水曜日は働かない
32件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年9月4日批評家・宇野常寛が「水曜日」に焦点を当てながら、日常について考えるエッセイ。 著者の本は作品・社会批評がメインのため、話の規模が国・世界単位であることが多いのだが、本書に関しては身近な事柄を題材にしている。 趣味や失敗談など著者の日常を書いており、ほのぼの(?)とした雰囲気がある(第二部は批評の箇所なので厳かになるけど)。 本書の後半で語られる「現代において『読む』と『書く』の比率が逆転している」という主張は、SNSの言論空間を見る上で腑に落ちた。 私も、読書をする(読む)前に掲示板で二次創作(書く)をしていた。ではそれで書き手の視点から作品を眺められるかというと、そういうわけではない。 「読む」も「書く」も、自覚と責任がなければほとんど空疎な力しか手にできない。 「大いなる力には大いなる責任が伴う」 スパイダー・マン(サムライミ版)にはこういう台詞が出てくる。スパイダー・マンに向けられた台詞だが、これを体現している人物がもう一人いる。 JJJという新聞社の編集長である。 彼はスパイダー・マンに詳しく、新聞でスパイダー・マンを貶す一方、自分に情報提供してきた者(それこそがスパイダー・マンこそピーター・パーカーである)を敵から守ったりする。 書くという力で意見を知らしめ、その力によって降りかかった災いを前にしてなお人を守る。 現代で参考にするべきは、スパイダー・マンよりJJJなのかも・・・・・・?
忠邦@tadakuni2026年5月26日読み終わったなんとなく手に取った本。前半のエッセイいまいち。出てくるT氏って金原ひとみの元夫?くらいしか気にならない。 中盤のポップカルチャー論めちゃくちゃ面白い。知らなかったけど調べたらこの宇野って人は元々そこが専門らしい。餅は餅屋というか、餅屋は餅出しとけって感じ。黒柳徹子論の明晰さと切なさに心動かされた。 後半は軽く流した。

- 森@mori162025年3月23日心に残る一節少し読んだいろんな題材のエッセイがあるけど、表紙のタイトルと帯文と、第一話のランニングの話だけでもう満足した。 週4勤務、しかも土日水曜休みを実践してよさを感じてる人を他に見つけて、嬉しい。 走るときに人は街々のつながりを読むように移動することになる。閑静な住宅街から、ごみごみした学生街へ。そしてコリアンタウンから歓楽街へ。流れを感じながらの移動は点から点への移動ではなくて、線の移動になる。散歩は寄り道をしながら、ひとつひとつの街の中にふかく潜るように移動するのに対して、ランニングは街と街のつながり、町並みの流れをより強く意識することになるのだ。 P13 速度や身体の使い方で変わる、風景との関わり方の違いが端的に書いてあって、そうそう!と思った。





























