ナラティヴの被害学

ナラティヴの被害学
ナラティヴの被害学
阿部幸大
文学通信
2025年4月4日
66件の記録
  • nao
    nao
    @naosak
    2025年5月25日
  • 私たちはある出来事を、なぜ・どのように起こったのか、という、ナラティヴ(物語、ストーリー)の形式で受け取る(実際に体験することはできないので)。そして正義感の強い人ほど、無批判に被害者と加害者という構造を作り出してしまうように思う。 ここで大事なことは、ナラティヴという知の形式そのものが批判対象ではないということだ。ナラティブを批判的に、自覚的に、相対的に、分析する力が求められる。 もう一つ大事なことは、「何のために」分析を行うかということであり、著者にとってそれは「暴力の否定」だという。 しっかり読んで考えたい。
  • 鈍獣
    鈍獣
    @whale_in_da_room
    2025年5月18日
  • はるにれ
    はるにれ
    @Elms1130
    2025年5月15日
    出版社(文学通信)のブログで第1章が読める。 著者は「わたしにとって人文学の究極目的は暴力の否定である」と言い切って、次のように書いている。 「われわれは誰しも、思考したり、発言したり、行動したりするたびに、そのつど被害性をまとったり加害性をまとったりすることを避けられない。われわれはそのような暴力と非暴力のあいだの、被害と加害のあいだのスペクトラムをたえまなく移動しているのであり、したがって、つねに非暴力の側に立つことは構造的に不可能である。」 「暴力とは、一部の乱暴者だけがふるうものではない。常識人たるわれわれもまた、いとも簡単に加害性に連座してしまいうる。そのことについてクリティカルに、そしてラディカルに考えてゆくために、まずわれわれ自身を暴力の、加害の側に、立たせる必要がある。」 明快で潔い。この気構えを持って、読書をしたい。
  • 早瀬とび
    早瀬とび
    @hayasetobi
    2025年5月14日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年5月8日
  • やまけん
    やまけん
    @yamakenta
    2025年5月6日
  • やまけん
    やまけん
    @yamakenta
    2025年5月4日
  • やまけん
    やまけん
    @yamakenta
    2025年5月2日
  • やまけん
    やまけん
    @yamakenta
    2025年5月1日
  • やまけん
    やまけん
    @yamakenta
    2025年4月30日
  • つつじ
    つつじ
    @m_tsutsuji0815
    2025年4月26日
    パラダイム自体は既知だったんですが阿部氏が批判したいのはその"歴史を修正主義的ナラティヴとして再構築すること"だった 個別の話として ①"医学政治的(メディコポリティカル)な医師による生権力の行使"というのが面白かった 医師の力は"人びとを適切な機能で生きるよう強制するタイプの権力"に堕しやすいから気をつけた方がいい ②"アメリカ人の中ではアメリカ人はベトナム戦争の勝者であり被害者である"???????
  • riho
    riho
    @archives
    2025年4月25日
  • ちびっと
    ちびっと
    @chi-bit
    2025年4月23日
  • ma
    ma
    @maaarbleee
    2025年4月23日
  • 早瀬とび
    早瀬とび
    @hayasetobi
    2025年4月19日
  • 本書は各種文学作品の読解を試みた論文集で、たいがい「じゃあそれがなんの役に立つの?」と言われてしまいがちなものでもある。しかし冒頭にて阿部が提示した「人文学の目的は暴力の否定である」ということ、そして「被害者と加害者というわかりやすい二元論に陥ることを避け、我々全員が持たざるを得ない加害性に向き合うこと」を念頭に置きながら本書を読み、かつその実践を自らの生活において試みることによって、はじめて本書の持つ意義は十全に発揮されることになる。 なぜその語られ方が採用されたのか。その語られ方によってなにが強調され、なにが隠蔽されたのか。その批判的まなざしを他者に向けることで、おのずと自らの語りに対してもその意識が向くようになる。私はなぜ語るのか、なんのために語るのか。私の語りはなにを強調し、なにを隠蔽してしまうのか。私のそのナラティヴは、私が意図した効果を世界にもたらすのか。「正しい」側にいる/いたいと自負する者にこそ、本書によって自省を促されてほしい。
  • MooDeng
    MooDeng
    @MooDeng_1221
    2025年4月12日
  • 戦争に負けたことによって奪われた自信は、別の戦争に勝つことによって取り戻すことができる。というのが、アメリカが採用し続けているナラティヴであるらしい。であるならば、トランプもその流れのなかにいるということになる。戦争が指す対象は比喩的なものも含めて考えてもいいだろうけど、いずれにせよトランプは各種の「戦争」をしかけアメリカをグレードアゲインするつもりなのであって、その影響というか結末というかははっきりと見えている。 第8章では映画『トップガン』シリーズを軸に、アメリカの映画が上記のナラティヴを採用していることを示しているが、日本の場合はどうなのだろうか。日本の戦争映画のナラティヴに多いのは「若くして散った命(と追いかけられなかった夢や悲恋)」で、これもまた自らを戦争の被害者とするためのナラティヴだ。
  • 桜城
    @o___ashiii
    2025年4月11日
  • 早く読み進めたい。
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年4月11日
  • くん
    くん
    @coruno-kun
    2025年4月10日
  • 傘
    @umbrella__um
    2025年4月10日
  • こんた
    @konta
    2025年4月9日
  • 今日は本屋大賞の発表日で、しかし本屋大賞の本がまったくと言っていいほど売れない(問い合わせすらない)本屋なので完全に忘れていて、各種作業をこなしていたら疲れ果て、結局本を読む。 ケアというものが直接的になされるのではなく、間接的になされることが持つ可能性、あるいはケアをする者される者両方に対する負担の軽減、といったようなことが書かれていて、なんとなく『違国日記』の最終盤を思い出した。
  • ウルフ『ダロウェイ夫人』についての章までたどりつく。クラリッサとセプティマスにはあきらかに類似性があり、共鳴的な関係性を結んでいる、と感じていて、それは著者の立場ともほぼ同じなのだけど、トラウマ理論をもとにした解釈的にはそうではなかった(=クラリッサはセプティマスに対して加害性がある、という解釈)らしく、ほええ〜となる。クラリッサがインフルエンザ大流行(1918頃)の体験者であり生存者であるという設定は、エマ・ドナヒュー『星のせいにして』とも結びつけて考えられそうな予感。
  • Sachiko
    Sachiko
    @komsms
    2025年4月8日
    すげー興味あり
  • bus
    bus
    @busco
    2025年4月8日
  • みるこ
    みるこ
    @usagi307
    2025年4月8日
  • 空尾
    空尾
    @0s0ra0
    2025年4月7日
  • okadaic
    okadaic
    @okadaic
    2025年4月6日
  • 「そうしなくてもよいにもかかわらずそうすべきだから応答(respond)するという倫理的な能力(ability)、すなわちresponse-ability」(p.60)、「被害性の収奪や被害者との過度な同一化を避けながら、いったいどのように応答しうるのだろうか?」(p.61)、「ベッカの自責の念は倫理的な応答可能性へと――他者から要求され押し付けられたものではなく、部外者自身の内面からわきあがる応答可能性へと――昇華する」(p.63)、「部外者による歴史の再構築が当事者性の盗用というリスクを不可避的にともなう行為であるのなら、中動態の採用は、むしろこの小説が応答可能性の倫理に自覚的であることを示唆しているように思われる。みずからが疎外されている問題への応答を求められたとき、部外者は応答する側とされる側の両方の主体的位置について考えなくてはならない。当事者の経験に応答せよという喫緊の必要と、その本質的な実現不可能性との緊張関係が、そこにはある」(p.82)
  • 喜多倉
    喜多倉
    @kitakura473
    2025年4月5日
  • 「生物界は騒がしい』はちびちびじっくり読むことにして、急ぎこちらを。やはり引用したいところがたくさんあるが、端的にひとつだけ。 わたしは、人文学の究極目的は暴力の否定であるという信念で研究している。(p.19)
  • Ayako
    Ayako
    @aya_rb
    2025年4月5日
  • yoshi
    yoshi
    @yoshi
    2025年4月5日
  • 17+1
    17+1
    @17plus1
    2025年4月5日
  • 朧月
    朧月
    @kinmokusei73
    2025年4月5日
  • フィードで見て気になっている。。。
  • わか
    @wakabann
    2025年4月5日
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2025年4月4日
  • yui
    yui
    @yui
    2025年4月3日
  • 読み始めるなり面白くて鼻血が出そうになった。「被害学」は、作品を読み解くだけでなく、身近な問題にある「ナラティヴ」をどう捉えたらいいかに役にたつ枠組みだと思った。実践してみたい。
  • たご
    たご
    @clan_1967
    2025年3月29日
  • ひび
    @hibiki115
    2025年3月23日
  • 守宮泉
    守宮泉
    @gekko_izumi
    2025年3月22日
  • ばるーん
    @ballo____on
    2025年3月20日
  • プルーフをもらって第1章を読む。本書がどのような目的で書かれているかを説明している章だが、ここだけでも我々が世界に対してなすべきことや果たすべき責任について真剣に考えることができる。プルーフは部分的に飛び飛びで収録されているのだが、これは順番通りにすべて読みたい。ということでいったん終わり。4月上旬〜中旬にかけて入荷します。発注数増やすのでみんな読んでほしい。 https://books-lighthouse.stores.jp/items/67c3d08fb363bc43eae986a9
  • うみうし
    うみうし
    @umiushi0305
    2025年3月17日
  • つゆり
    つゆり
    @donutsneverdie
    2025年3月17日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年3月17日
  • obakenokuni
    obakenokuni
    @kk
    2025年3月17日
  • ysys
    @ysys
    2025年3月17日
  • みなと
    みなと
    @minato_
    2025年3月17日
  • こづえ
    こづえ
    @kozue3373
    2025年3月17日
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年3月17日
  • つたゐ
    つたゐ
    @tutai_k
    2025年3月9日
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