学校では教えてくれないシェイクスピア
28件の記録
いずみ@moritaizumi2025年10月21日読み終わった❤️2025年10月読了本高校生を対象にした特別講義のような授業を書籍化した本。本の作り方としては、「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(加藤陽子)に近いかも。 高校生たちが取り組むワークの発表もおもしろかったし、正直、すごいなと思った。 全体を通して一番興味を惹かれたシェイクスピア作品の話は、オセローの演出や俳優がどんなふうに変化してきたかという話。



りなっこ@rinakko2025年10月14日読み終わった舞台芸術史やフェミニスト批評を専門とする著者ならではの内容、頗る面白かった。 ロミオとジュリエットの舞踏会場面の演出を考えたり、翻案による映画を観て批評を書いてみるといった課題は難しそうだったが、応える高校生たちも優秀なのでお蔭で読み応えがあった。






さおり@prn9909082025年10月6日読み終わった男子校の高校生に向けた授業を書籍化したもので「男の子のほうがジェンダーについて触れる機会が少ないと思うから」という視点が良いなと思ったし高校生たちのレベルが高くてすごいなと思った.シェイクスピアの作品というよりはシェイクスピアまわりのことで、どういう書き方をしていたのかとか、当時の劇団や劇場の事情のこととか、作品を解釈(批評)するときの取っ掛りの見つけ方とかを説いてくれていて、それがわたしには良かったなと思う.シェイクスピアを見る(読む)ときはそこまでその時代のことを頭には入れなくてもいいということと今の時代にも通じるところがたくさんあるから登場人物がジーパンを穿いていても良い、ということを知り肩の荷が若干おりた😂 シェイクスピア作品を上演するときや翻案するといの人種や戦争についての講義もあり、そこに一番グッとひきこまれたと思う. 「わたしの人生はディカプリオで狂った」みたいなことを言われているところがあり、そこでは思わず笑ってしまった. 人文系の教育は十年とか二十年後に人生で役に立っても良いという言葉が素敵だなと思った.



北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年9月12日読み終わったやっぱりsaebouさんの本はおもしろいなー! 私の仕事柄、親和性があるからかもしれないけど、映画やドラマの感想を書くときに必要以上に怯えなくてもいいんだよ、ということをあらゆる手法で言ってくれている気がする。 この本は、saebouさんが男子校の生徒たちに向けて、シェイクスピア劇やそれらについての解釈、批評の書き方などについて講義した内容をまとめたもの。 シェイクスピア劇の一部を自由に演出し直してみる、っていう講義がいちばんおもしろそうだった! 仕事に関係ない批評を、私もどんどん書きたいな。





朝日出版社@asahipress2025年9月10日出版社より北村紗衣さんの最新刊です! 「本書ではシェイクスピアをそれだけで完結するものとして考えるのではなく、作品から広がるいろいろな世界を探求します。 いわゆる「シェイクスピア入門」的な知識紹介もありますが、観光とか流通とかジェンダーとか人種とか批評理論とか、いったいシェイクスピアと何の関係が……と思うようなこともたくさん出てきます。 読んでいただければわかるように、実は全部シェイクスピアからつながって出てくる話です。 私にとって、シェイクスピアは世の中とつながり、楽しいことを見つけ、人生を面白くするための便利な窓のようなものです。」(本書プロローグより)


























