光る夏 旅をしても僕はそのまま

20件の記録
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年9月9日読み終わった@ 自宅今日は在宅勤務。隙間時間に最後まで読み進めた。 台湾のラストシーンがとにかく見事。「あとがき」を読み、この不思議な構造にも納得。地理の自由。地理の官能性。時間をまとめる操作への抗い。挑戦的な紀行文。絵も良い。 (中村達さんが『君たちの記念碑はどこにある?』で提唱した概念「地憶」がふと頭に浮かんだ。)
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年9月7日読み始めた就寝前読書お風呂読書@ 自宅5篇読む。カラーの口絵はあるが「まえがき」などは特になく、ジャワ島最終滞在日から始まる単刀直入な(親切すぎる本が多いなか、今どき)珍しい構成。断片的に提示される著者の旅の記録に、〈細い糸をたどるようなやり方で〉(83頁)分け入っていく。派手さはないけど滋味深い対話やシーンの数々が心地好い。「受難のメキシコと今村」の回はとりわけ印象深い話だった。