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おるば
おるば
@olva
記録というよりは解釈と連想を押し付けるメモ noteも同じIDでやってます
  • 2025年11月6日
    SAVE THE CATの法則 : 本当に売れる脚本術
    ・なんか物語をメタく読める道具欲しかったからよく名前聞くこれ買った ・いつ猫でてくんねんってソワソワしながら読んでたら172ページでやっとでてきた、ちな全262ページ ・パルプ・フィクションへの言及で「〜とんでもない連中である(さらに髪型も最悪)」って突然の理不尽なパンチしてて笑った
  • 2025年11月5日
    サイボーグになる
    サイボーグになる
    ・直近で読んだ本で、障害者のナラティブの例として挙げられていたので買 ・後天的な難聴の補聴器ユーザーのSF作家(女性)と生まれつき骨形成不全症で車椅子ユーザーの弁護士(男性)がざっくり「障害×サイボーグ」について5テーマずつエッセイみたいなん書いて交互に並べてる本 ・俺自身生まれつきの補聴器ユーザーなのでクソ楽しい読書になるかと思いきや、想定読者が大衆向けというか、なんというか結果的に…「障害学」がすげー分かりやすくなってる本になっちゃってる。 ・かなり流し読みしちゃった ・逆に「障害学」の補助線としてならすげーおすすめかも。 ・誰しも「服」や「化粧」についての一定の思想があるように「障害×サイボーグ性」への考えは俺自身当たり前に持ってたんかな…て感じ ・多分このお二人もクソ当たり前のこと積み上げてる感覚なんだよ、でも本にしようとすると土台から組まなきゃ行けないってのが実情って感じよねえと勝手に想像した ・でも最後の対談は、しっかり踏み込みあってるから当事者としても面白かった。ここの部分読めただけでもこの本買ってよかった。 ・韓国も日本とあんまかわんねーなと思うなど ・韓国の障害当事者の温度感掴めたのだいぶ良かった ・ある種の完全性を志向するトランスヒューマニズムにおける不完全な人間の存在論を考える場合、障害者は既にサイボーグとしての存在論を当事者として考えられるという意味で最前線にいる、って考えはおもろいと思った。思弁だけどおもろい ・かなり流し読みだったから気向いたら再読する
  • 2025年11月4日
    物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために
    ・物語を愛している筆者が物語化を批判するって冒頭がおもろそうだったから買 ・理解したいしされたいから物語化するって指摘が最近note書いてる僕にはウッて刺さった ・ナラティブの弱点は目的閉塞性と改訂排除性って言ってる。だから遊ぼうよと。 ・カイヨワの遊びの四分類が割と中心核になってる ・最終的には、意味や目的に縛られない遊びによる共同に着地してる ・あれ?アルミンとジークの会話じゃね?これ ・↑出、出〜!w物語化理解奴〜w ・これをきっかけにKindleで眠ってる「動物化するポストモダン」「訂正可能性の哲学」読み直そうかな ・この本で引用されてた「サイボーグになる」買った。教えてくれてありがとう。
  • 2025年11月3日
    異常の構造 (講談社学術文庫)
    ・「時間と自己」の目滑り具合がパなくて年単位で積んでた木村敏、最近「正常/異常」について考えることが多かったので目に留まった積読を消化。タイミングってやつ。 ・すげースルスル読める、なんだ木村敏おもろいじゃん ・アンネの「自然な自明性の喪失」すげーわかる気がするけど、、わかった気がするだけか? ・差別表現あるけど故人だし差別助長の意図はないからそのまま刊行するよ、当時1973年ねって注記が最後にある程度には考えが古めかも。でも十分面白い ・語源がちゃんと違うアノマリーとアブノーマルが両方とも「異常」に翻訳されてるのってなぁ〜功と罪だよなと改めて思うなど。英語圏ネイティブって語源違うのは肌感覚でわかってんのかな? ・p.103あたりとかリミナルスペース論として読める ・p.115で「1=1」とかいうギャグみたいな式を大真面目に論じてるのおもろい ・俺自身の音声言語活動が100%非音声的なインプットに基づいていることによる、言語活動そのものが仮説形成推論でしかないよなっていう感覚、足場の無さの感覚は構造的に似てると思う ・どっちかというとこの本は「異常」をみて「常識的日常性」の構造を考えてる本では ・って読みながらメモしてたら著者もそう言ってた ・正常・異常について考えるとやっぱり「世界への信頼」が一つのキーワードになるんかねぇ分かりませんねぇ
  • 2025年11月2日
    リミナルスペース
    リミナルスペース
    ・まーじでおもろかった ・元々「崇高のリミナリティ」とかBackroomの流行りとかでリミナルスペースの概念は追ってて、写真そのものよりも概念としてすげー面白いと思ってたからこういう本出して翻訳してくれるのありがたい ・個人的に「パプリカ」「ツインピークス」を引用してたのはうおー!!てなった。好 ・クリーピーパスタやSCP財団の系譜もしっかり盛り込んで説明してくれてる ・写真や絵もステキ、視覚的にもそれなりに楽しい ・推奨するプレイリストついてる本はじめてだったな ・アルツハイマーの進行度合いに応じた音楽とか素敵概念すぎるね ・正常と異常、意味と無意味について考えてる人(俺)にとってすげー面白いオモチャを与えてくれる本 ・8番出口映画化されたし、A24はこれからバックルームでしょ?比べっこしてキャッキャする前に読もう
  • 2025年11月2日
    ジョン・ケージ 小鳥たちのために
    ジョン・ケージ 小鳥たちのために
    ・noteで4分33秒ちょっと拝借した手前、ジョンケージのことちょっとでもわからんかな〜って買 ・全然わからんかった ・音楽、作曲そのものの知識なさすぎててマグルが魔道書読んでる状態になってる ・鈴木大拙とかの名前が出てるのが意外や意外だった ・うーん今後もし音楽系に興味出たら改めて再読する本になりそう ・暇だしnttのiccの無響室行くぞ〜ってタイミングでいつも休館ンゴねぇ… ・先天性重度感音性難聴で純粋な無音を所有している僕にとっては、うーん、難しいけど分析する価値はあるテーマだと思う。ジョンケージの思想は。
  • 2025年11月1日
    ハンチバック
    ハンチバック
    ・ラストの視点変更の解釈別れてるっぽいけど完全にシャカの創作だと思う ・巨乳嫌いのキャラ造形を自身の経験から反映させてるって地の文がある時点でレイヤーは完全に明記されている。 ・モナリザになれず閉経する世界線がベースで、最後のは自分をモナリザにするための語りだと思う。 ・他者の悪意が、吐精が、右手を動かす地蔵のアテンションが、PVが、ゴグの怒りが、奇形の泥を捏ねて白い蓮になる、モナリザになる。そういう捻じ曲がったナラティブでしか生きられないこと自体のパルプ・フィクション。その弾丸はバカ高ぇ精子。
  • 2025年10月31日
    詩と散策
    詩と散策
    ・韓国文学で試しにトライしたハン・ガンの「ギリシャ語の時間」がおもろかったので、他の人を味見しようと思って買 ・齋藤陽道さんが直近の本で引用してたらしいのでそれも合わせて買 ・この本もボルヘスで締めくくられてた、もしかして韓国人ってボルヘス大好きか ・やっぱりインディアンの少女による家の場所までの道案内をその言葉通りに森を辿るとそれがそのまま詩を読んだことになるみたいなとこが一番詩的で素敵だった ・散歩と詩が一貫したテーマだったっぽいけどさらさら読めすぎて全然頭に残んなかった、IQ3で読める綺麗な本って感じ、 ・引用のセンスが良い
  • 2025年10月31日
    環状島=トラウマの地政学 新装版
    ・全文おもしろかった、刺激的だった ・時間たたないと自分の中で感想の骨格が立ち上がらないタイプの本だ ・当事者研究に関する言及がおもしろかった、内海から尾根への登攀を、ラッセルするみたいに動的なプロセスとして捉えてるのがおもろい ・あと当事者研究のずらしとか隠れとかの言及ははじめて見た、なるほど ・超個人的には、聴覚障害者として、「たったひとりのクレオール」のいわゆるクレオールを拡張した概念と絡めて考えてみたいなと思ってるので、宮地尚子さんのいうクレオールがどういうことなのかあんまり拾えなかったのが残念、なんか本出してる?らしいから気が向いたら読むかな
  • 2025年10月30日
    ギリシャ語の時間
    ギリシャ語の時間
    ・初めて韓国の本読んだ ・「彼はあるとき自分を殺そうとしたことがある」という意味を一単語に圧縮できる中動態、すごい ・ボルヘスの引用「我々の間に剣があったね」はこの作中ではやっぱり言葉なんだろうなと思う。 ・分かり合えないけど抜き身の言葉があったね
  • 2025年10月29日
    環状島=トラウマの地政学 新装版
    てすと投稿 ・ハン・ガンのユリイカで言及されてたので買 ・同作者の傷を愛せるかは積んでるけどこれは読めそう ・冒頭からメタファーもりもりで読んでて楽しい ・いろんなこと解釈できる道具を配ってる感じの本だ ・原爆ドーム去年行けたのが割とゼロ・グラウンドの比喩を理解するのに良いリソースになってる ・中空構造って言葉が良い、好き、河合隼雄を感じる ・了解可能って言葉選びがめちゃくちゃ医者 ・陸地が語り手なのか陸地に立つ人が語り手なのかがよくわからない。重力とか風のメタファー使ってるってことは、陸地に立つ人を想定している? ・例えば音声言語を持たない人、聾者、聾唖者は地形まるごと水没してるみたいなことになるんだろうか。語り得ない人たち。
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