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なこ
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@167otogi
本があれば、旅に出るより遠くへ行ける。
  • 2025年7月12日
    私の家では何も起こらない (角川文庫)
    不思議と人を魅了する、丘の上に立つ幽霊屋敷を巡る短編集。 人の記憶ではなく、家が記憶している人達を物語をそっと覗くような読書体験。 ホラーにしては穏やかだけど、瓶詰めのピクルスとアップルパイが焼ける匂いはトラウマになりそう
  • 2025年7月4日
    暗闇の囁き 〈新装改訂版〉
    森の中の洋館と美しい双子の兄弟という、甘美に惹かれた先にある殺人事件。 大人によって、不気味だ異常だとレッテルを貼られ、暗闇に押し込められる価値観。 それは小さな世界を生きる純粋な子供たちを、より絵本の中に閉じ込めてしまったのかもしれない。
  • 2025年6月15日
    ユリゴコロ
    ユリゴコロ
    実家で見つけた遺髪と殺人の告白が綴られた手記。書き手の正体を探っていくうちに、主人公の自らを取り巻く大きな秘密が明らかになる。 残酷なのに引き込まれた。全体を通して不穏だが、驚愕のラストに愛のココロが感じられて良かった。
  • 2025年6月11日
    空棺の烏
    空棺の烏
    絶対何か企んでるだろう雪哉さん!とドキドキわくわくしながら読みました。やっぱりやってくれた!! 前作で若宮に忠誠を誓った雪哉の覚悟もこちらが気圧される程ですが、近習だった頃の砕けた態度で信頼し合っている関係も好きだったので少し寂しいところです。
  • 2025年6月7日
    小説
    小説
    本を読む。作者が伝えたい事を読み解き、理解し学んで今後の人生に生かしていく。 いつから読書というものはそんなに難しくなったんだ。 「なぜ、小説を読むのか」 この答えに私は、この小説に出会えて良かった、これからも色んな小説に出会っていきたいと思えた。
  • 2025年5月1日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    二百年前の人骨のDNAが四年前に失踪した妹と一致した_。 謎が謎を呼び、虚像と真実が分からなくなっていく。怖いと思う場面もあるのに読むのを止められず、時間も忘れて一気読み。 読了後、本をパタンと閉じて目に入る表紙の骨と紫陽花に戦慄した。
  • 2025年4月27日
    死神の精度
    死神の精度
    死神・千葉の仕事は人間の世界に溶け込み、人の死の判断を下すこと。 運命が定まっている人と千葉の無関心ゆえの冷静なツッコミによる会話劇が面白い。 伊坂さんのこういうズレてるけど個性が確立してるキャラクターの書き方が好きだなと思った。続編も楽しみ!
  • 2025年4月13日
    月魚
    月魚
    古書店・無窮堂の若き主、真志喜と友人の瀬名垣。幼い頃から本に囲まれ本に愛される二人の関係は、ある一冊の本を見つけてしまった事で大きく変わる 罪悪感を隣り合わせに、ぬるま湯に心地良さを感じて抜け出せない。言葉にされない二人の切なく濃密な関係が最高だった。
  • 2025年4月9日
    異端の祝祭
    異端の祝祭
    自己肯定感が低くコミュ障な笑美は、生きている人とそうでない人の見分けがつかない。 宗教・儀式・怪異、そしてそれに挑む心霊事務所の異能を持った主人公とその助手。とカルトホラー独特の世界観が満載。 読む程に不気味さが纏わりついてくる様な読み応えだった。
  • 2025年3月29日
    彗星を追うヴァンパイア
    未知を愛する青年と、自らの解明を望む怪物の物語。 友と過ごした日々が、永い時を生き探し求めた人に出会えた彼にとってどれほど美しく幸せだっただろう。そう思うと、彼の涙を流す姿があまりにも切なく心苦しい。 彼はまだ、彗星を追っているのだろう。
  • 2025年3月23日
    spring
    spring
    バレエを舞台にある1人の天才ダンサー兼振付師を巡る物語。 踊りと音楽を表現する描写の数々に、脳裏で情景を思い描き、その文章の表現力に圧倒された。 特にラストの春の舞台では、痛々しい程の壮大で凄まじい感情表現に戦慄せしめられた。
  • 2025年3月18日
    黄金の烏 八咫烏シリーズ3 (文春文庫)
    八咫烏シリーズ3作目。役者も揃って一気に世界観が広がった本作。 タイトルの「黄金の烏」が回収された場面では、その意味も相まって鳥肌が立った。 覚悟を決めた雪哉にこの先どんな道が待っているのか。アニメはここまでだったので続きを読むのが楽しみです!!
  • 2025年3月15日
    口に関するアンケート
    誰かにこの物語を話したい、と思った時点で、私もきっと呪われてる。 2度目読みの伏線回収で真の怖さを味わえるこの物語は、夏に読むと怖さが倍増すると思う。 霊園で聞こえた蝉の声は、誰の悲鳴で、どの口から出た災いか_。
  • 2025年3月12日
    不可逆少年
    不可逆少年
    狐面の少女が監禁した大人を殺害する事件が発生した。殺人犯は13歳、法は彼女を裁けない。 殺人、虐待、覚せい剤。どれも子供が背負うには重すぎる。不可逆少年と向き合った瀬良の最後の一言が、彼女の未来をぼんやり照らし、負の連鎖が断ち切られたと願いたい。
  • 2025年3月8日
    禁忌の子
    禁忌の子
    救急搬送されて来た溺死体は、自分と瓜二つだった。 謎が深まるにつれどんどん物語に夢中になり、時間も忘れて一気読み。 読んでいる途中から衝撃で一旦本を閉じふー、と息を吐いたり、緊張感のあるシーンではドクドクと脈が速くなったり、もう本っっ当に面白かった!
  • 2025年3月7日
    うたかたモザイク
    sweet、bitter、salty...それぞれのテイストを利かせた13のお話。 水面のうたかたの如く儚い物語の中に、お気に入りが見つかれば、それは私だけの宝石になる。 私は「BL」と「神さまはそない優しない」が好きでした。
  • 2025年3月4日
    レモンと殺人鬼
    レモンと殺人鬼
    洋食屋を営んでいた父が殺され母は失踪。 そして十年後、今度は妹が殺され、狂った歯車が動き出す。 あまりにもクセが強い登場人物に展開を2転3転と振り回されるのが面白かった。 この物語の登場人物達でトンデモ思考回路tierを作ったらほぼ皆んなSSSだよ。
  • 2025年3月2日
    烏は主を選ばない
    前作の后選びにて姿を現さなかった若宮が何をしていたか。ボンクラ近習こと雪哉の登場です。アニメより雪哉が頭良いのに捻くれてて、彼の底知れなさが伺えた。 主に向ける信頼とは。主従のあり方とは。 前作でも思ったけど非常に考えさせられるタイトルです。
  • 2025年2月22日
    羊と鋼の森
    羊と鋼の森
    ピアノの調律に魅せられた青年が、先輩たちの言葉や双子の姉妹とともに、自分の音と向き合い成長していく物語。 人の心の温かく、柔らかで、穏やかな言葉ひとつひとつに心励まされた。 どう頑張ればいいのか分からなくなった時、読みたい1冊です。
  • 2025年2月16日
    人質の朗読会
    人質の朗読会
    異国の地でテロにより命を散らせた 8名の人質たち。 身を寄せあい彼らが語り合ったのは、人生の中のささやかで尊い日常だった。 そして1人の兵士によって それは残響から掬い上げられる。 夜十時、彼らは生きていたと届けるように。 人質の朗読会は開かれた_。
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