工場

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小山田浩子
新潮社
2018年8月29日
23件の記録
  • ABL
    @abl
    2025年5月20日
  • K4
    K4
    @K455338
    2025年5月13日
    この工場何かがおかしい。 目的のわからない作業。奇妙な同僚たち。
  • chan.
    @chan-hon-chan
    2025年5月12日
  • ゆうき
    ゆうき
    @madoromi_y
    2025年5月4日
    ‪☆‪☆‪☆ ゴリゴリのファンタジーかと思えばそうでもなく、奇妙な雰囲気はあるものの、割とリアル寄りのように私は感じた。 ある地方の大企業らしき「工場」に、必要なのか不必要なのかよく分からない役割を与えられて働く登場人物たち。作中に散りばめられている謎の多くは謎のまま残される。けど、一人称視点が登場人物ごとにころころ移り変わるので、そのときその人が考えていることとか思想のバックグラウンドは分かる構成。 仕事があるからそこに人が就職する、というよりは、「人が生きてお金を稼ぐために「工場」という仕組みをわざわざ作り、不必要に思える仕事を与えられ、経済と生活を回していく」みたいな雰囲気。
  • たは
    たは
    @taha
    2025年4月30日
    読んでてぞわぞわした。
  • ういよ
    @ttmm
    2025年4月26日
    ヌートリアって架空の生物かと思ってたら科博に行ったときに実在することを知って衝撃を受けた
  • Antiqua.
    Antiqua.
    @An_09
    2025年4月21日
  • mona0922
    mona0922
    @shady1984
    2025年4月8日
  • 踏み跡
    @fumiato_24
    2025年3月31日
  • あんどん書房
    あんどん書房
    @andn
    2025年3月27日
    ---ネタバレありの長文です--- 表題作。町一個を抱え込むほど巨大な「工場」を、新たに働き始めた三人の視点から描く。 最初に出てくる牛山佳子が契約社員として働くのは「印刷課分室」の実務補佐チームで、仕事内容はひたすらシュレッダー。 つづいて登場する古笛は「環境整備課屋上緑化推進室」という一人だけの所属することになる。大学でコケの研究を続けていたところに求人が来て、半ば追い出される形で働き始めたのだった。部署の目的は屋上をコケで緑化すること。 最後の牛山(佳子の兄)はSEとして働いていた職場をクビになり、派遣会社に勤める恋人のつてで「資料課」に所属する。ここではひたすら校正の赤入れを行うことになる。(なぜか一度直したはずの資料が、よりミスが多くなって戻ってくるなどする) なんというか、どれも絶妙に要らないというか、雇用を産む(あるいは「工場」に人を取り込んでいく)ために無理やり一つの仕事として独立させられているみたいな仕事である。どことなく不穏な気配も感じる。 最初は三人バラバラに描写されていたのがだんだんリンクしてきて、と同時に時系列が謎めいてくる。最終的に牛山(妹)と古笛が働き始めた時期に15年のズレがあったことが分かるのだが、他にも色々と謎な部分が残されている。 ・なぜそれぞれの人物の発言で工場の姿がズレているのか。なぜ沖縄料理屋が突然現れているのか。 →役職や立場(社員証の紐の色)によって工場が姿を変える? ・なぜ牛山は工場ウになってしまったのか。そもそも工場ウ(を含めた工場特有の動物たち)とは何なのか →安部公房の『棒』を連想する。使い捨てられ心を病んでしまった人たち……みたいな。そんな工場ウさえもインクのトナーか何かとして搾り取られる。 工場アニマルたちの生態についてはそれぞれ核家族、一人親家庭、単身者の暗喩っぽい感じもする。 ありきたりな解釈かもしれないが,社会の縮図なんだろうなと思う。単純作業で糊口を凌ぐ人もいれば、ブルシットジョブの高給取りもいる。それぞれがそれぞれに不満ややるせなさを抱えながら働いているが、その仕組みを作り出している工場=社会の実態はなぜか見えてこない。 二作目「ディスカス忌」。 「僕」は付き合いの長い友人・斉木から、浦部が亡くなったと電話をもらう。「僕」が初めて浦部に会ったのは半年前。子どもが生まれた浦部に手土産を渡すという斉木が、一人では気まずいと「僕」を誘ったのだった。 浦部は裕福な家庭に生まれ、ろくに働かずに熱帯魚を買う暮らしをしていた。「僕」は浦部の部屋で彼の妻子と会い、壁一面に飼われているディスカスを見る。 しかし、浦部の葬儀に参加した斉木によるとその場に妻子はおらず、浦部は結婚していなかったと分かったのだった。 「僕」は結婚して三年になるが子どもができず、そのことを気にしてしきりに検査を促す妻に参っている。泣いている妻のそばで、オタマジャクシのようなディスカスの子どもが、ぷかぷかと浮き沈みしている様子を思い出すのだった。 なとと要約してもよく分からない感じになってしまうのは、読者の解釈に委ねられる部分がかなり大きい作品ゆえだろう。 読みながらぼんやりと思ったのは、「浦部の妻、人間か?」「なんなら僕の妻も人間か?」というややホラー気味の解釈。少なくとも人間側と熱帯魚側の出産が対比されているのは明らかで、そして浦部の妻も「僕」の妻も、どことなく人間離れした雰囲気が感じられるのだ。ついでに言うと、酒のつまみとして浦部が出したエサ用のエビを食べるのも浦部と僕だけで斉木は不快がっていたり、浦部の家に忍び込んでエビを食べていた謎の少女の存在も引っかかるところではある。 しかし一方で、この小説はあくまで「僕」の視点から描かれているのであり、「僕」が勝手に女性たちを理解不能な存在と見ている可能性もある。産後は変わってしまうとか、気を使わなければならないとか、どちらかというと消極的に接しているところがある。その本音の面倒臭さみたいな部分が言外に示されているのではないか。 浦部に関しては明らかに育児家事に参画してない感じがあるので、なんかそういうところで祟られてるんじゃないのかな。(ディスカスの恩返しからの祟り……?) 三作目「いこぼれのむし」。 正直いちばん生理的にしんどい話だった。 「工場」と同じく多視点の作品で、中心的な人物の奈良と、同じオフィスで働く先輩や上司の視点が交互に描かれる。奈良は正社員四年目だが仕事ができない自覚があり、気後れを感じている。そんな彼女を同僚たちは陰であだ名で呼んだり、やる気がないと思ったり、うつだと断定したりする。主観と客観のズレというところが一つの主題だと思う。 それだけならまだお仕事小説と言えるが、タイトルの通り随所随所で出てくるモチーフが「虫」である。大根菜に付着したままで食べてしまった卵の食感、雑草地に蠢く赤と黒の毛虫、韓国土産のポンテギ、観葉植物の鉢の中で増殖するヨトウ…… 夢に出てきそうなのであまり思い出したくないが、果たしてこの虫たちは何のメタファーとして登場しているのだろうか。 読み解けなさそうなので色々調べていたら、「居零れる」という言葉があることを知った。座りきれず外にはみ出てしまうこと。 奈良が胃の中で虫が増える想像をしている場面が強烈すぎて「胃こぼれ」だと思っていたのだが、なるほどここは掛けていたのか。 胃の不調で苦しんでいるのに周りからは勝手に鬱とか不機嫌と思われて敬遠され、居零れてしまう。 最初が虫の卵から始まり、最後は蛾の成虫が出てくるところで終わるのは、何かしら抑圧されていたものの解放と見ることもできるかもしれない。 読み方によって不吉な物語にも解放の物語にもなる、テクニカルな作品なのかもしれない。(ちなみに究極に不吉なものとして読むと、奈良さんの想像通り虫に侵食されてしまったと読めなくもない)
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2025年3月24日
  • 表題作よりディスカス忌の方にグッと来た
  • 調
    調
    @shirabe
    2025年3月13日
  • あやめ
    あやめ
    @ayame081419
    2025年3月13日
    あらすじだけで判断するなら書類に赤字を施す仕事がいいな、やってみたい。
  • 仕事が休みの日まで労働小説を読みたくはないけど、この工場にまつわる話はへんてこすぎて不思議と読んでしまう。
  • かんた
    かんた
    @tppg
    2025年3月7日
    よく分からないが、なぜか割と面白く読める。
  • 救済
    救済
    @Kyusai_Yochi
    2025年3月7日
  • わかお
    わかお
    @wakao_burai
    2025年3月6日
  • ピ
    @moka1930
    2025年3月5日
  • tarukovsky
    tarukovsky
    @tarukovsky
    2025年2月1日
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