天使も踏むを畏れるところ 上

39件の記録
- うきくさ@sharapeen2025年7月1日気になる自分メモ:松家仁之『天使も踏むを畏れるところ』 📕 タイトル:天使も踏むを畏れるところ ✍️ 著者:松家仁之(まついえ・まさし) 🏢 出版社:新潮社 📅 刊行:2025年 ⸻ 🌫️ 内容の印象(予想) • タイトルはウィリアム・ブレイク由来? → “Fools rush in where angels fear to tread.”(愚か者は天使も踏み入るのを恐れる場所へ進む) • 芸術・建築・宗教・精神性──かたちにならない「場」や「信仰」のようなものをめぐる静かな旅 ⸻ 🕊️ 読みどころ(仮) • 現実と夢のあわいを歩くような感覚 • 一歩ずつ進むたびに、見えなかった構造物が静かに現れるような構成かも • 美術や建築を“言葉で立ち上げる”試みとして、創作のヒントになりそう
- n@blue_272025年6月29日読み終わった想像以上に読了まで時間がかかった。 村井と杉浦がどっちがどっちか分からなくなる… しかも村井の奥さんは…?衣子が普通に登場してるけどいいのか? 少しモヤモヤ
- n@blue_272025年6月22日読んでる読書メモ「戦争に負けて、天皇の役割もおおきく変わった。日本はいわば開闢以来、はじめて民主主義の国になったんだ。二千年に迫ろうという制度と、二十年にも満たない、しかも勝ち取ったものですらない他国から与えられた制度とを、どう並立できるのか。」 いまは当たり前に感じる民主主義も、導入当初は困惑もあっただろうし、そもそも民主主義って…?という感じだったのだろうか。 天皇制の変化も、国民はどう受け止めたのか。 以前「教育勅語と御真影(小野雅章 著)」を読んだ時に、本心はどうであれ、日本の天皇(=御真影)に対する思いや行動を知り、現代との違いに驚いたのを覚えている。 御真影は天皇そのものである、直視してはいけない、御真影を守るためならば自分の命も惜しくはない。 この考え方が当たり前の時代から一変して、戦勝国によって制度や思想そのものが変えられていく。 この時代の人たちは、どように受け入れていったのか。理解をしていったのか。 どんなにそれにまつわる本を読んでも、国民の思いを全て知ることは不可能に近いのだろうなと感じた。
- n@blue_272025年6月14日読んでる読書メモ「私が心配するのは、国民のなかから妃殿下が選ばれるとしたら、その方がこの環境に耐えられるだろうかということです。…ひとりの国民を犠牲にすることになりはしませんか。旧皇族や旧華族のお嬢さんがたが、迷わず辞退されたり、さっさと結婚して対象から外れようとするのはなぜかお分かりですか?舞台裏を容易に想像できる立場だからです。お妃候補だなんてとんでもない。逃げろや逃げろ。そういうことですよ。一般の国民にはなにがどう大変かなんて想像もつきやしない。想像するにも材料がほとんどありませんからね。」
- n@blue_272025年5月27日読んでる読書メモ一郎と俊輔の町を歩いている情景描写がすごく綺麗で、心が落ち着く。 古き良き日本といえばいいのか、私の好きな明治の日本の姿がありありと描かれている。 一郎の表情、俊輔の言動、周りの人の視線、和菓子屋の家、全てが暖かくて優しい。 帯の「和菓子の箱に…」という文章に合点がいき、ワクワクした。
- ゆうや@yuyak-kyuya2025年4月15日読み始めた「読後数日ぼうっとするほど強烈な読書体験」という感想をたまたま見かけた。タイトルからも、不穏さとも言える何かの予感を抱いて、久しぶりに衝動買いしてしまった。 タイトルはアレキサンダー・ポープの言葉からなんですね。 ----- 聖なる場所といえども、愚者を防げない 聖ポール教会もその境内と同じく安全ではない それどころか連中は祭壇へと急ぎ、死ぬほどまくしたてるのだ 愚者というのは、天使も踏むを畏れるところに突き進むものなのだ ----- 最初と最後の行、すごく気に入ってしまった。 空襲で焼け落ちた明治宮殿の跡地に皇居「新宮殿」を造営する、一大プロジェクトを描いた長編小説。冒頭で登場人物たちの話題に挙がる黒澤明映画『生きる』の内容からも、何に生涯を賭すのかを問われる予感が漂ってくる。
- 伊藤幸平@koheiito2025年3月29日買った@ 紀伊國屋書店 新宿本店紀伊國屋書店新宿本店、堀部安嗣さんとのトークイベントを聴きに。堀部さんが吉村順三の事務所にインターンに行かれていたという驚きの話。