増補新版 韓国文学の中心にあるもの

52件の記録
- うえちか@chila_5312025年9月28日読み終わった読了。前半は、韓国の近現代史の主要な出来事が、時系列を行ったり来たりしながら描かれ、後半には朝鮮戦争に重きを置かれて語られている。日本と比べるのがおこがましいぐらいのトラウマ的な歴史があり、それは今も続いている。読んだからと言って、韓国の歴史を理解できた訳ではなく、ほんの一部を垣間見た程度。もっと理解を深めたいし、その歴史を心に刻みながら生きてる人たちとも触れ合わないとほんとにわからない。
- うえちか@chila_5312025年9月27日読んでる韓国の近現代の歴史を読み解きながら、韓国のロングセラーの小説でどのように描かれているのかをつぶさに語る本。朝鮮戦争や兵役、戦後の経済成長などなど、韓国の方の精神や価値観にどんな影響を及ぼしているのかを垣間見た気がした。それと同時に、日本だったら何が影響してるのかなとも。主な影響を及ぼした歴史的事件といえば、第二次世界大戦、高度経済成長、バブル経済と崩壊、リーマンショック、なのかな。誰か日本のも書いて欲しい。。
- m@lunedeau272025年8月4日買った読んでる翻訳家・斎藤真理子さんの文章はなんでこんなに読ませるのか。 分析が鋭くて的確なんだろうな。そして静かななかに熱を感じる。 韓国の近現代史のトピックを、文学を媒介にして辿れる本。韓国への理解が二段、三段深まる。 韓国文学好きは読むとなお作品が愉しめる。 斎藤真理子さんの「訳者の解説」がまた読ませるんだよな!?
- 犬川蒔@hmbllue2025年5月24日読み終わったよく作品に出てくるチョンセやアジア通貨危機、聖水大橋の崩落、過剰な不動産バブルなどについてはなんとなく知ってはいたものの、はっきりとした詳細は掴めないままだった。本書ではわかりやすく理知的に書かれており、その知識を得たうえでこれまで読んできたたくさんの作品を読み返したくなった。民間人同士の虐殺が何度か繰り返された韓国の現代史は痛みと傷の歴史なのかもしれなくて、そこで生まれた痛みや傷、流れた血、虐げられた人々がたしかに存在したことを認め、治癒をするように、もう繰り返されることのないよう物語を生み出す。傷を直視しながら紡がれる文学はほとんど祈りだと思う。
- miura@musa7202025年4月6日面白かったです、韓国の歴史的な事件とからめてなぜその本が書かれたのかを時代背景、文脈も含めて紹介されていました。k-popやドラマはよくわからないと思っていましたが(映画は好き)書かれているものには俄然に興味を持ちました。まずはハン•ガンさんから
- もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年3月18日買った読み始めた読み終わった@ 葉々社旧版も持っているけど、どうしても気になって増補新版も買いました。 葉々社さんが斎藤真理子さんのサイン本を企画してくれたお陰です(旧版にもイベントで斎藤さんにサインをいただいたので) 本の厚さで頁数が大幅に増えたことが並べるとよくわかる。 追加された部分を読みはじめたが、この内容のために買ってよかった!と思えるほど充実しています。 もし旧版を持ってるから…と躊躇ってる人は本屋さんで試し読みしてみてください。 まえがきと増補版あとがきに追加された内容がどこにあたるかちゃんと明記してあるので。