腹を空かせた勇者ども
61件の記録
梔子@asago_4042026年9月18日読み終わった金原作品によく出てくる恋する母親。だが今回は珍しくその娘視点で描かれた作品。 普段書いているような理論武装の大人の女性ではなく、陽キャ女子中学生ということで新鮮だった。 金原さんは、人と人は決して分かり合えないということをずっと書き続けている人だと思っているのだけど、読んでいる私と登場人物とで、金原ひとみ初見作品である『軽薄』ぶりにそのことを強く感じた。 終始娘視点だったことで、今まで偉そうに客観性の有無や恋と母親を両立させている(最も別作品では娘に「無理やりこなしていた」と言われているが)ことを説いていたことがそうではないとより浮き彫りになっていたし、母親の彼氏が最後まで情報としてしか出てこない構成も良かった。 いつもより若い子に向けて書いたのかなという雰囲気を感じた。『理屈っぽい大人なんて相手にしないで、好きだと思えるもの大事にして、それを伝えられる言葉と気持ちの強さを持って生きてね』と言う様な…。 私自身、親の恋愛というものに人より強い抵抗感がある自覚もあるので、それを娘視点で描かれるとなるとかなり疲弊してしまって途中休憩を挟んだ。 不倫しながら離婚はしないし、どころか彼氏がいることを隠しもしないで、娘にはスマホの使用時間や門限などを厳しく設け、破った時にはペナルティや自分の価値観に見合う納得させる理由を中学生に求める母親。人には想像力がない語彙力がないと説教する割に、圧倒的に自分よりも人生経験の少ない歳下相手に同じ目線に立たせようとするその姿勢がどうも気に入らない。挙句の果てには、娘に対して「人の恋愛に口を挟まなければ人生はもっと有意義になものになる」などと嫌味を飛ばす始末で、いやいや、子どもとパートナーは巻き込まれてるんだから口を挟む権利があるんだよ、と…。 幸せは一つの要素によって得られるものじゃないというセリフ(不倫していない父親が発した言葉だが)がある。それ自体はそのとおりなのだけど、絶対に傷つく人がいることが誰でも分かることでしか得られない幸せを求めてしまう場合、ただの自分勝手な欲張りさんにしか見えないし、そういう人が愛だの恋だの語るのはちゃんちゃらおかしいと思ってしまう。どうしても私には何をどう解かれても肯定できないことだ。 余談だけれど…この手の人たち、一日三食・弁当、家を空けるときの作り置きとかそういうちゃんと料理を作っていることを盾にする人多いけど、恋人いない親が同じことやっても特段褒められなかったり感謝されないことがアピールポイントみたいになってしまうの、世の不倫してないお母さん・シングルマザー達を思うと何の大義名分にもならないんだけどなと思う。この作品において母親は別に恩着せがましくしているわけではないけれど、勿論罪悪感のためでもない雰囲気でやるべきことをやっているという印象。ただ、娘はかなりそのことに対して大変だなとか気を遣っている印象を受けた。忙しのは仕事+彼氏に会いに行ってるからという自分で首絞めてるだけなのに…、勿論お母さんがご飯を作るのが当たり前!と感謝を忘れてしまうのは良くないけれど、子どものときくらいそんな気の使い方しないでいてほしいと願ってしまう。…年かな笑

emu@emu___0h1s2026年7月21日読み終わった私はレナレナとはタイプも違うしどちらかと言えば真逆な陰キャだけど、モヤモヤしながら負の感情に揉みくちゃにされながら悩んで傷ついて、それでも大切な誰かのためにまっすぐに走っていけるレナレナのようで在りたい。大好き


chutan@junkers_57112026年7月2日読み終わった10代半ば、自分はどうだったかなんてとても思い出せない。でも令和を生きるこの主人公たちが青春してるなぁと思う。清々しい一冊、楽しかった。
らて@latte_04122026年3月28日読み終わった図書館本図書館本。借りてすぐに読み終えてしまった… 悩みながら将来を切り開いてゆく、若いエネルギーに満ちた主人公でかっこよかった 同じ年代の者として、たくさんの悩みを抱える主人公の気持ちにすごく共感できた反面、悩みを解決してゆく主人公を羨ましく思ってしまう でも、解決するスピードが遅くても、速くても、思春期の私達はみんな複雑な思いを抱えて生きてるんだなと改めて思った あとこれを読んで、春から高校生なので、地元の友達を大切にしようと決意した…

ちぃ@CheeChaN_202603062026年3月27日読み終わった図書館本図書館で借りたわたしは言語化が苦手なので玲奈がママに部活のことを訊かれてるのがちょっと怖かった 言語化する的な本が最近増えたけど言葉にできない「何か」を大切に持っててもいいんじゃないかなと思ってしまう





源三郎@book_look2026年1月6日読み終わった少女らの青春の一幕。 眩しくって痛くって、目を瞑ってしまいそうだった。読んでいる間中、自分の学生時代の思い出が一気に頭を駆け巡る。中高生ならではの無敵感と揺らぎが好きだった。 同時に玲奈の父と母に共感してしまう自分もいて、あの日々はもう取り戻せないのだと悟る。 私はいつから大人になってしまったのだろう。 === ○「責任って、お前は大人か!」 後先考えずに突っ走ることができるのは、未成年の特権なのかも。 だが大人だって所詮は大きくなった子どもなのだから、時には訳もなく駆け出したっていいんじゃないかと、そう思えた。 ○中学生の玲奈。 「永遠にママのことを完全に否定することはできないのかもしれないと敗北感に似たものを感じる」 ママを罵倒すると悲しくなって、大好きだーって思うと勝手に裏切られた気になって、怒りが湧いてくる。敗北。愛による侵略は進んでいて、革命を起こそうとしたって自らの手で鎮火させられてしまうのだ。
ミオReads@hanamio032025年10月13日読み終わったぐわーーーーーーー!という、言葉にならない衝動がドコドコ湧き上がってきてそのエネルギーに心臓を三倍速で脈打たされるみたいな、もうめちゃくちゃに面白かった。子供だ。子供だけど、こんなにありのままに子供なの、その子供の心が文章に、物語になってることにずっと痺れていた。 「自分の母親がこんなママだったらマジで面倒臭くて耐えられない」「自分の母親がこんなママだったら成立していた対話が唸るほどあったんだろう」とママが出てくるたび子供の心で思ったし(そしてご飯がマジでおいしそうすぎる)、「自分の父親がこんなパパだったら感覚の遠さや共感のなさに憤りと諦めがあっただろう」「自分の父親がこんなパパだったらトンチンカンだろうとやっぱり対話はあったし支配はなかったんだろう」と子供の心で思った。 もういい大人なので物語に大人と子供が出てきたら9割大人に感情移入しちゃう今、ずっと子供の心で楽しめたり自由を求めたりできたのが楽しかったなぁ。だってあの質感。「パパはわたしが今小学生って言っても信じそうだけど、ママはわたしのブラのサイズを把握してるし生理周期もなんとなく把握してる」という差違の生々しさに膝を打ちすぎて本当に気持ちがよかった。ああ面白かった。面白かったな〜!!!!

☾@__youl2025年5月20日読み終わったレナレナのような学生生活が羨ましいと思ったし、私もこんな学生生活をどこかで送っていたのかもしれない。お母さんとの考え方の対比がずっと面白かったし、そこにずっと愛があったのは良かった。ド直球で複雑な感情の狭間にいるのが苦手なレナレナだったけれど、ラストシーンはそんなレナレナっぽさもあり、成長も見えて、素敵な主人公だった。総じて、ぐんぐん読めて面白かった! p.225 『私は正しいことを言って、正しさと正しくなさの狭間で苦しんでいるミナミを正しさで殴っているような気もした。』
もなか@monakanonakama2025年5月14日読み終わったリアルコロナ禍の設定で展開されたことにまずビックリした。中学生の娘の方に共感してお母さんひねてるなーって感じでしまったので私自身が多分かなり幸せに育ってて精神的に幼稚なのかもしれない…と別の意味で考えさせられてしまった。



























































