読書と暴動 プッシー・ライオットのアクティビズム入門
79件の記録
jaguchi@jaguchi872025年11月24日読み終わったプーチンを批判するパフォーマンスを行い、2年を刑務所で過ごしたナージャ・トロコンニコワのアクティビズム入門書。 ロシアの刑務所の人権無視には、21世紀にもなってこれなの? と正直ドン引きした。囚人という立場で死ぬかもしれないような酷い目に遭いながら、刑務所内の待遇改善に乗り出した著者のバイタリティには尊敬を感じる。 精神医学への言及は違うんじゃないかなと思う部分もあったけど、読書家である著者が縦横無尽にいろいろ引用するので、読みたい本がどんどん増える。
jaguchi@jaguchi872025年11月14日読んでる借りてきた「ちょっと中身を確認したい」くらいの軽い気持ちで借りてきたけど、ぐいぐい読んでしまう。買っちゃおうかな。 どこで購入するかも自らの意思で選びたい、選ぼう、と思う。そんな本。 「逮捕されてモルドヴィアの流刑地で1日16時間の刑務作業に取り組んでいる最中には、MoMAとかグッゲンハイム美術館のワッペンのついた防弾服の特殊部隊が私を救出しにやって来るというファンタジーが魅力的に思えた。でもそんなことは起こらなかった。」 (文化労働者としてアーティスト ──日本版のためのまえがき)


ユウキ@sonidori7772025年11月10日買った読み終わった反権威、反プーチンをつらぬくプッシー・ライオットのナージャ・トロコンニコワによるアクティビズムの入門書。 自由と人権を掲げロシア当局に対する過激なパフォーマンスを繰り返すが、彼女たちへの(そして、権力者以外の民衆への)重い抑圧を打ち破るために必要な、そしてロシアの抵抗の歴史を汲むパワーで読んでいるこちらも勇気付けられる。 2年間刑務所で服役していたときに、身体から自由を奪われながらも得た「夢」や「自尊心」「想像力」と言った力を元に出所後さらに抵抗の運動に身を投じる人が、同時代に生きているというのがとても嬉しい。本当に勇気が出てくる。 あと、ずっと「権力」が「権力」たるゆえんを考えていたことがあるんだけど(民衆みんなで立ち向かえば打ち倒せるのにそれをできなくする力はなんだ…と思っていた)、やっぱり民衆一人ひとりが自由と人権を掲げて抵抗すれば世界は変わるのでは、ということも書いていて良かった。 政治的行動はアウトソーシングできない、政府をびびらせろ、心に刻んでおきたい。

益田@msd2025年11月5日読み終わった精神科に入院しながら読んだ まだ頭がハッキリしてないので文章の意図を掴めているかは不安だけど、ファシストとクソみたいな権威への向き合い方/立ち向かい方が書かれていて勇気が出た また、文章ないには"読書"についての話はないけど、彼女たちがたくさんの本から得た知見や考えを自分のものにして、政治は常に個人的なことであり、また今の権力構造を破壊することの大切さを説いていた 知能的にも体力的にも権力的にも弱者寄りである自分にとって、無気力になったり諦めることはよくあったが、生きる喜びは明け渡してはいけないと実感した
益田@msd2025年11月4日読んでる政治は生活と紐づいている(アウトソーシングできない)、体制や権力に抵抗するなどの政治闘争はやらなくてはいけない、怒りを表現すること、連帯することの重要性さの再確認してる→フェミニズムの個人的なことは政治的なことがどういう事なのか 「凍りついたものは完璧でない。クィアで、流動的(リキッド)な世界こそリアル。(…)液体のあなたはどんなかたちにもなれるし、ほかの液体と混ざり合うこともできふ。氷でいるのはつまらない。(…)革命的な問いに人を引き込み、自ら引き込まれろ。」(p.31)←いい言葉だなと思って印象に強く残ってる。凝り固まる自覚あるので、色んな経験や本を知っていって価値観を変えていきたいと思った。




積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2025年11月3日気になるひとりひとりが「生きる」みんなの世界 —ジェンダーと読書— 展示本 https://shuppan-club.jp/202511exhibition
JUMPEI AMANO@Amanong22025年6月22日読み終わった@ 自宅投票行ってバテたので今日は家でだらだら読書。本当に名訳だと思う。面白かった〜 〈私たちの仕事は彼らを縮み上がらせること。なぜならそれが権力を動かす唯一の方法だからです。政治は恐れに則ったゲームです。権力者の良心に訴えるのは時間の無駄です。期待できません。〉(クリス・ヘッジズとの対話、207頁) 〈私たちは自分が民主主義からかけ離れた金権政治、寡頭政治の最中に生きていることに気づいている。しかしここで「この道しかない」症候群が介入する。「プーチンじゃなかったら誰がロシアを統治するんだ?」と私は言われる。「おまえだよ!」と私は言う。〉(219頁) 〈私はDIYの原則を手放さない。何かを(理論上は)自分でできるとわかっていたら、自らやる。この原則によって、私の人生が挑戦でいっぱいになるのは確かだ。しかしそれが、自分を自分自身の人生から疎外しないための方法なのだ。〉(250頁)
JUMPEI AMANO@Amanong22025年6月21日まだ読んでる@ 電車ルール8の途中まで読んだ。新潟日帰りツアー、この本のおかげで退屈せずに済んだ。 〈国の運営はプロが決めるのだと信じるとき、私たちは政治的革命あるいは革命的変化もまた自分たちの代わりにどこかのプロによって成されるものなのだと考えはじめる。[...]/残念でした。私たちは醜い工場をアウトソーシングできても、政治的行動はアウトソーシングできない。〉(125頁) 〈権利の濫用に抵抗するにあたって最も難しいことのひとつは、インスピレーションとやる気を常に探し求めなければならないことだ。[...]鍵は一貫性だ。権力はかなり一貫して濫用されるものである。だからこそ私たちは一貫して権力に目をつけ、オルタナティヴな未来を築いていかなければならないのだ。〉(144-145頁)

JUMPEI AMANO@Amanong22025年6月20日読み始めた積読お風呂読書@ 自宅自分なりのタイミングが来たので読み始める。まずは「日本語版のためのまえがき」と「イントロダクション」。 〈20世紀を振り返って見れば、国粋主義と例外主義は控えめに言ってマジでキモい、と伝えるために、私は自分の声を使おう。〉(15頁) 〈それはあなたに、政治は退屈で役に立たず、どうせ何も変えられないのだから参加する必要なんてないと思わせる。しかし、私たちはそうした考えを一掃できる。ただ血の通った言葉を使えばいい。〉(19-20頁) 〈私たちは自分で自分自身が壊れるのを認めるまでは壊れていないのだ。涙によって私は勇気を取り戻した。〉(21頁) フレーズが(訳文も)かっこいいし、めちゃくちゃ励まされる...
はるか@halorso2025年3月18日読み始めた『ウィキッド』観る日の通勤時間に読み始めた。『バトラー入門』や『ウィキッド』と自分の中でつながり、「読むこと」「引用すること」「批評すること」もまたアクションなことがよくわかる。すごくいい読み始めのタイミングだった。








































































