女王様の電話番
39件の記録
ほんね。@Honne_03302025年11月9日読み終わった「この世界はスーパーセックスワールドだ」 初っ端からこんな文章を提示されて度肝を抜かれる。 風俗店の電話番をするアセクシュアルの主人公。 失踪した1人の"女王様"(キャスト)を探す中で自分自身の内側を模索する話。 ここ数日で立て続けにマイノリティ関連の登場人物が出る小説を読んでいるが、主人公の当事者としての悩みが1番しっくりくる。 あと元同僚の吉野は何か1周まわってグロテスクだ。星先輩は気持ち悪い。読みながらドン引きしてしまった。結局この2人がお似合いなんじゃないですかね。 「悪魔の証明」が要所要所で出てくるけど、本当にこれなんだよな。先日読んだ川野さんのエッセイにも似たようなことが書いてあって腑に落ちた。 この世界はスーパーセックスワールド。もう普通の顔をして生きていけないような心持ちがする。

Hinako@Lady_Hinako2025年11月5日読み終わったいわゆる「女王様的な仕事」をしているので、タイトルに惹かれて何の予備知識もなく購入した。 ところが、女王様といっても舞台は回春エステで、私が想像していた内容とはまったく違っていた。 それでも、物語の中心はアセクシャルの主人公で、その点がとても興味深かった。 私のいる世界では、いわゆる「普通の癖」の人のほうが少なく、異性愛者のほうが多いとはいえ、同性愛者でマイノリティな人、つまりダブルマイノリティの人もいる。緊縛が好きなアセクシャルの方もいる。 この作品を読んで、アセクシャルの人たちへの理解が少し深まったように思う。


ふじこ@245pro2025年10月7日読み終わったとある理由から不動産会社を退職した主人公は、メンズマッサージ店・ファムファタルで電話番の仕事を始める。推しの女王様・美織さんと食事の約束をするがドタキャンされ、彼女はそのまま行方不明になってしまう。めちゃくちゃに面白くて一気読み。愛とは?セックスとは?美織さんを探すという行為そのものが、アセクシャルである自分自身との対話になっていく。何気ない会話の一つひとつが本質をぐさぐさと突いてきて、問いがぐるぐると回り続ける。私もスーパーセックスワールドを思い切り謳歌して生きていきたい。



- 逸見@hemisphere2025年9月5日読み終わった今までで一番当事者の心情を内側から描いていると感じた作品だった。好きの種類が明らかに世間一般の相場から外れている居た堪れなさ。一人で生きたいわけでもないのに、相手と種類が違いすぎて感情のすり合わせがうまくできない。拒絶したいわけではないのに拒絶せざるを得ず、その自分の冷酷なふるまいにも打ちのめされる。結論があるわけでも解決策の提示もないが、ただ自分のセクシャリティを勝手に決められたくないんですみたいな半端な居心地悪さ生きづらさだけの描写より踏み込んだ物語になんとなく慰められた。


はぐ@hagumi89892025年9月3日気になる渡辺優「性に関しては、基本的な考えすら人によって違う」 SM女王様の“電話番”が繰り広げる探索行(ダ・ヴィンチWeb) https://u.lin.ee/03CZU8c?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none


aiko@aiko-02025年8月31日読み終わったSNSで見かけて、 これ、わたしは読まないとなって思って購入。 世界のルールが自分にだけ分からない感じ、説明を求められること、「ない」ことの証明の難しさ、全部リアルだった。





ぶんちゃろふ@book_mylittlepig2025年8月31日買った読み終わったありのままでいられること、受け入れてもらえないもどかしさばかりだけれど、まぁ他人は他人だから100分かってもらえることなんてないんよなって思った。
ただのまめ@tadano_mame2025年8月30日読み始めた久しぶりに本屋へ。紙の香りが好きだ〜息抜きになる〜と思いながら、気になっていた本を見てまわり、結局今日買おうと思っていた本と違う本を購入していた📚また積読増やした… 数ページだけと思っていたのに、気づいたら20ページほど進んでいた。続きが気になる。
きん@paraboots2025年8月10日読み終わった性について考えさせられる作品。 主人公の志川はとあることがきっかけで、勤め先の不動産会社を辞める。次の就職の合間に選んだバイト先が、女王様派遣の風俗店の電話番だった。風俗店ファムファタルに所属するキャストの一人美織に対して、好意を抱きある日食事に誘うことに。志川は女性、美織も女性だが、性という属性を超えて、好きという純粋な感情を抱く様になった志川。 若い頃、わたしも数は少ないがごく一般的に恋愛をした。でもその中で、特別性愛を意識したことはなかった。 体の相性も性の指向性も合う合わないは重要ではあったけれど、それが全てではなかった。 というのは実は、相手との同意によるものだし、それが価値観というものなのだろう。嫌だとしても我慢できる、そういうこともあったはずだ。 そんなことを本書を読むうちに考えさせられる。 そしてそれは結婚して夫婦になったあとだとしても変わりはないし、むしろ近くにいればいるほど価値が合わないと孤独感が募る。 人によって大丈夫の値は違うけど、大丈夫って一体何がどう大丈夫なのだろうか…そんなことを考えさせられた。





































