

幸緒
@kons_0320
ゆきお 読書記録
- 2025年8月25日月金帳(第1集)牧野伊三夫,石田千読み終わっただいすきなおふたりの共著とあって。コロナ禍中に綴られた手紙のやりとり。世間の不穏な影はあるものの、出てくる植物や風景、食べ物の描写はあざやか。「月金帳」はいまも続いているようで、次集がたのしみだ
- 2025年8月23日往復書簡 初恋と不倫坂元裕二読み終わったたしか紹介してもらった一冊。「初恋と不倫」、正反対にもおもえるのに、こんなに背中合わせで切羽詰まっていて、苦しい。この苦しみをひんぱんには味わいたくないけれど、また再読したい
- 2025年8月18日この庭に梨木香歩,須藤由希子読み終わった刊行されている梨木香歩作品をすべて読もうという試み。『りかさん』併録の「ミケルの庭」の続き?かな、けれどぜんぜん独立した物語としても読める。深雪のように恐ろしくきららかなお話。雪の時期に再読できたら
- 2025年8月16日グアテマラの弟片桐はいり読み終わった俳優の片桐はいりさんの、グアテマラでの旅と弟たち家族にまつわるエッセイ。片桐さんのエッセイは『わたしのマトカ』も読んでいて、軽妙な筆致がくせになる。〈多様性〉というものは認めるも何も「すでにある」のだと読後つよくおもう
- 2025年8月13日西の魔女が死んだ梨木香歩読み終わった何度も読み返している、わたしの人生の要所要所で立ちかえりたくなる一冊。あたたかな生に裏打ちされた、あたたかな死というものが存在することにいつでも感動する。わたしも「まい」のように健やかに「魔女修行」を続けていけたら
- 2025年8月9日
- 2025年8月9日自由を着る光野桃読み終わった何度も読み返しているファッション指南書。これはつまり生き方の指南書だと読むたびおもう。紹介されているアイテムはまったく参考にできない。それはそう、「四十二のワードローブ。これは、わたしが愛した人生そのものである。」(本文より)。わたしもわたしの「人生そのもの」のワードローブを作っていこう
- 2025年8月1日りかさん梨木香歩読み終わったこの夏読んだ本を対象として読書感想文(懐かしい響き……)を書くならこの一冊を選ぶとおもう。人形の、ひいては人間の業と愛憎と限りない優しさ。本作の後日談であるらしい『からくりからくさ』もたのしみに読む
- 2025年7月31日「違うこと」をしないこと(1)吉本ばなな読み終わった「人生は、誰にとっても、基本的につらいものだから。」(第五章「時間、お金、神様、わたし」より) 「おわりに」にもあるとおり、スピリチュアルな本。対談パートはやや置いていかれた感があったけれど、上記のばななさんの一文には、やっぱり敵わないなあ(?)となった
- 2025年7月29日#東京アパート吉田篤弘読み終わった「「部屋を決めてしまうと、人生も決まってしまうような気がして」」(「部屋を決めた日」より) 21の掌編小説。吉田さんの小説には滋味があるなあ、と読後いつもしみじみする。不穏な終わり方をするお話もあってそこが目新しかった
- 2025年7月29日
- 2025年7月28日
- 2025年7月25日水辺にて梨木香歩読み終わった「常若の国」1〜3「一羽で、ただただじっとしていること」がとくに沁みた。梨木さんの随筆にはいつも地に足がついたうつくしさがあって、この世界を生きていこうとおもえる勇気をくれる。「ゆっくりと」に引用されていた河野裕子さんの短歌もよかった
- 2025年7月12日
- 2025年7月12日きなりの雲石田千読み終わったていねいであたたかな日常の描写に満ちているけれど、その日々のなかで展開される人間関係はあんがいと複雑で(わっ共感はできないな……!)という箇所もあった。そこが、あたたかさだけでは終わらないこの小説のしたたかさだろう
- 2025年7月2日年年歳歳ファン・ジョンウン,斎藤真理子読み終わった遠景に歴史や社会があり、その近景にひとびとが生きている、というわけではなくて、ひとびとのなかに歴史も社会もおり込まれているのだ、と読後おもった。ファン・ジョンウンのほかの作品も読みたい
- 2025年7月1日そもそも交換日記土門蘭,桜林直子読み終わった読みはじめたころはよく似たお二人だな、とおもっていたのに、日記が続いていくにつれお二方の違うところがくっきりと見てとれて、その過程がおもしろかった! 自己の特性に気づくためには、他者の存在が不可欠なのかも
- 2025年6月29日声影記小原奈実読み終わった読み終へし手紙ふたたび畳む夜ひとの折りたる折り目のままに/Ⅰ「鳥の影」 木犀のこぼれやまざる地上にて生ける軀を置く秤あり/Ⅱ「鉄扉」 「畳む」と「折り(たる)」の差異、「生ける軀を置く秤」という表現の神秘性。多く感動のある歌集だけれど、詠んでいるこのひとは歌のなかで感動に酔っておらず、一貫して冷徹なまなざしがある
- 2025年6月23日さみしい夜にはペンを持てならの,古賀史健読み終わったわたしも日記をつけているがいつからか漫然と書くようになってしまって、だから本書の内容は一つひとつが刺激的だった! なぜ書くか、どう書くか、書く先に何が待っているのか……。これも友人がおすすめしてくれた一冊
- 2025年6月23日ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2ブレイディみかこ読み終わった前作を読んで本作も。8章がいちばん印象的だった。「社会を信じる」ための処方箋は子どもにも大人にもなかなか見つけられない。たしかに陳腐だけれど、考え続けることだけがその処方箋たり得るとおもう
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