「ちょうちょはどこへでもいかれる　 きのうをとびこえ　きょうをくぐりぬける」 わたしのそばに　ずっといて欲しい本

飛び出そう　大好きな鞄をもって ひとりでも大丈夫って　証明するために

滑らかな表面　繊細な装飾　押された箔の言葉たち 手放せない　大切にしまっておきたい そして 時々　思い出して　味わう それはまるで　一粒のチョコレート

なぜ彼は臨むのか 金鳥だから　ただそれだけ 彼が彼として立って行くため 世界の約束　彼の宿命 だから　俺は　主人を選ばない

そして誰もがいなくなった かつて読んだタイトルが 自然とくちびるにのった　22時半

あなた　と　わたし　の境界なんて取っ払って 生まれ育ち出会い　すべてに感謝する 寂しさ？　欲？　とんでもない 崇拝　そのもの　こんな世界で あなたがいる　それだけで

ゆこう　友人に会いに 情熱を　この目でみるために

私も　「黄金」　を　夢みてる？ まるで違う　自分から目を背けて 確かにあるのは　ベッドに沈む今だというのに 見逃したくない　私の「氷」

月と人の関係 古の彼らも　未来を征くあの人も　今ここに立つ私も ここから

場所を同じくして出会うこと かつて　そこであったこと 実は　わたしの隣のはなし

彼らと今日も生きている ただ　私が　知らないだけ

読み終わらないとわからない この本が存在する理由と意味は