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リチ
リチ
リチ
@richi
  • 2026年7月8日
    夏帆
    夏帆
    どこにも引っかかりもなく、するすると読めて面白かった。村上春樹は変わらない。今までもいろんな不思議なキャラクターが出てきたけれど、今回はありくいの奥さん、シロアリの女王というのが出てきた。主要人物が女性ばかりだけれど、特に違和感は感じなかった。 村上春樹の主人公はみんな割と孤独なことが多い気がする。
  • 2026年6月28日
    ラウリ・クースクを探して
    ネットでどなたかが勧めていて手に取ってみた。普通に面白かった。小説家は、自分が経験していないことでも書けるというのはすごいな、と思った。いくら調べるとはいえ、エストニアの1人のコンピューターの天才の話がリアルに心情含めて書けるのに驚いた。悪魔の橋の願いごとが叶えられて良かった。挫折があって、再生があって、今がある。宮内悠介さんの本はこれが初めてだったが、他の本も読んでみようかと思う。
  • 2026年6月21日
    六人部屋の十三年間
    頭木さんの文章とは相性が良いのか、あまり読書が捗らない今日この頃でも一気読みした。私も持病があるものの、入院したことがないので、入院した時の六人部屋の話はとても新鮮だった。面白いと思うのも失礼かもしれないが、エピソードが面白かった。健康であると見えないものがあるな、と自分が病気になって思ったのだが、自分の見えてる世界はほんの一部なのだな、と思った。それぞれのエピソードが切実であるけれど、面白く、人間関係についても考えさせられるところもあり。 主治医が私は入院に向いてないので、入院は避ける方向でと言われているのだけれど、その意味が少しわかった気がした。
  • 2026年6月19日
    優生思想・反出生主義を支持する障害者たち
    とても興味深い一冊。特に第3章以降の話が発達障害かどうかに限らず、優生思想に対する反論としてとても分かりやすく興味深い話になっている。毒親の話なども出てくるが、毒は本来親のみが持っているものではなくて、社会にある毒でもあるのでは、というのもなるほど。当たり前だが、自分の子供であっても自分と全く違う人間、人格、能力であるということは重要かと。親は子供の人生に責任を取れない、というのも一理ある。発見がある一冊だった。
  • 2026年6月12日
    歩くと心が軽くなるのはなぜか
    散歩が、世界と私のあわいを歩くというのは面白いと思った。また歩行を左右運動と捉えて、EMDRと繋げているのは興味深かった。 もう少し散歩、歩くことにフォーカスしてると思ったが、ちょっと違っていた。 この本のターゲットとする人たちがどんな人なのかよく分からなかった。予備校の相談室の話などを読むと、受験生に役に立つ情報である気がするし、俳諧や認知症の話などはやや年齢層が上な気もして、読んでいてよく分からなかった。
  • 2026年6月10日
    世界自炊紀行
    世界自炊紀行
    世界中の家庭を訪問し、自炊事情やレシピなどを綴った本。自炊事情がさまざま。思ったよりタンパク質を豆や卵、乳製品でとるところが多いのが意外。多様で豊かな食模様が楽しめる。定番の料理しか作れないではなく、定番の味で安心という考え方もあるのだな、と。10年後とかもっと時を経たのちにこの本を読んでみたらどう思うだろうか。自炊は残っているのか、この多様な食文化は残っているのだろうか。ずっと先に読見返すために手元に置いておこうか。
  • 2026年6月6日
    昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話
    鏡リュウジさんと、東畑開人さんの軽快なやり取りがとても面白かった。お二人の広くて深い知識が凄まじかった。楽しく読み進めるだけで、占いやカウンセリングについての理解も深まった気がする。
  • 2026年5月27日
    増補新版 女ふたり、暮らしています。
    増補新版 女ふたり、暮らしています。
    気の合う友達2人の同居生活をお互いの視点から綴ったエッセイ。新しい家族の形としてとても良いと思う。自分がどのような人や関係をパートナーとするのかは自由だと思う。気が合うとはいえ、一緒に暮らし、生活をすり合わせ、信頼関係を築くのは地道な努力と歩み寄りが必要とわかる。人と親密な関係を築くためにはどうすれば良いか、のバイブルでもある気がする。この2人は書くことが仕事なので言語化する習慣が元々あったので、やりやすかったのかもしれない。韓国語がわかればお二人のPodcastも聞いてみたい。
  • 2026年5月24日
    ランチのアッコちゃん
    audibleにて。爽やかな読後感。悪い人が1人も出てこず、ちゃんと問題も解決し、みんなが元気になる本だった。アッコさんがちょっとヒーローぽい。
  • 2026年5月21日
    水車小屋のネネ
    水車小屋のネネ
    audibleにて。18歳と8歳の姉妹を追いかけた40年の物語。出てくる人がほとんどいい人たち(母親とその婚約者がなんともいえない人であるのがとても切ない)で、幼い姉妹が周りの温かい眼差しに見守られて成長し、また自分たちも他の人へと手を差し伸べる様子が清々しく、読後感も良かった。それによりそうヨウムのネネに癒される。 人生を追いかけるような小説というのは、読み切った時の不思議な満足度がある気がする。
  • 2026年5月20日
    ほんとうのことを書く練習
    「書く私」と「読む私」がいて、書く時は「読む私」にも退場してもらって「書く私」だけにならないといけない。徹底して「ひとり」にならないといけない、というのが新しい発見だった。 書くことは生きることだな、としみじみと感じた。
  • 2026年5月14日
    体の居場所をつくる
    普段体をコントロールしている気になっているが、そのコントロールが効かなくなった体と、どう生きていくか、どう体と付き合っていくかをインタビューを通して語られている。先に読んだ「要するにって言わないで」で、体の声を聞く、感じることと、通じるところがある気がした。どの方も言語化が素晴らしく、ままならない私の体を、他人に伝えることの苦労を感じさせる。当たり前だが、体というのは本当にパーソナルなもので、この私の感覚というものと向き合って、居心地の良い形を見つけて行きたいと思った。環境に翻弄されることを「入力」と呼ぶところが新鮮だった。 11人の方の繊細なの体の居場所を探る試行錯誤に圧倒される読書でした。
  • 2026年5月6日
    自他の境界線を育てる
    バウンダリーの勉強。 おそらく子供向けの本かと思う。子供の頃に知っておきたかった。
  • 2026年5月4日
    「要するに」って言わないで
    身体性という言葉を聞くようになったけれど、身体の声を聴いてセルフケアをしようという感じだろうか。考えずに感じること。すぐに「要するに」とまとめずに、自分の中の言葉を聞き切ること。自分の中の他者の存在を尊重すること。こうした方がいい、と頭で考えて身体のこと(感じ方)を無視するのはやめよう。思えば身体を蔑ろにしてきたかもしれない。
  • 2026年5月3日
    三千円の使いかた
    audibleにて。三宅香帆さんと原田ひ香さんの対談が思いの外面白く気になって聴いてみた。よくできた面白い話だった。奨学金は私も借りていたのでちょっと切実な感じがした。祖母の琴子のキャラクターがとても良い。
  • 2026年4月27日
    生きる力が湧いてくる
    生きる力が乏しい時に読んだが、面白かった。何があっても生きていくしかないんだな、と。周りから見た自分(本書に出てくるNは著者だと思う)や兄の視点、自分のお葬式の様子など、多角的に自分を観察している様子が面白かった。一つ一つの話がそれぞれとても良いのだけれど、これらをまとめて通読すると、より面白く感じる。岸政彦先生の「生きていこうな」に通じるものがあった。
  • 2026年4月26日
    人といることの、すさまじさとすばらしさ
    大変良かった。人といると疲れ果ててしまう反面、人と会いたいという私の気質ににた著者の人と共に過ごす日々を綴った本。ところどころで引用される本たちも魅力的で、タイトル通り「人といることの、すさまじさとすばらしさ」をしみじみと感じる。 昔からお金だけでなく、してもらったりしたことの「貸し借り」はちゃんとするようにと言われ続けてきたので、いまだに人に何かしてもらうのが大変苦手で、この本に描かれている団地のコミュニティに圧倒される。「貸し借り」を同じくするのは難しいし、してくれた相手だけでなく他の人にも返していくという当たり前のようだが、コミュニティのあり方に納得。積んである「贈与論」も読まないと。
  • 2026年4月16日
    文化の脱走兵
    文化の脱走兵
    「夕暮れに夜明けの歌を」から「背表紙の学校」と読んで、こちらの本も。こちらの書かれた時期もあるのか、反戦の意志が多く語られている。先に「背表紙の学校」を読んでしまったが、こちらの方が先だった。同じく群像の連載とのこと。ロシアの詩の引用とそこから連想される思い出などが語られるのが心地よい。ロシア文学ももっと読まねばと思うし、ニュースだけを見ていてもロシアの普通の人々のことは何もわからないが、この本の中で垣間見れ、同じように悩む人たちに触れると、世界は繋がっていると感じた。
  • 2026年4月12日
    イン・ザ・メガチャーチ
    audibleにて。純粋に面白かった。仕掛ける側にいるはずの久保田、その娘でファンダムにのめり込む澄香、推しの自殺から陰謀論に絡め取られる隅川の3人の視点で話が進んでいく。「皆、自分を余らせたくないんです」という言葉は鋭く残る。 今を切り取った小説として秀逸。最後はどのように終結するのかと思っていたら、予想外の展開だった。 孤立は人を蝕むということがよく分かる。そして過度な共感も怖い。皮肉にも陰謀論者が繰り返す「視野を広げましょう」という言葉が刺さる。 物語に没入することが辛い現実を生きる術であるという面はあるのだが、振り回されるのは本末転倒だ。 「視野を狭くすることは楽しかったですか?」という言葉も印象的。
  • 2026年4月11日
    背表紙の学校
    背表紙の学校
    前作の「夕暮れに夜明けの歌を」がとても良かったので、手に取った。ロシアの詩と共に著者の体験が綴られる。市長選を応援したり、ロシアでの生活の話だったりと、著者の体験が多岐に渡り面白い。あとがきで、読書について語りつつ、この連載(群像の連載をまとめた本なので)を書くにあたっての決意を書いているところは、著者の誠実さが滲み出ている。そして、読書体験を的確に表現していると思う。 この本も良かったので、この著書の「文化の脱走兵」も早速入手した。
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