鳩尾ドスーン。重い気持ち、後味の悪さ、未来のなさ、なんだけど、ものすごい求心力。 小説を読んだ〜ッって感じでした

満足。余韻。 現在活躍中の女性作家で、出たら必ず読む、のは川上未映子さんと津村記久子さんと柴崎さんあたりなのだけれど、柴崎さんがいっとう、解析というか「よさ」の説明が難しい。私には。 とにかく、急いで読み終わりたくないたぐいの小説なのよね〜

砂鉄ファンでも、楽しく読み終えても、なお思うのは「ナンシーはまじで特別だったんだな」ということです。 時代が変わって、自分も変わって、とりあげられる人物を「よく知らない」場合があるせいも大きいが。 （堀さんのイラストは想像以上にいかしてます！)

ワンダー！！　古賀さんの文章ほど「おいしさ」のあるものもないですよね。 読後すぐの私の好きな食べ物は「焼き鳥（タレ）」。でもまだ旅の途中だ〜

いい意味でダルい幕開けなのだが、ラストこんなに感動するとは…。後半夢中になってしまった。 いまの30そこそこのひとが長くエモいメールをやり取りするの不思議だけど、納得もする。あのひとたちにはそこが生まれて生きる世界なんだもんね。 恋愛小説というより、人間関係、生きかた、お仕事小説だと感じた

不遜なことをいいますが（読書感想などみなそうか）文章がうまい、うまいよね〜。そりゃ人気者だよ。 考えながら読むのが続いたので、なんの抵抗もなく読みくだせて誰も不愉快にしないっていいなアと感心したまま読了

村上春樹が「捨てられない本（？ 要約）」として挙げていて気になり。まったく古くない。むしろおしゃれ。どのページもかっこいい。かつ、ガロって感じ…