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エフ
エフ
@katekyof0509
エフです。東京在住です。 基本、図書館派。 簡易的な感想と読んだ本すべてに⭐︎をつけていくつもりです♪
  • 2026年9月16日
    まぬけなこよみ
    まぬけなこよみ
    読むものがないので図書館で借りたけど、津村記久子のエッセイ、やっぱり面白い。 昭和のノスタルジーな感じ、諸々のイベントに対するテンションの違い、初期ちびまる子ちゃんを読んでるかのよう。面白いけど、ページ数はちょっと多いかな。やや飽きる。まあ一気に一冊読み切るような本ではないのでしょうが。⭐︎4
  • 2026年9月13日
    粉瘤息子都落ち択
    他の人にはどうでもいいことを縦軸にして、読み手の興味を繋げておいて、その周辺を描写していくというのは、先日読んだ、ゲーテと既視感を感じつつも、 今作の方が、下世話で庶民的で自虐的で楽しく読めた。 エピソードの出し方や見立てや比喩に、とても素敵なセンスがあり、その魅力が物語を引っ張っていったと思う。 これ以上ないくらいの素晴らしいタイトルに、 息子という言葉が含まれているのが、 本文では家族や故郷へのセンチメンタルがあまり描かれていないけれども、それを補填しているように感じた。都落ちは縦軸だし、粉瘤は存在感あるし、択も必然性高いし。 ゲーテとか、あと降りる人、なんかも良かったけれど、それよりも面白く感じたので⭐︎5
  • 2026年9月11日
    ゲーテはすべてを言った
    面白かったと思う。 知性とセンスの塊の縦軸に対して、 細かい粗はやや気にはなったけれども、 それは些細なことであると思う。 事前情報から、文学センスを問われる踏み絵のような 気持ちで、今作に取り組んだけれども、 アカデミックな世界を、内容をクローズアップさせて、読み手に興味を持たせて、結局どうだったのか知りたいという気持ちを作品の最後まで保たせることに成功していると感じる。 平野啓一郎の日蝕みたいな作品を想像していたのだけれども、それに比べたらかなり親しみやすく感じた。⭐︎4.5
  • 2026年9月10日
    踊れ、愛より痛いほうへ
    潔癖な人だなあ。愛着を感じているものに対して、 そんなに好きではないと言ってしまうところに、 この小説の肝があるように感じた 心を掴まれるような文章もたくさんあったけど、もう少し外部に動いたほうが良いかなあという気持ちにもなりました。いわゆるエヴァに乗らないシンジくん小説なのかなとも。他の作品も読んでみますね⭐︎4.5
  • 2026年9月10日
    今度は異性愛
    今度は異性愛
    とても威勢がよくて素敵なタイトルだけれども、内容はなんだかとても観念的。 面白かったのだけれども、なんか実は今作を半分も味わい尽くしていないのではないかという気持ちにもなってしまうものの、なんだかタイトルが頭に浮かぶたびに、そんなことを気にしなくてもいいのかなと思えてしまうのが不思議。空気が読めない絶妙に嫌な人が今作もでてきて、それはとても安心感もあるし、素敵。⭐︎4.5
  • 2026年9月9日
    夜の恩寵
    夜の恩寵
    五作あって、どれもしっかりと面白いし、 きっかりと等価値になっているように感じる。 ものすごい安定感だ。 三浦しをんは男性の第一人称を よく考えて使っていると思う。 気を許した相手だと、やっぱり俺を使ってしまいがちなのかもなーとか思った。⭐︎4.5
  • 2026年9月7日
    けんぐゎい
    けんぐゎい
    前半は普通。第二章の後半、まあ場所と仕事を変えるあたりからは痛快感もあって面白かった。 まあ、前半の部分は後半のためのフリなのだろうけれども。 うーん、直木賞あるあるのこれだったらあの作品の方が良かったのには今作も該当するかも。 田村はまだかとか、平場の月とか、よむよむかたるの方が面白かったよー。好みの問題かもしれませんが。⭐︎4
  • 2026年9月5日
    七、八月のストローク
    いつも通りの長嶋有という感じもするけれども、 登場人物の多さ、文章の簡素で少なめなところが、 作品のクレバーさをさらに際立たせているように感じた。 登場人物の性別や年齢が、掴みにくいところなども、 欠点ではなく、逆にどんな人間なのだろうと興味を持たせて効果的だったと思う。物語の構成、登場人物たちの交錯もカタルシスがあるようなものではないけれども、リアリティがあって味わい深く読めた。 登場人物を一人一人を平等に描写しようとしていると思うのだが、そのような表現は人間全てを肯定しているように感じる。 派手さはないものの、言葉の選び方が注意深く、個人的に大変に好みな小説⭐︎5
  • 2026年9月3日
    明日、あたらしい歌をうたう
    楽しくスイスイ読めて、内容に心が向きやすい、 粗がなくて、良い話の小説だと思うのだけれども、 もう少し危険な匂いがした方が個人的には好み。 昔の友だちに劣等感のようなものが出てきて、 キツく当たってしまうシーンは絶妙に痛々しくてよかったと思う。⭐︎4
  • 2026年9月2日
    探偵小石は恋しない
    文章がおしゃれ!現代風でかなり驚くようなこともあっさりと描かれていて、会話文も実際の会話のように感じられて、ミステリーとしてではなく、地の文章を読んでいるだけでも楽しい。 トリックも伏線回収もこのページ数なのにたっぷり。 それなのに、ゴテゴテしているようにも感じない。 楽しく読めました⭐︎4.5
  • 2026年8月19日
    ファイア・ドーム(下)
    上巻よりも下巻が良かった。 上巻は何が起こるのかがなんとなく読めて、 それを確認するために本を読み進める感じ だったのに対して、後半は真実が明らかになっていく タイミングがとても効果的で、物語に集中できた。 展開の出し方に新鮮さを感じた。 読みたくないような場面をさらりと終わらせるのも良かった。微笑ましいシーンがあるのも良かった。文章の長さも適切で過不足ないと思う。 解釈の余地を許さないストイックな文章は あんまり自分の好みではないのだけれども、 よく計算されて作品を構成して、作品全体を丁寧に調和できたと思う。⭐︎4.5
  • 2026年8月19日
    ファイア・ドーム(上)
    写実的な硬質な文章でかわいらしい表現をなくして、緊張感が続いている。文章も読みやすく、スイスイいける。宮部みゆきとか乃南アサとか 東野圭吾などと同じレベルの力作だとは感じる。 けれども、なんだろう。なんか既視感が。同じようなジャンルに食傷気味なのかも。⭐︎4
  • 2026年8月16日
    また団地のふたり
    現在をものすごく平易な文章で表現、文字も大きめなので勢いよく読めます。読み応えがないものの、10ページに1つくらいの割合で、主人公2人の生活を覗き見したような1文があるので、小説に飲み込まれるような気持ちになります。まるで引き算の美学みたいな文章。 主人公2人はいろいろな意味でとても閉塞感が強い状況で暮らしていると思うのですが、読んでいると上品で優雅な状態のように感じてきます。文体と主人公たちの状態はとてもよく合っていて、2人の静かで狭い生活を素敵なものに思わせる作用をしているのかなと思います。 すかすかのようでゆっくりと後から旨みが現れる滋味深い作品だと思うのですが、小説よりもドラマで見た方が楽しそうだなと感じてしまうのも現実。 ドラマは未見なのですが、やはりキャストが強いので、それでついイマジネーションが広がり補完されてしまうかも。まあすっと読めるのも良いところですし。⭐︎4
  • 2026年8月12日
    暗黒の瞬間
    暗黒の瞬間
    科捜研の女くらいのボリュームの弁護士小説。 だいたいどうなるのか想像できて、文章も読みやすいけれども、職業倫理もしっかり描写していて手堅い作り。ベルリンあたりの寒い季節の暗くて陰鬱な雰囲気が内容とよく調和していると感じました⭐︎4
  • 2026年8月5日
    肉は美し
    肉は美し
    描写はライトで全然グロくないです。読み進めるのが苦痛だったシーンはほぼなかったです。 コロナ禍後の2026年に読むと、政治風刺っぽい部分もあるけれども、そういうのではなくて、ちょうどいい長さのホラー小説って感じ。絶妙に現実と混ざっている感じがリアリティを感じてよいと思います。 こういう小説って、思いつきで書いてるだけじゃないかと思ってしまうと、激萎えですからね。⭐︎4
  • 2026年8月5日
    やし酒飲み
    やし酒飲み
    初期吉田戦車みたいで面白かった。 あまり賛同されなさそうですが、 個人的には思った以上に読みやすかった! 作者というよりも、この小説を最初に評価した人がすごいと思ってしまうが、これも私の年齢よりも長い間、世界中で言われてることなんだろうね笑⭐︎4.5
  • 2026年7月31日
    吸血鬼
    吸血鬼
    主人公が入れ替わっているのに、何だか誰だか判別しにくい。ほかにも、冗漫にものすごく長く会話が続いたり、どうでもいいようなディテールを描写したり、ものすごく力を抜いた文章(文系だからだろう  とか)が挿入されていたり、遠野遥作品なので、わざとそのように描いているのだ、何かの仕掛けなのだろうと思って読んでいたけれども、正直、その意図は掴めなかった。 文章自体は読みやすく、ディストピアな設定も掴みやすい、構成の不思議なところは不穏さの演出なのかなと思っても、なんだかピリッとしていない小説。 設定、隠喩、文体、構成を揃えて表現をした方が、 個人的な好みなのですが、良かったと思う。⭐︎3.5
  • 2026年7月29日
    オスカ-・ワオの短く凄まじい人生 (Shinchosha CREST BOOKS)
    オスカ-・ワオの短く凄まじい人生 (Shinchosha CREST BOOKS)
    構成と文体が大胆で、細やかな情報がスピード感を加速させてとても面白いのですが、読みながら、 こういうのが世の中で評価された超絶面白い、文学の最先端なんだーと斜に構えながら読んでしまったのも事実なので⭐︎4.5すみません。今度はもっと純粋に小説のみに集中しまっす。
  • 2026年7月27日
    家族
    家族
    陰惨な事件を現実に劣らず描写しながら、読書体験としては不愉快さをあまり感じず、それでいて含みを持たせてビターさを出すことに成功していると思いました。 不愉快さが少ないのはページ数がやや少なめで、また文章が軽やかで読むのに時間がかからないところ、また被害を受ける場面を被害者の数だけ描かなかったのも良いと思いました。 なんとか酷い目に遭ってくれないかなこいつらとなってしまう嫌なやつらがたくさん出てくるのに、カタルシスがあまりないのもじんわりと魅力に感じました。 描写の取捨、構成の巧みさ、文体のバランス、小説のテクニカルな魅力に満ちている一作!⭐︎4
  • 2026年7月23日
    K+ICO
    K+ICO
    上田岳弘作品は頭良すぎてついていけないと思っていたものの、この作品は、ページ数も手頃、メタファーの意図も掴みやすく、とても楽しく読めました。 ネットによって記号にさせられた人間を爽やかに解放していくような感じ。池澤夏樹のスティルライフみたいな味わい。古いよ。他の上田岳弘作品はもう少し精進してから挑戦します。⭐︎5
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