怖すぎる〜いろんなタイプの怖が畳み掛けてくる〜〜

最後の転がり落ちていくような魔女の取り乱し方がやるせない。全てが裏目に出てしまうし、何も思い通りにいかない。

設定が面白い。この設定でもうちょっと踏み込んだ展開とかストーリーいろいろ読みたいという意味では物足りなかったかも。

エルファバとグリンダ、そのほかのみんなとの距離感が舞台版・映画版とかなり違うのが面白い

くどうれいんのエッセイを初期からずっと読んでいる。『虎のたましい〜』あたりは「今持てる技術を見せつけたい！」という気迫を感じたのに対して今回はかなり肩の力が抜けていて、日常の自炊に向き合うことを大袈裟でもなく、でも素直に楽しみ味わっていてこの筆者の醍醐味を感じられる。

死んだ人たちだけが犠牲者ではないし、いつまでも終わっていない

首がもげるほど共感！

文章のカロリーが高くて読むのに時間がかかった。独特の空気。間。ラメちもグミ氏もルルもすんごいらぶい。

何十年もの間、ただ1人で孤独に耐えている母親たちの言葉は凄まじく重い。この話を引き出すのに必要だった時間や誠意や信頼の大きさも感じる。すごい本だ