こびとが打ち上げた小さなボール
49件の記録
盛り@fzke03152026年9月9日読み終わったすごいものを読んだ……。 韓国で長年読まれる、教科書にも載る本だとは知って読んだが凄惨な過去と愛の物語だった。 凄惨な過去は障がい者差別、家長夫制、貧困と貧富の差、悪辣な労働環境、搾取。 その中で愛を持って子どもたちに語りかけていたこびとのお父さんはあまりにも純真なように思える。 この物語、労働者がストライキをして処遇改善してやったね!という話だと思っていたら最後も悲しい。 エピローグの前の話が搾取する側なのがヨンスのやったことに対して勧善懲悪ものとして終わらせない社会の道徳的側面が現れていてよかった。(ヨンスに感情移入しているからちょっとムカついたが) 「こびとが打ち上げた小さなボール」というタイトルと表題作、こびとのお父さんが打ち上げたボールって労働環境改善のための組合活動、社会に対しての反抗の種だったのだろうか。 1970年代の韓国の暗い歴史に触れられる本だった。


すいかのたね文庫🍉@usamaru_hamham2026年2月19日読み終わったK-BOOK読んでくぞ2026年1冊目。(たぶん) 「漢江の奇跡」という言葉を思い出した。経済成長の名のもとに、こびと一家が踏みにじられてきたわけなんですね。この経済成長について、朴正煕はいいこともしたみたいな論調もあるようだが、いやいやだめじゃね!?となった。50年以上前の小説とは思えないくらいのみずみずしさがあってびっくり。


巻貝雫@makigaitown2026年2月5日読み終わった全てが衝撃的でした。 寓話的でありながら貧困と労働問題と、階級間の認識の違いが真に迫って感じられると同時に、1970年代はもちろん今の韓国社会のことを何も知らないし、何なら自分の周りの日本社会についても、その歴史についても見えていないものが多いのではないか、と感じさせられました。 4月から学生でなくなることやちょうど一人暮らしを始めてから数ヶ月経ったことでお金について悩む機会が増えたこともあり、私は誰の目線に立っていてどこの立場にいるのだろうと読みながら俯瞰して考えることもありました。 何にせよ、衝撃的で何回でも大事に読み返したいし、考えを深めていきたいと思う出会いでした。



ハルタ@haruta1272026年1月18日読み始めた読み終わったイントロとしてメビウスの帯とタルムードの煙突の話を置く、すこぶるカッコいい構成。 最初の話はイ・チャンドンのバーニングを思い出した。階級と車と火。 いろいろすごかったが、最終章の権力者の息子の章が印象に残った。あらゆる加害的な人物に共通する歪んだ見方というか、こういうふうに世界を見ているのかという納得をした。



































