死なれちゃったあとで

45件の記録
- スエ@kickrakan2025年4月24日読み終わった図書館"人間、死ぬときはあっけなく死ぬ。予告なく死ぬ。あらゆる準備が無効化されて死ぬ。" p.78 "恩人と書いておいて、その人を死んだことにするのはひどいと思うだろうか。でも死んだことにすら気づかず、なんとなく忘れていくことのほうが、一個の人間としての存在をないがしろにしている、ということになるのではないか。" p.89 "よく死ぬ死ぬと言ってる人ほど死なないよ」という言葉を見聞きするけれども、ああいうのも「面倒くささの正当化」としか思えない。" p.102 "「もっと<社会>を通さずに自分自身を見られていれば、こんな結末にならなかった。<社会>をものすごく高いところに設定して、そこから見つめちゃったから、自分を低く、情けない存在に感じてしまった。」"岩井秀人 p.226 "「残された人が、死んでしまった人のことだけに引きずられているわけじゃない、そんなもんだよ、というところに希望を感じました。」"岩井秀人 p.232
- Suzuki@finto__2025年4月11日読み終わった★★★☆☆ 「かかってきた電話に、友人が出られないときはある。ただ、その電話が生き死にを左右するとは思わなかったにしても、奥さんが切実な思いを抱えていること自体は察していたのではないか。そこに「面倒くさい」という感情がなかったと言えるのか。よく「死ぬ死ぬと言ってる人ほど死なないよ」という言葉を見聞きするけれども、ああいうのも「面倒くささの正当化」としか思えない。かといって四六時中、寄り添うわけにもいかない。面倒くささを一切感じたことのない人間なんて、まずいないだろう。 それでも。瞬間的に「面倒くささの壁」を乗り越えないといけない場面というのは、人生のどこかで必ず出現するのではないか。」p102
- オソノ@3535KM22025年4月6日買った読み終わった買ってからすぐにはなんとなく読めなくて 少し時間が経って開いてみた。 家族を見送った葬儀の場で感じたモヤモヤは言語化するとこれだったのかもしれない..! と思いながら読んでたら止められなくて一気に読み終わった。
- ぴー太@ystit2025年4月2日読んでる情けない人生でした。と書き残して首を吊った友人 学生時代何度も一緒に夜を明かした友人たちも気がつけば立派な社会人になってて、気がつけば自分だけ取り残されている感覚。 そんな自分のそばにいてくれた人にも去られたときの、死にたいではなくて死ぬしかないという感覚。 所詮生き延びた側の人間の驕りなのかもしれないのだけれど、 それでもそれでも死ぬしかなかった者の孤独と絶望に、 死なれちゃった者のやるせなさに肺腑を抉られる。
- オバマサキ@sakiobama2025年3月19日読み終わった借りてきた@ 自宅ようやく読めた。薦められながらも中々手に取れずにいたけど、心の棚卸しや話すこと聞くことの作用をストンと受け入れられた。真摯な熱量というか、タイトルを信じていい一冊でした🥚🫧
- もじゃるまる@mojamoja2025年3月12日かつて読んだ読書日記今までに私のそばから逝ってしまった人たちは、みんな病気の時期、死への準備の時期があって、私は突然の死というものを経験したことがないということにこの本で気がつきました。 時に人の命のあっけないこと。 この本では死への色んな温度感を言葉にされてて、悲劇的な表現になりやすく、そこで思考が止まってしまいがちな"死"に、等身大で向き合う姿勢を見せてくれているように感じました。
- ( ˘ω˘ )@nnn2024年10月25日お葬式でみんなが思い思いに故人のエピソードを語って、なにかしらの見解に至るシーンがなんだか素敵だなと思った。ライトでありすぎてはいけないけど、タブーのようにして避けるのもちょっと寂しいことなのかもしれない。