煙たい話(1)

20件の記録
- り@Rii_11222025年8月9日読み終わったすごく大好きなお話。恋人ではないし、パートナーでもないし、相棒でもないし、特別昔から仲のいい友達でもない。でも、この人といると落ち着くし一緒に居たいし。相手に対して悶々したり、なんだかよく考えるようになったり。 簡易的に恋愛だと言っていいのかな、いやそう言う関係でまとめてしまっていいのかな、と思うほど愛おしくて密度の高い漫画。 簡単な単語で消化するにはあまりにももったいないぐらい静かで深くて、柔らかい漫画なので、とても大好き。今は3巻まで読んだ✨
- 🌜🫖@gn8tea2025年7月23日読み終わったもらった長年親しくしてきた友だちというわけでもなく、恋人同士でもなく、なんだか一緒にいると楽しい、居心地がいいという理由で一緒に住みはじめたふたりの物語。お互いに特別な感情を淡く抱いている関係を、安易に恋愛のお作法に当てはめるのではなく(こう書くと同性愛のアンチみたいですがわたしは恋愛のアンチです)、ふたりに固有のものとして丁寧に描写している点がとてもよかった。 本来ひととひととの関係はひとつとして同じものはなく、それぞれに固有の感情、固有のかたちがあると思う。それを型にはめてラベルをつけた瞬間にこぼれ落ちてしまうものがたくさんあって、それらについてあまり語られてこなかったのではないか。 わたしはなんでもかんでもすぐ「友情だ〜」と思ってしまう悪い癖がある。それは「恋愛」に対して「友情」がなんでも受け止めてくれる広い概念だと感じているのもあるし、「恋愛」に対して「友情」を下位とみなす世間への抵抗でもある。だから本作も「友情」の物語だ……!と言いたくなるが、これはあくまでも武田と有田の物語なのだと思う。ただ、武田に「一緒に住まない?」と提案された有田が、将来はどうするんだと考える場面を読んで、新しい「友情」の将来像を見せてくれたらいいなぁと少し期待してしまった。「恋愛(特に異性愛)」には将来が約束されていて、「友情」にはないなんて、そんなことあってたまるか(個人的には他者との強固な関係はもう望んでいないけれど、それはそれとして、「恋愛」じゃない関係の未来が描かれることに意味があると思う)。 漫画はつい一気に読みたくなるけれど、こうして1冊ずつお迎えしてじっくり楽しむのもいいなと思う。今のわたしにはすぐに全巻を揃えることは難しいけれど、少しずつ集めていきたい。贈ってくださった方、本当にありがとうございます。
- 木@umounmoun2025年3月15日再読中ふと読み返すことが多いのが1巻の最初のほうな気がする。とくに、引越しのために有田が運転を担当するところをよく読み返す。いろんな作品でこんな場面をみると記憶に残りやすい。誰かが運転して誰かが助手席にいる場面。
- さくらゆ@skryuh_2025年3月12日お気に入り好きな作家大好きなシリーズ誰かが躓いた小石は、他の誰かにとっては認識すらされていない小石かもしれない、他の誰かにとっては越えられないくらい大きな岩かもしれない。そんな物事について、考えを巡らせている人がいる。それを知ることは、この世の中を生きる上で、少しだけ呼吸がしやすくなるようなこと。そういう作品だと思います。