翠雨の人
55件の記録
K野@knocano2026年5月21日読み終わった借りてきた感想大正9年生まれの猿橋勝子は幼い頃から「雨とはなんだろう、なぜ降るのだろう」など世界の現象への深い興味を持っていた。 女学校を卒業し無難に就職したあとも科学への思いが止まず、遅ればせでの進学を果たす。 研究を経て中央気象台での勤務のなかで戦禍を経験した勝子はやがて欧米ソの水爆実験の影響の放射能汚染研究に身を捧げていく 伊与原さんの本を読むといつも、真の知性を持つ人はその根底に善性を持って合理的な選択をするものなのだろうと強く信じられて希望が湧く。 話の中に苦労はあってもエグい理不尽な悪意がほぼ見当たらない世界なので…アンディ・ウィアー作品を読む時の感覚に近いけど、たとえ困難があってもせめてこうあれよ、世界…!と言う思いでいっぱいになってしまう。 しかし今作は三分の二ほど読んだところで検索したら主人公の猿橋勝子さんが実在の人物だと知って衝撃を受けた。 面白いけど…!それは間違いないけど研究結果などの事実はともかく猿橋さんがどんな思いでいたかなどは想像によるフィクションなわけで…。実在した人の心を勝手に描いていいんだろうか、どんな感情でよめば…?と戸惑った。 ただそれも最後まで読み終えた時、敢えてこれを書いたのは大きなリスペクトと祈りなのかな…?この偉大な、偉大過ぎて利他に近い人生を送った人への。と感じた


fumi@soraso10212026年4月11日読み終わった優秀な女性科学者に送られる猿橋賞。 戦中から、戦後、女性科学者の先端を切り拓いてきた、猿橋勝子さんのお話です。 放射性物質の分析を行い、原爆や水爆の危険性を訴えた方。 科学の話は難しいけれど、素晴らしい女性でした。





読書日和@miou-books2026年4月3日読み終わった実在した女性科学者、猿橋勝子をモデルにした小説。 戦前・戦中から始まる物語。 直前に『普天を我が手に(第一部)』を読んでいたこともあり、しばらく頭の中は昭和10年代のまま。 女性科学者の地位向上にとどまらず、「科学者としてどうあるべきか」を問い続け、 世界的な反核の動きにもつながっていくその歩み。 ほんの少し生まれた時代が違うだけで、 女性が背負う苦労も、選べる道も大きく変わる。 それでも、負けない。諦めない。 そして、良き師との出会い。 正しい科学者であろうとし、自ら道を切り開いていく姿が、読んでいてずっと気持ちいい。 こんなに素晴らしい人物を、これまで知らなかったことに驚く。


- 本好き@deko08r5k2k8m2026年3月17日読み終わった借りてきた戦後アメリカが行ったビキニ水爆実験による放射能汚染測定に携わり、核実験抑止のために国際的に活躍した実在の女性科学者・猿橋勝子の生涯。 戦前、女性が理系の教育を受ける機会に恵まれない時代から、科学の道を志した。この小説を読まなかったら知るすべはなかったかも。ぜひドラマ化していただきたい。 フォルサム博士との実験結果の対決は、胸がすくような気持ちになった。
ゆきまる@yukimaru01252026年2月5日読み終わった科学者猿橋勝子さんをモデルにしたフィクション 女学校卒業後更に進学する女性が珍しかった戦前に帝国女子理専に進む勝子 読みながら朝ドラ『虎に翼』の寅子を思い出す 科学のデータを信用せずフェイクと決めつける今の施政者を彼女はどんな思いで天国から見ているのかなぁ
あんこちゃん@anko2026年1月27日読み終わった借りてきた良かった。最初から最後まで一貫して良かった。伊代原さんの作品って登場人物ほぼ全員好感持てるので安心して読める。そして何より猿橋勝子という人に本当に惹かれた。









Michika@0610shun2025年11月18日読み終わった猿橋勝子さんのお名前は全く知らなかった。 戦前戦中戦後と現在の気象庁で科学の実験を行い ”死の灰”を分析したり 原水爆実験による放射能汚染の実態を 数値化することで証明する過程は 理系出身だったから興味深かった。 逆境をはねのけて結果を出す心意気、 そのひたむきさが感じられるからこそ、 周囲に支えてくれる人が集まるんだろう。 世界の国々と科学という言葉で理解し合おうと 志高く活躍していく姿も感動したけど、 戦中に研究が軍事利用されることに 強い違和感を抱く場面が印象的。 軍事国家における科学のあり方の難しさが伝わった。 政治と科学を分断して扱うことができなくて 「好きなことを好きなように研究しているだけではだめ」という言葉は 猿橋さんに大きな影響を与えただろうなぁ。







花蝶@hana-choh2025年10月13日読み終わった素晴らしいお話でした。沢山の付箋です笑。 初志貫徹、自分を信じる、すごく心に響きました。 感動で涙腺が緩みました。 伊与原先生、素晴らしい読書を過ごさせていただきました。ありがとうございました😊




はづき@paroles11182025年9月10日読み終わった猿橋勝子さん。実在した方だとは。 恥ずかしながら戦時中の話を忌避してしまうので、正直しまった、と思ったけど読み進めていくうちにだからこそ胸に迫るものがあった。自分たちの利益しか関心のない多くの権力者たちを腹立たしく思いつつ、猿橋さん達のような科学者たちの奮闘があったからこそ今があるということを改めて実感する。 今もなお、この日本ですら完璧に平穏とは言えないけど(勿論他の国よりは恵まれているが)ちっぽけな、それこそ一粒の雨よりもちっぽけな私も頑張らなくちゃと思える。 仰々しくはない、一人の等身大の女性に焦点を当てたとてもいい本でした。





奈落の底@niku_tabetai2025年9月10日読み終わった面白かった〜〜〜〜〜〜けど第二次世界大戦らへんの歴史の知識と科学の知識があった方が読んでて面白いと思う!特に科学全然分からへんから読んでて難しいなと思うとこも結構あった😇💦自分が馬鹿過ぎて死にたい💖ってなる!!!!いやいつも死にたいけど💦ガハハ('ω')ハハハ
花蝶@hana-choh2025年9月7日読み始めた勝子さんが清楚で綺麗です。 読んでいて気持ちが穏やかになります。 このような大人しい方が素晴らしい実績と原水爆実験への調査をなされることになるのはまだまだ先ですが、猿橋勝子さんのこれからにすごく興味があります。引き続き読むのが楽しみです。伊与原さんありがとうございます。


Michika@0610shun2025年8月24日気になる実在した女性科学者、猿橋勝子さんの評伝小説。 歴史上の出来事が 今自分が生きている世界と 地続きなのだと理解できた瞬間 世界観が変わるので、 こういう物語とても好き。





ヒナタ@hinata6251412025年8月14日読み終わった戦前の女性が高等教育を受けることも珍しかった時代に科学の道を切り開き、戦後は第五福竜丸の被爆事件を機に水爆実験による放射能汚染を実証し核兵器廃絶を訴えた、日本の女性科学者の草分け的存在、猿橋勝子さんの人生をテーマにした歴史フィクション。 伊与原先生の科学の専門的な知識を物語や文章に落とし込む力や丹念な取材力がいかんなく発揮されているように思う。 また、戦時下に科学が利用されることへの葛藤についての丁寧な描写は、今の大学や研究を取り巻く状況を踏まえてではないかなと感じた。猿橋さんは女性初の日本学術会議会員でもあったそう。同会議は「軍事目的のための科学研究を行わない」と声明にうたっている。 ふたつの原爆投下の日のあいだにこの小説が読めてよかった。第五福竜丸のことももっと知られるべきだと思う。たくさんのひとに読んでほしい本だし、いつか朝ドラになってほしいな。





























