて読んだ何度も読み返してるこの著書は五十を超える文献をもとに、多くの協力のなかで生まれた史実に基づくフィクションです。 けれど私には、史実以上に人の心のやさしさや誠実さを描いた物語のように感じられます。 この本に出会う少し前、私は「ヘレーネ・クレラーコレクション」のゴッホ展を観に行っていました。その余韻のなかで読み進めるうちに、私は自然と「理解者」という言葉を思うようになりました。 マハさんは別の著書で「アートは友達」と書いています。その言葉を思い出しながら、私はヘレーネとマハさんの二人を、ゴッホの理解者なのだと感じました。 ゴッホはしばしば「狂気の画家」と語られがちですが、私はそのたび、少し寂しくなります。絵よりも苦悩ばかりが先に語らられてしまうことが、どこか悲しいのです。 だからこそ、この本に描かれる人々ーーテオへの手紙を書く林忠正、作品を集めるヘレーネ、そしてそれを物語にしたマハさんーーそうした人たちが、ゴッホのそばに「理解しようとする存在」としていることが、私はとても嬉しかった。 とりわけ、林忠正の手紙にある「在らん限りの友情を込めて」という一文は、読むたびに私の心をそっと整えてくれます。いまでは、それが私の静かなよりどころのひとつです。

白湯。@wakao-302025年10月23日読み終わった史実をもとに激動の中に生きた兄弟の話を確実に再現していて本当にタイトルどおりたゆたえども沈まずやった。すごく人生の厳しさやその中での喜びってのが考えさせられて感動的。 話の展開が本当に怒涛で1日で読み終えた。そして作中の言葉が綺麗で魅せられた


- oshio@oshio2025年10月4日読み終わったまた読みたい原田マハの作品は大好きで初めての美術作品。美術館に行くのも好きだからとても楽しかった。出てくる人みんな素敵な人ばかり。美術館に行くのが楽しみになる1冊でした。













