コンパートメントNo.6

46件の記録
- ましろ@massirona2025年8月16日読み終わった映画には映画の、原作には原作の良さがあり、どちらも好みの魅力を放っていた。人と人が関わり合う中で、共通点がなくとも、すべてを理解できなくとも、通じ合う瞬間があること。人生に折り合いをつけ、受け入れようとする思いに至る過程が胸に響く。
- MARU@maru092025年8月10日読み終わった借りてきたこの映画は好きなんだけど、原作あるとは知らなかった。設定は映画と少々違うが、終始吹雪の中にいるような、寒さで指先の感覚無くなりそうな物語。でも内省の旅ってこんな感じよね。じき少女は新しい一歩を踏み出して行くんだろう。
- uedaharuki@uedaharuki2025年7月10日装画装画を描かせてもらった本 描いたのはシベリア鉄道の車窓から見えるタイガの風景。 モスクワからウランバートルまでの一部の区間は、2019年に個人的に旅行を計画していたルートでもありました。家族の都合でキャンセルすることになり、そのあとあっという間にもうちょっとロシアに個人旅行なんて難しいかなという世の中になってしまったのですが、ゲラを読みながら、調べて知っている地名がたくさん出て来て、少しだけ、行けなかった旅の追体験をしているような気持ちになっていました。
- もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年6月20日読みたい映画を途中まで観たけど、本のあらすじと鉄道の行き先が違った。 映画はサンクトペテルブルク、本はウランバートル。 ウランバートルにフィンランド人留学生が何をしに行くのか、中年男性がウランバートルでどんな仕事をするのか、そして二人がどういう交流をするのかが気になる。 映画ではずっと酒を飲んで酔っ払ってるロシア人男性にからまれながら、同じコンパートメントで数日間の長距離移動をするなんて無理すぎる…という嫌悪感で挫折してしまった。
- Anna福@reads--2503091900年1月1日読み終わったシベリア横断鉄道の一室に居合わせたフィンランド人少女と粗野な中年労働者ロシア人男。会話はほぼ彼。 「この国には百を超える民族がいる。そのうちのひとつ、もしくは三つくらい滅んでもたいしたことはねえ」… ロシア人作家でない為故意になのか、様々な民族の蔑みを軽く口にする男に、今現在侵攻を続けているロシアの思想的な一端を感じ… NATOに加盟して、やっと一息つけたというフィンランド。 男の父親のエピソードから、アフガニスタン侵攻時にも今と同じく犯罪者を前線に送っていたというのを知った。 現在の世界状況が違っていれば「生まれも年齢も、何もかもが違う2人のロードノベル」として楽しめたんだろうな。 情景描写が良いだけに。80年代、ソビエト連邦崩壊前。