

リチ
@richi
- 2025年11月12日
みえないものイリナ・グリゴレ読み終わったエッセイとフィクションがまざった一冊。著者が人類学者のせいか、どの話も観察してるかのような少し距離感のある描かれ方で新鮮だった。共感や理解をあまり必要としていないかのような。 あとがきに「この本では、弱者としての女性、みえないものとしての女性、彼女らの誰にも知られなかったエピソードを、フィクションとノンフィクションの境界線をまたぎながら書いてみた。誰も知らない人の物語を。」とあり、とても納得した。 最初の著作の「優しい地獄」も読んでみたい。 - 2025年11月8日
心にとって時間とは何か青山拓央気になる - 2025年11月8日
虚弱に生きる絶対に終電を逃さない女気になる - 2025年11月6日
変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館ミンパクチャン,樫永真佐夫読み終わった心の底からこの本と、民族学博物館を布教したい。もちろん友の会にも入る。 純粋にとても面白かった。 地域差がなくなりつつある世界で文化人類学がどうなっていくのか。 「受け入れた物を、資料として登録し、保存し、未来に残していく」増え続けるであろう物を受け入れ、捨てないという博物館の矜持も感じた。 素晴らしかった。 - 2025年11月3日
- 2025年11月3日
痛いところから見えるもの頭木弘樹読み終わった文学のすばらしさは、言葉にならないものを、それでもなんとか言葉にしようとするところにある。 「痛いところから見えるもの」は、その試みを真摯に続けている本だ。 痛みを語ることの難しさと、その伝わらなさの構造、そして痛みと社会(たとえば、女性の痛みが軽視されやすいことや、差別と痛みの関係)までを丁寧に掬い上げている。 「痛み」というテーマは個人的で閉じたものに見えがちだが、この本が描くのはむしろ「痛みをどう表現し、どう共有するか」という、こと。痛みを持つものが言葉を尽くさねばならない、という点には不均衡も感じた。 - 2025年11月1日
- 2025年10月27日
声を出して、呼びかけて、話せばいいのイ・ラン,斎藤真理子,浜辺ふう読み終わった読んでいて、正直つらい場面が多かった。 家庭の暴力、姉の死、そして著者自身の痛み。 助けを求められる側だった著者が、実は助けて欲しい人である皮肉。それでも「声を出して、呼びかけて、話す」という祈りとともに、生きているという記録。 - 2025年10月25日
- 2025年10月20日
- 2025年10月19日
遠い山なみの光〔新版〕カズオ・イシグロ,小野寺健読み終わったaudibleでよく分からなかったので、本で再読。audibleでこれは悦子の話?佐智子の話?万里子?景子?となってしまったが、本で読むとなるほど。カズオイシグロの本は信用ならない語り手が多い気がするので、最初から警戒して読んでしまったが、引き込まれた。解説の「人は後悔を秘密にして生きる」がまさにである。 - 2025年10月18日
人はなぜ結婚するのか筒井淳也読み終わったかなり面白かった。結婚が父子関係の確定から始まり、現在の性愛と生殖に関わるものになるまでの変遷は面白かった。また親子関係に関わるところでは、目から鱗。これからこの制度がどのようになるのが望ましいのか、など考えるきっかけになった。 - 2025年10月16日
- 2025年10月12日
そっと 静かにハン・ガン,古川綾子買った - 2025年10月12日
生き物たちの情報戦略【増補版】針山孝彦買った - 2025年10月6日
- 2025年10月3日
- 2025年10月3日
- 2025年9月29日
カフネ阿部暁子読み終わったaudibleで。喪失と再生の物語。薫子とせつなの関係性の変化が丁寧に描かれていて良かった。終章がちょっといきなりすぎてビックリはしたものの、タイトルの回収もきちんとあって、綺麗にまとまっており、すっきりした読後感。出てくる料理がどれも美味しそうだった。 - 2025年9月28日
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