天使も踏むを畏れるところ 上

32件の記録
- n@blue_272025年5月27日読んでる読書メモ一郎と俊輔の町を歩いている情景描写がすごく綺麗で、心が落ち着く。 古き良き日本といえばいいのか、私の好きな明治の日本の姿がありありと描かれている。 一郎の表情、俊輔の言動、周りの人の視線、和菓子屋の家、全てが暖かくて優しい。 帯の「和菓子の箱に…」という文章に合点がいき、ワクワクした。
- ゆうや@yuyak-kyuya2025年4月15日読み始めた「読後数日ぼうっとするほど強烈な読書体験」という感想をたまたま見かけた。タイトルからも、不穏さとも言える何かの予感を抱いて、久しぶりに衝動買いしてしまった。 タイトルはアレキサンダー・ポープの言葉からなんですね。 ----- 聖なる場所といえども、愚者を防げない 聖ポール教会もその境内と同じく安全ではない それどころか連中は祭壇へと急ぎ、死ぬほどまくしたてるのだ 愚者というのは、天使も踏むを畏れるところに突き進むものなのだ ----- 最初と最後の行、すごく気に入ってしまった。 空襲で焼け落ちた明治宮殿の跡地に皇居「新宮殿」を造営する、一大プロジェクトを描いた長編小説。冒頭で登場人物たちの話題に挙がる黒澤明映画『生きる』の内容からも、何に生涯を賭すのかを問われる予感が漂ってくる。
- 伊藤幸平@koheiito2025年3月29日買った@ 紀伊國屋書店 新宿本店紀伊國屋書店新宿本店、堀部安嗣さんとのトークイベントを聴きに。堀部さんが吉村順三の事務所にインターンに行かれていたという驚きの話。