松本隆さんの作詞などについての、平明かつ奥深い一冊。例として松本さんの歌詞もたくさん掲載されているのだが、いったんメロディから離れて詩のように黙読すると、歌詞が知らなかった顔を見せてくるようで、そこに新鮮な驚きがあった

松本隆作品を、リアルタイムで聴くことができた世代であることは幸せなこと。

柔らかい口調で「俺すげー」の釣瓶打ち。思った以上にエスタブリッシュメントな臭いがして、んーという感じ。アーティストと生活者を割と明確にヒエラルキー的な区別をしてるっぽくて同意しかねる意見もあった。まぁ家庭環境とかミュージシャン・作詞家としての実績もありまくるので仕方ないけど。SNSとかデジタルへの考え方は柔軟だなーと思った