彼の左手は蛇

14件の記録
橋本吉央@yoshichiha2025年11月9日読み終わった中村文則の、絶対的で強大な敵に対して、必ずしも正義ではな自分が葛藤しながら立ち向かおうとする、という構造がわかりやすく出ているような気がした。辛い過去があり、傷ついていて、反社会的に人を傷つけそうになったりしながら、強大な何かから抗う。だけど本当は何か希望のようなものを求めている。そういうメッセージのようなものが本作でも現れていたように思う。 そして相変わらず、自分的に、中村文則の文体はなぜか「引っ掛かりがある」感じで、気になってしまうのだよなあ。自分的な文章の流れのイメージと違うというか。うーむ。

yt@yt2025年11月7日読み終わった世界を変えるために、テロでは何が足りないのか考える。 線の向こう側へ行かないための言い訳だ。 「人って厄介で、その厄介な存在同士なんだから、・・・・・・優しくあった方がいい」(p141) 藤本タツキ「ルックバック」で被害者を想像し、本作で加害者を想像し。 どうなってしまうんだ「令和元年のテロリズム」(磯部涼)は。 村上春樹の牛河みたいなキャラが今は求められていて、実は人を救っているのかも。



















