著者の学生時代のエピソードが多め。 どれもが心に訴えかけてくるような彩度で書かれていて、胸がギュッとなる。 あとがきで、「その人たちと接したときの自分の心の動きを記録しておきたかった。」と書かれていて、なるほどなぁと思った。 だからこんなに瑞々しい文章なんだ。 書こうと思って書けるものではないので、やっぱりマリさんの言語化センスはすごい。

163ページまで。 音楽に夢中になっていた高校・大学時代。 まぶしい。 上手くても下手でも、ひたすら音楽を楽しんでいるところが、青春！って感じ。

129ページまで。 著者の過去の思い出や考えに、ほうほうと読んでいくと、ふいに、心の奥を突いてくるような言葉が出てきてハッとする。 僕のマリさんの、なんとも言えないグルグルする感情を言語化するセンス、やっぱり好き。

やっぱり僕のマリさん好きだなあ〜〜〜！常識のない喫茶店よりもソフトな印象で、より原点に近いエッセイが詰まってる感じだった

明るくなくていいし、 いつも元気でなくてもいい。 ずっと頑張ろうなんて気張らずに、 明日を生き延びようと思っていけばいい。 未来のことなんて 自分にもわからないのだから。

吉祥寺に行ったらずっと行ってみたいな〜と思っていた百年さんをたまたま見つけたので入店。 とても素敵な空間だった！ たくさんのZINEがあって雰囲気も良くてまた行きたい。 本は色々悩んだけど、この後予定もあったので百万年書房さんの「いかれた慕情」一冊だけ。 同じく百万年書房さんの「速く、ぐりこ！もっと速く！」「夫婦間における愛の適温」が面白かったので同じラインで気になったこの作品をお迎えしました。 この本、蟹ブックスでは見たことないのでうれし〜

一気読みだった。３時間とおしで読書できるの、いいねぇ。いつの間にか外は暗くなってた。こういう時空トリップみたいなの久々だなぁとしみじみ。子どもの頃の夏休みを思い出した。時間確保して読むのって大事だ。 『何が』『加速し続ける』がすきで『白いレースのひらひらの』がつらかった。他3作品は読んでいて僕のマリさんすきだなぁ、気になるなぁと思っていた作品なので読めてよかった。

風邪をひいたようなので、いい天気だけど家の中で読書三昧 何も考えずに図書館で本を借りたらいつのまにか貸出中が10冊を越えてしまい、焦っている。本当は返却が近いものから読んだ方がいいけど借りて来たばかりのこれをどうしても、今、読みたくて手に取る。

僕のマリさんの2作目のZINEに書き下ろしを足した書籍版。常識のない喫茶店とはまた違ったエスプレッソのような濃いエピソードの数々。読みながら唸ってしまった。