

みやま
@suiryusha
- 2026年4月5日
笑う子規南伸坊,天野祐吉,正岡子規読書日記読み終わった天野祐吉さんが編み、一つ一つの句にコメントをつけて、南伸坊さんがイラストをつけたユーモラスな本です。気に入りました。生涯で二万四千句も残しました。笑い飛ばせる句も多いのです。 若い青年男性だったのだなぁと想像するとそりゃぁ、彼かて女のことを想像したり出会ったりして詠んだりもします(よんでるこっちが照れてしまうよ)。(妹の律は厳しかったみたいですが) 歌かるたしらぬ女と並びけり 行水や美人住みける裏長屋 想像してニヤニヤしちゃいました。この本で、子規って相当面白いヤツだったんじゃないかと。病気で苦しんで亡くなったイメージが強くて避けていたのだけど、出会っちゃったなら読んでみようかと。 元々香日ゆらさんの夏目漱石の漫画で夏目漱石と子規の交流を漫画で読んでいました(ブックオフで投げ売りされていて救出。これを読んで夏目漱石に興味を持った)。 しかし、もし健康そのものだったら多分上流貴族でそれなりに出世したのではと考えたりもしますが、まあ野暮なことを考えることはやめておきます。 古書豊川堂で購入。 - 2026年4月5日
おでかけアンソロジー ひとり旅阿川佐和子他読書日記読み終わったオムニバスで41名がこれまでに書いた本から数ページずつひとり旅について綴った部分を抜き出して編んだ本だった。旅が好きな私にとってはうきうきするような言葉がたくさんこの本には入っていて、ひとり旅もいいものなのかな、と思った。旅情をさそうものや気兼ねしない自由が書いてあった。 井上靖の旅情旅情旅情が気に入った。生活をしている時に抱く感情もなくなり、旅情は解放感が心の一番底に座っている。そうして、やっと初めて眺め、感じ、考える立場に立つことができる。確かにそうかもしれないな。 私も特段難しいところに行きたいわけでもないけど、旅がしたいなあ。新しい空気を入れに。 夫に借りたけどまた読むと思う。 - 2026年3月30日
思い出の作家たち―谷崎・川端・三島・安部・司馬―(新潮文庫)ドナルド・キーン読書日記読み終わった買った@ 世田谷区立世田谷文学館本作はこれまで書いてきた本を底本としてライト層によみやすいようにリライトした一冊だ。題名の副題にもあるように(書籍の副題は大事)、谷崎潤一郎や川端康成、三島由紀夫、安部公房、そして司馬遼太郎に及ぶ。内容はドナルドキーンと彼らの対話で話は進んでいった。キーンさんは良いところや作品について、書いてるスタイルなど近くで見ているからこそ知っている内容を教えてくれた。仲良しの三島由紀夫の部分については痛ましい。 私はこの歳ながら、全員の代表作品を理解していない。いいよ、や面白くはないねとか人から聞いてへえそうなんだと理解したつもりも多い。あとは文をさらうように読むだけとか。もう一度改めて古典文学を読んでみようかと思う。 私的な話で申し訳ないけど、付しておきたい。私はドナルドキーンさんが好きだ。初めて読んだ本は彼の自伝だったかと思う。訳を通しているとはいえ、こんなにも豊かな文脈を編めるとはと感心した。それ以来は日本語が綺麗で素直で気さくな文章を読んでいる。 私は人に伝える文章を書くことが極めて不得手と自覚していて、まずは読書感想文を書くことを始めた。継続が難しかった本年度の中頃は中弛みをした。引越しなど悩ますことが片付いてまた読んで書こうと思った。 Kindle版しか見つからなかったので、Kindleから選択した。後ほど写真をアップしておこう。これは世田谷文学館のドナルドキーン展で購入した。 - 2026年3月24日
- 2026年3月10日
逃北 つかれたときは北へ逃げます能町みね子読み終わった逃北 つかれたときは北へ逃げます 2026年は花粉症が酷くて春もすぐそこを実感、体感しています。 能町みねこさんの逃北を読みました。北に逃げたい衝動を、わたしは逃北と呼ぶと最初に1ページ使って大きく書いてます。元はweb記事だったこともあり、ピンとこないままさらりと読んだところもあります(グリーンランド編とか)。東京で倦んだ気持ちを抱えて抱えて爆ける感覚。冬の私の状態になんだか似ています(勝手に親近感)。それも最初は新潟、青森に行ってしまう流れもわからんでもない。わたしは理由をつけてなんとなくその地の人に会いたくなって行く。最近になっては知っている人も出来てきました。 - 2026年3月3日
イタリア暮らし内田洋子読み終わったイタリアの人間模様や場面を巧みに切り取り少し硬めの文体で綴るエッセイの名手。硬めの文になるのはこれまで新聞メディア向けに文章を書いていたからか。 心から温まったり、私のむっとした気持ちをふふふといった気持ちに塗り替えてくれる。そんな、内田洋子さんのエッセイは好きだ。 文具や紙といった身の回りのエッセイに目を惹かれた。カサカサやクシャ、テープのびびびーと引っ張る音、質感まで伝わるようだ。 エッセイが短いけどカラブリアのような南イタリアの話は少なくて、長靴の履き口に近いヴェネチアなど北イタリアが多かった。北には北での考え事があるんだなと思った。食べ物エッセイもいいけど、イタリアの国そのものを知りたければ読むことをおすすめする。 短編がまとまっているものだから、スマホから少し離れて動画や SNSを3分見ないぐらいの時間で一本読み終わるぐらいでふっくら気持ちも変わるよ。 - 2026年2月12日
2024年の本部町営市場橋本倫史読み終わったかつて読んだ市場がなくなったら、文化がなくなるよ 沖縄には生きている市場があちこちにある。嬉しいことだ。生き生きしていてとても楽しい場所。私は沖縄に行く度に市場を眺めに行く。行き交うひとや働いているひとを見に行く。ゆんたくしている人たちを見ると実に豊かな気持ちになる。けれど、私はシャッターを閉めている店が多いと少し市場に入る足が重くなる。 市場を耐震強度の問題から補強工事ないしは建て替えを迫られるケースがある。例えば有名なところだと第一牧志公設市場があった。この時は識者や外部検討者を交えて10年近く論議されていた。この本の題名にもある本部町(美ら海水族館あたり)の市場についてはバサリとそれぞれ移転先を、と促すような文言とも読める言葉が公式な言葉で端的に発表されていた。さらりと、「再整備計画で市場機能を一部維持することも検討する」と。 そのようなことを突然突きつけられた市場の中の人たちの「市場ってさ」とか「お店のお話」いう声を丁寧に拾い上げた言葉の本だった。コスメティックさくらと最後の本部町営市場と18年とおわりにが読んでいて読み応えがあった。 読んだ感想が宙を舞い、私の言葉になっていない気がしてならない。深い話でもっと知っていきたいと思った。Instagramをみたら元気に市場は続いていた。見に行きたいと思います。 - 2026年2月1日
奈落の底から見上げた明日照ノ富士春雄読み終わった先日、2026年1月31日(土)に照ノ富士(現 伊勢ヶ濱親方)の断髪式がありました。一ファンとして行ってきた。これは彼が生まれてからの自伝的な本で、普段この手の本はあまり読まない。家に戻って読んでいたら読みながら不覚ながらもじわりと泣けてきちゃった。 素直で聡い1人の男性の話でした。 さまざま困難が転がり落ちてきたときにどう考えて行動するかを彼から話を聞いているように読めた。特に部屋が変わった時のストレスは半端なものではなかっただろう。普段なら部屋異動は起こらない。例外は師匠に何かあった時。 状況を私達の場合に置き換えると、「社長都合で事業を畳むことになりました。あなたには会社を異動してください。仕事内容ややり方はこの指定の別の会社で全て聞いてください。別の会社に行きたい?無理ですね、だめです。」と言い渡される状況を想像してみてほしい。かなり酷だ。 あと、私は照ノ富士は上半身で相撲をとるからなあ…なんてわかったクチで応援していた。読んでいたら、理解に乏しい応援だったなあ、って。病気も相当なものだった。 このモンゴルのことわざを何回も書いていたので、綴っておこうと思う。「口には気を付けなさい」。いいことを言っていればいいことが起こり、悪いことを言っていれば悪いことが起きるという諺。私も前向きな言葉を口にしていこうと思った。 どうかこれからは身体に十分気を付けて師匠を続けて欲しいなあと思いました。応援してます。(もはやファンレターみたいな読書記録になった) - 2026年1月27日
百鬼園戦後日記2内田百間読み終わった買った@ 神田古書店街気付の酒をごぶっと飲みながら走り逃げた。そして家を焼き出されても番町、麹町に舞い戻り住み続けたという話を何かで読んでいた。その理由はどこにあるのだろう。住みよかったのだろうか。「どつか遠くへ逃げていれば焼かれもしなかつたんだろうが、どうもそれが面倒くさくてね。」と滔々と語っていることをあとがきで知った。 人の日記にあれこれと感想らしいことはうまく書けないが、なにかモノの見方を人より少しずらすように傾けて見てみるとひとより悲観的にはならずに済むのかと思った。下記は気づいたことを書く。 〇〇の依頼也、ことわる。 この表現がかなり多い。私もことわる、って答えてみたいものだ。あとはさむしろの本の話が載っていた。さむしろは実は持っているのだが開くとばらばらになるので、袋からながめるばかり。 袋に閉じ込められた本が生きてきた気がする。 あとは万年筆の話も少し載っていた。夏目漱石とは違って万年筆に篤く手を入れていたようだ。ちなちに夏目漱石は冷遇を強いていた。木曜会の中でも流派があるのかなあ。 - 2026年1月25日
るきさん(新装版)高野文子かつて読んだまだ読んでるるんっ! るきさんのお友達、えっちゃんみたいなつかずはなれずな友達がいるのも楽しいもんだなあとしみじみしちゃいました。 最近出ているちくま文庫の方ももっていますが(文庫版から初めて知った)、こちらはとにかく色が綺麗で読みやすいです。古本屋で買いました。値段もお手頃で買えて、るきさんのようにるんっ!としました。 みどりの表紙のものが見当たらないので、オレンジ色を選択しました
- 2026年1月22日
外科室泉鏡花読み終わった青空文庫で読んだ。幻想的なよう。 「でも、あなたは、あなたは、私を知りますまい!」 謂うとき晩し、高峰が手にせるメスに片手を添えて、乳の下深く掻き切りぬ。医学士は真蒼になりて戦きつつ、「忘れません」 身分違いの恋。 - 2026年1月21日
百鬼園戦後日記1内田百間読み終わった昭和20年8月 22日から昭和21年12月31日までほぼ毎日筆を止めず、したためた日記だった。戦後の悲しみというよりかは日々の生活が主として書かれている。 食いしん坊の百閒さんはお酒と肴を探してきてもらうことに余念はなく、日本郵政に勤めていた経験や文筆業もノッてきていたからか付き合いのある方々の差し入れなど肴に事欠かない日常を送っていたようだった。連れ合いのこひさんは麦酒を求めて走り回っていた。大変そうだなあ。 いろんな人が出入りして百閒さんが辟易しているところを想像して、漫画のように頭の中で百閒先生を動かしているとおかしみがあり笑ったところも多かった。日々に無意識でも面白いところを探しているというか。元来の怖がりであったり、結滞が起こったり、歯が抜けたりする。風船画伯こと谷中安規の死についてもさらりと書いてた。 なんか、いいなと思ったのは無為ということばだった。何もせずにぼんやり過ごしていたのかなあ。これは自分もしたい。本日、無為。なんかいい。なんにもしない一日。今の憧れの過ごし方だなあ。 最後になるが、あとがきに風船画伯が寄せていたことについては泣かせる。内容がまた泣ける。彼は結局栄養失調にて餓死をする。画伯の食生活が書かれていたが百閒と真反対の生活であった。
- 2026年1月17日
吉田健一対談集成吉田健一気になる@ 神田神保町 - 2026年1月17日
- 2026年1月15日
読み終わった子供より古本が大事と思いたい 鹿島氏にフランスで古書として売買されている本の数々を紹介してもらった本。ユーモラスな筆致だ。海外の古書店は段階があるようで足繁く通ったり、オーダーをする古本屋さんはもっぱら上位の古書店。オークションや探し物、目録(古書店パンフレットと言えば通じるのかな、それぞれ古書店は出している)などをすべからく調べたりすることをとても楽しみにしているように思う。 氏は装丁や挿絵なども詳しいようで、モロッコ革張の本の写真を載せていた。以前読んでInstagramに記録した栃折久美子のモロッコ革の本を思い出していた。こんなに頑丈で素敵な革の本を作るんだなって。 愛書狂もフランスの本だったなーとついでに思いました。生田耕作編で。本狂いの人々の話は読んでいる分には楽しいです。 いろんな本がネットワークのようにあの本とこの本が近しいなと自分の中で構築されていく快感はなんとも言えないくらい楽しい。
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