アイデアのつくり方
31件の記録
はれのき・ちゅうた@harenokichuta2025年8月27日読み終わったとにかく薄い本だ。 解説の冒頭が「そのあまりの薄さに驚いた私が、何度も『これで一冊の本になるの』と質問したので、出版社の人がすっかり恐縮してしまった」なのが好きだ。 本の帯にも「60分で読めるのに一生あなたを離さない本」と書かれている。流石に私は60分では読めなかった。 それでも読んで良かった本だった。 この本の主だった内容は「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という原則と、アイデアが生まれる5つのステップである。 現代のアイデアを巡る種々の話に、この本は必ず繋がってくる。アイデアを生む力は、訓練で伸ばすことができるという内容にも希望を持つことが出来た。 薄くても、アイデアの本質を突きつけてくる一冊だった。
Bruno@macchoca2024年5月5日読み終わったアイデアとは、 何もないところから生まれるものではなく、 すでにある世界の断片を新しい秩序で結び直すこと。 本書の主張はきわめてシンプルだが、 本質的だ。 問題を定義し、情報を集め、知識を組み合わせ、 自由に発想し、練り上げる。 この5つのステップは、思考の基本動作そのもの。 しかし、竹内均の解説が鋭いのは、 「考える前に動け」と背中を押すところ。 方法論に溺れるより、 まず現場に出て、手を動かし、 失敗しながら考えよというメッセージ。 つまり、良いアイデアを生む秘訣は“考え続けること”ではなく、“始めること”にある。 読後に残るのは、技法ではなく静かな決意。 「さ、仕事しよう」























