平原のモーセ

平原のモーセ
平原のモーセ
双雪濤
大久保洋子
小学館
2025年11月26日
29件の記録
  • 空色栞
    空色栞
    @reads_202503
    2026年6月30日
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2026年6月6日
    雪と煤煙に覆われた灰色の世界のイメージが浮かぶ。 親世代には文革の影が残り、父親の喪失や不在を抱えた子供たちが、荒涼とした工業地帯にある艶粉街をどこまでも歩いていくようだった。 『グラードを出る』では石炭を拾い、『光明堂』では艶粉街を横断し、子供たちは驚くほど遠くまで行く。 その感覚は芥川の『トロッコ』をずっとシビアにしたようだった。 『飛行家』では「風船おじさん」を思い出した。現実には無謀で、たぶんうまくいかない。それでも空を目指す姿にはどこか希望の明るさがある。
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2026年6月4日
    三篇目「光明堂」まで。 『三体』では葉文潔が人類に絶望する大きなきっかけになった文革。 紅衛兵の話が出てきてふと思い出されたこと。 まだ科研費申請書が紙で、清書本番一発で書類作成がとても大変だった頃。 中国からの留学生◯先生。 子供の頃、文革で兵(今思えば紅衛兵)が来て、お祖父様が連れて行かれ、怖くて衣装ダンスに隠れていたと話された事があった。当時の私は「ブンカク??」だったが。 個人の権力闘争に、国中の若者の熱狂が利用されたこんな不条理世界だったとは、『三体』を読むまで想像したこともなかった、文化大革命。 ここでは亡霊のようにチラつく。 ある日、実験のカエルが余ったから皆で食べよう、僕が作ってくるyo!となり、某先生の家にて賛同者数人で実食会。初めて見る骨が突き出たグレー色の煮物…スパイシーで鶏っぽくて美味しかったけど。 私は味噌汁を作ったら、 先生は日本の味噌汁が大好きと言われていたのを覚えている。 当時は、帰国したくないという感じだったが、今は日本の研究者が研究室ごと引き抜かれる状況だと知る。 文革で知識階級を潰し、その後真反対に舵を切った中国、研究投資を縮小してきた日本、そして現政権下で研究機関と緊張が高まるアメリカ。 色々考えてしまい…さて、続きを。
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2026年5月30日
  • *本の中の読書* 《まるで父には何の秘密もないように、生涯一つの職場で働き、出張の道順も同じ、退勤したらすぐに帰宅して食事を作り、食事を終えたら本を開いて読んだ。出張の時は毎晩六時に家に電話をかけて、そのあとは農家の炕の隅で本を開いて読む。リストラされてからは広場で茶卵を売った。それもある種の仕事ではある。露店を片づけると帰宅して食事を作り、食事を終えたら本を開いて読む。》 — 双雪濤著/大久保洋子訳「飛行家」(『平原のモーセ』2025年11月Kindle版、小学館eBooks)
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2026年5月18日
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2026年5月8日
  • mossan
    mossan
    @mossan
    2026年5月4日
  • 著者の出身地である遼寧省瀋陽を舞台にした短編集。多くが改革開放による経済成長の陰で、工場閉鎖などからリストラされた労働者とその家族、特に子供達を描いている。暗くノスタルジックな印象を受けるが、書かれる時代が1990年代〜2000年代にかけての頃だと考えるとびっくりする。文化大革命は1966年から、改革開放が始まったのが1978年と、作品の親たちの世代はまさしく激動の時代を生き抜いてきたわけだ。そうしたことがらを短いながらそれぞれの作品に密度高く書き上げる手腕は相当なものだ。「北方は無に帰す」がよかった。
  • 「飛行家」と「北方は無に帰す」を読み終えた。 どちらもそれまでの短編に比べるのほんのり明るい気がした。 それでも過去の亡霊のような文革の経験はそこここに感じられる。 全編を通して著者が経験したことを変奏して小説にしたような感じなのだけど、ひとつとして似たような話はない。 最後の「北方は無に帰す」は短編のミステリーとしてとても秀逸だった。
  • nutskey
    @namafu_bunibuni
    2026年4月13日
    緑色の鉄道。工場の事務所。炕のある家。夜になったときの真っ暗さ。ストーブで乾かす長靴。寂しいけどあったかさを感じる会話。1章目と3章目が好きです。
  • 「グラードを出る」と「光明堂」を読了した。 「平原のモーセ」と同じ街でそれぞれ別の物語が進行しているイメージ。 冬は寒くて雪が降る昔は炭鉱で栄えた街の中の貧しい人たちが集まって住んでいる艶粉街。 大人たちは文化大革命のトラウマを引きずっているように感じた。 その影響で子どもたちが妙に大人っぽいというか子どもらしくないというか、子どもの年齢で子どもらしい経験をできないのは切ないなと思った。 そのような環境なので中学校より上の学校に進む子は少なく、街の外の職業専門学校に行くか街をぶらつく不良になる子が大多数とのことだった。 孤独な子どもが悪い大人に懐いて認知が歪んでいくのは切ない。
  • 双雪濤の短編集。 今日は表題作を読んだ。 映像化した作品を見逃してどうしても気になったので原作を読むために収録されている中国現代文学24を買って読んだので、今回は再読だった。 (翻訳はどちらも大久保洋子さんが手がけている) 細かいところを忘れていてはじめて読んだかのような緊張感が最後まで続いた。 ラストまで一気に読んでしまった。
  • 東北三傑
  • momocan
    momocan
    @momocan
    2026年1月29日
  • nutskey
    @namafu_bunibuni
    2026年1月19日
    瀋陽市鉄西区の話。『鉄西区』という映画を観た後だから情景が浮かんで読むのが楽しい。
  • さく
    さく
    @hisaku818
    2025年12月29日
  • あらすじに覚えがあって『中国現代文学24』に収録されていた話だと思い出した。 他に収録される作品も気になる。 中国東北部の文学は独特の空気感があって他の地域と雰囲気が違ってとても好き。
  • Sanae
    Sanae
    @sanaemizushima
    2025年12月6日
    表紙カバーが帯と一体になっていて、広げると一枚のポスター!デザインが素敵。 小学館から「アジア文学の冒険」シリーズってのがあるのを本屋で知った。これは第二弾らしく、一弾も気になっている!
  • あべゆき
    @abeyukky
    2025年12月5日
  • @tnsugui
    1900年1月1日
  • ぱすらぱ
    ぱすらぱ
    @paslapa_
    1900年1月1日
  • ジウ
    ジウ
    @Jina
    1900年1月1日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved