

リチ
@richi
- 2026年5月27日
増補新版 女ふたり、暮らしています。キム・ハナ,ファン・ソヌ,清水知佐子読み終わった気の合う友達2人の同居生活をお互いの視点から綴ったエッセイ。新しい家族の形としてとても良いと思う。自分がどのような人や関係をパートナーとするのかは自由だと思う。気が合うとはいえ、一緒に暮らし、生活をすり合わせ、信頼関係を築くのは地道な努力と歩み寄りが必要とわかる。人と親密な関係を築くためにはどうすれば良いか、のバイブルでもある気がする。この2人は書くことが仕事なので言語化する習慣が元々あったので、やりやすかったのかもしれない。韓国語がわかればお二人のPodcastも聞いてみたい。 - 2026年5月24日
- 2026年5月21日
水車小屋のネネ津村記久子読み終わったaudibleにて。18歳と8歳の姉妹を追いかけた40年の物語。出てくる人がほとんどいい人たち(母親とその婚約者がなんともいえない人であるのがとても切ない)で、幼い姉妹が周りの温かい眼差しに見守られて成長し、また自分たちも他の人へと手を差し伸べる様子が清々しく、読後感も良かった。それによりそうヨウムのネネに癒される。 人生を追いかけるような小説というのは、読み切った時の不思議な満足度がある気がする。 - 2026年5月20日
ほんとうのことを書く練習土門蘭読み終わった「書く私」と「読む私」がいて、書く時は「読む私」にも退場してもらって「書く私」だけにならないといけない。徹底して「ひとり」にならないといけない、というのが新しい発見だった。 書くことは生きることだな、としみじみと感じた。 - 2026年5月14日
体の居場所をつくる伊藤亜紗読み終わった普段体をコントロールしている気になっているが、そのコントロールが効かなくなった体と、どう生きていくか、どう体と付き合っていくかをインタビューを通して語られている。先に読んだ「要するにって言わないで」で、体の声を聞く、感じることと、通じるところがある気がした。どの方も言語化が素晴らしく、ままならない私の体を、他人に伝えることの苦労を感じさせる。当たり前だが、体というのは本当にパーソナルなもので、この私の感覚というものと向き合って、居心地の良い形を見つけて行きたいと思った。環境に翻弄されることを「入力」と呼ぶところが新鮮だった。 11人の方の繊細なの体の居場所を探る試行錯誤に圧倒される読書でした。 - 2026年5月6日
- 2026年5月4日
- 2026年5月3日
三千円の使いかた原田ひ香audibleにて。三宅香帆さんと原田ひ香さんの対談が思いの外面白く気になって聴いてみた。よくできた面白い話だった。奨学金は私も借りていたのでちょっと切実な感じがした。祖母の琴子のキャラクターがとても良い。 - 2026年4月27日
生きる力が湧いてくる野口理恵読み終わった生きる力が乏しい時に読んだが、面白かった。何があっても生きていくしかないんだな、と。周りから見た自分(本書に出てくるNは著者だと思う)や兄の視点、自分のお葬式の様子など、多角的に自分を観察している様子が面白かった。一つ一つの話がそれぞれとても良いのだけれど、これらをまとめて通読すると、より面白く感じる。岸政彦先生の「生きていこうな」に通じるものがあった。 - 2026年4月26日
人といることの、すさまじさとすばらしさきくちゆみこ読み終わった大変良かった。人といると疲れ果ててしまう反面、人と会いたいという私の気質ににた著者の人と共に過ごす日々を綴った本。ところどころで引用される本たちも魅力的で、タイトル通り「人といることの、すさまじさとすばらしさ」をしみじみと感じる。 昔からお金だけでなく、してもらったりしたことの「貸し借り」はちゃんとするようにと言われ続けてきたので、いまだに人に何かしてもらうのが大変苦手で、この本に描かれている団地のコミュニティに圧倒される。「貸し借り」を同じくするのは難しいし、してくれた相手だけでなく他の人にも返していくという当たり前のようだが、コミュニティのあり方に納得。積んである「贈与論」も読まないと。 - 2026年4月16日
文化の脱走兵奈倉有里読み終わった「夕暮れに夜明けの歌を」から「背表紙の学校」と読んで、こちらの本も。こちらの書かれた時期もあるのか、反戦の意志が多く語られている。先に「背表紙の学校」を読んでしまったが、こちらの方が先だった。同じく群像の連載とのこと。ロシアの詩の引用とそこから連想される思い出などが語られるのが心地よい。ロシア文学ももっと読まねばと思うし、ニュースだけを見ていてもロシアの普通の人々のことは何もわからないが、この本の中で垣間見れ、同じように悩む人たちに触れると、世界は繋がっていると感じた。 - 2026年4月12日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わったaudibleにて。純粋に面白かった。仕掛ける側にいるはずの久保田、その娘でファンダムにのめり込む澄香、推しの自殺から陰謀論に絡め取られる隅川の3人の視点で話が進んでいく。「皆、自分を余らせたくないんです」という言葉は鋭く残る。 今を切り取った小説として秀逸。最後はどのように終結するのかと思っていたら、予想外の展開だった。 孤立は人を蝕むということがよく分かる。そして過度な共感も怖い。皮肉にも陰謀論者が繰り返す「視野を広げましょう」という言葉が刺さる。 物語に没入することが辛い現実を生きる術であるという面はあるのだが、振り回されるのは本末転倒だ。 「視野を狭くすることは楽しかったですか?」という言葉も印象的。 - 2026年4月11日
背表紙の学校奈倉有里読み終わった前作の「夕暮れに夜明けの歌を」がとても良かったので、手に取った。ロシアの詩と共に著者の体験が綴られる。市長選を応援したり、ロシアでの生活の話だったりと、著者の体験が多岐に渡り面白い。あとがきで、読書について語りつつ、この連載(群像の連載をまとめた本なので)を書くにあたっての決意を書いているところは、著者の誠実さが滲み出ている。そして、読書体験を的確に表現していると思う。 この本も良かったので、この著書の「文化の脱走兵」も早速入手した。 - 2026年4月9日
カフェーの帰り道嶋津輝読み終わったaudibleにて。少し細切れに聴いてしまった。カフェ西行を中心として、登場人物たちの人生が描かれる。戦前から戦後までの長いスパンで描かれているのだけれど、淡々としていて、とても良かった。大きな悲劇があるわけでもないがしみじみと良かった。 - 2026年3月27日
教養としてのハイブランド フツーの白シャツが10万円もする理由とあるショップのてんちょうブランドとデザイナーを、幅広く紹介してくれる。みんなが知っているラグジュアリーブランドから最近の日本の新しいブランドまで網羅していて、すでに知っている情報も多かったけれど、ラフに楽しめるファッション本だった。 - 2026年3月23日
「手に負えない」を編みなおす友田とん読み終わった最初地下鉄の漏水対策の話ばかりで、この本はどうなっていくのか心配になったが、著者が歩んできた「手に負えない」数々のことを通して、それを都度手当てしながら、尽きない手に負えなさと共に暮らしつつ、その中におかしさみたいなものを見出して、面白がっていけるといいね、という感じに落ち着いてホッとした。幼少期に住んでいたという京都のお家の話はとても興味深かった。 - 2026年3月15日
フロイトの灯西見奈子読み終わったフロイトの理論が後年のアップデート含め明快に整理されていて、読みやすかった。一回読んだだけでは腑に落ちないところもあったので、もう一度読みたい。フロイトの理論について当時から女性精神分析家による批判があったことを知れたのはよかった。男性による男性の理論という印象があったので。精神分析の女性の扱いになんとなく良い印象がない。フロイトの偉業もまた、女性によるケアに支えられていたということも明確に示されていて良かった。 - 2026年3月14日
フロイトの灯西見奈子買った - 2026年3月14日
- 2026年3月13日
プラハの古本屋 (中公文庫)千野栄一気になる
読み込み中...