増補新版 韓国文学の中心にあるもの

34件の記録
- 犬川@hmbllue2025年5月24日読み終わったよく作品に出てくるチョンセやアジア通貨危機、聖水大橋の崩落、過剰な不動産バブルなどについてはなんとなく知ってはいたものの、はっきりとした詳細は掴めないままだった。本書ではわかりやすく理知的に書かれており、その知識を得たうえでこれまで読んできたたくさんの作品を読み返したくなった。民間人同士の虐殺が何度か繰り返された韓国の現代史は痛みと傷の歴史なのかもしれなくて、そこで生まれた痛みや傷、流れた血、虐げられた人々がたしかに存在したことを認め、治癒をするように、もう繰り返されることのないよう物語を生み出す。傷を直視しながら紡がれる文学はほとんど祈りだと思う。
- miura@musa7202025年4月6日面白かったです、韓国の歴史的な事件とからめてなぜその本が書かれたのかを時代背景、文脈も含めて紹介されていました。k-popやドラマはよくわからないと思っていましたが(映画は好き)書かれているものには俄然に興味を持ちました。まずはハン•ガンさんから
- もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年3月18日買った読み始めた読み終わった@ 葉々社旧版も持っているけど、どうしても気になって増補新版も買いました。 葉々社さんが斎藤真理子さんのサイン本を企画してくれたお陰です(旧版にもイベントで斎藤さんにサインをいただいたので) 本の厚さで頁数が大幅に増えたことが並べるとよくわかる。 追加された部分を読みはじめたが、この内容のために買ってよかった!と思えるほど充実しています。 もし旧版を持ってるから…と躊躇ってる人は本屋さんで試し読みしてみてください。 まえがきと増補版あとがきに追加された内容がどこにあたるかちゃんと明記してあるので。