20光年

29件の記録
- たま子@tama_co_co2025年9月14日読み終わった映画『HERE』のパンフレットを取り出し合わせて読む。「ここ」を起点に今と昔を思考が行き来する。保坂和志の『カンバセーション・ピース』を読んだときに同じような気持ちになったなと思い読書日記を読み返していてこんなことを書いていて、まさに…と思う。 --- 読みながら、ここ最近気になっている重層性というものに何度も思いを馳せて、今わたしがこうしている窓際のベッドに差し込む光は、このマンションが建った頃からずっと同じように指していて、でもそれは一様なのではなく、ここに住んでいた別の誰かの元にあった光。寝室だったろうか、子供部屋だったろうか、もしかしたら犬を飼っていたかもしれないなんて考えていたとき、同じ階の3匹の犬と住む家族が引っ越していなくなり、数日後から新しい家族が2匹の犬と暮らしはじめた。 あの家族が毎日見ていた窓の光は、3匹の犬が浴びていた光は、今はもうちがうひとたちの元にある。家のもつ重層性と、そこに確かにいた誰かの記憶というものがふしぎで、人間には感じられない気配のようなものを猫や犬、動物たちは感じているかもしれないのだと、そんなことをずっとぽやぽやと考えていた。
- ぽち子@pochi_co312025年4月22日読み終わった「同じ場所の違う時間の記憶というのはあらゆる場所に残ってる」「記憶や思い出が場所に宿るという感覚が全部の時間を繋げてる」(「現在地」より) すごく好きだなあ、この感じなんだろうと思ったら『HERE』へのオマージュとして、とあった。納得。 一気に読んじゃったのでまたゆっくり読み直したい。
- 炊きたて@sisizadesu2025年4月19日読み終わった買って、帰ってきてすぐに読んだ 宇宙の話はロマンがある 壮大すぎてちょっと怖いくらいだ 現在地、という話がとにかく刺さった ページをめくると一面に、同じ場所・違う時間の景色が同居していて、ちょっと、いやかなりどきどきした だいすきな前作「つつがない日々」のその後、のようなシーンもあり、わたしはほんとうにうれしい 前作も今作も、何度も読み返すだろうな