ヘヴン (講談社文庫)

40件の記録
- MoroN@MoroN2026年6月1日読み終わったこの作者の深いテーマが損なわれる訳ではないが、コジマも百瀬も人というより概念に近くて、テーマを際立たせる機能的な側面が強くてどちらかと言うとファンタジーを読んだような気分でした。





- 中市民@hollyhock_1522026年1月31日読み終わった地の文の美しさ、少女のセリフのリズム感に途中まで酔いしれていた。善悪というものの関係ない世界という存在の非情さと、その世界の中で純粋に生きようとする2人が対比されていて、やりきれない気持ちになった。いじめっ子の「世界」の論理といじめられっ子の「倫理」の論理が全く噛み合わない、いじめの構造のおぞましさをまざまざと感じさせられる。 たしかに、いじめの描写はしんどくなるほどに苛烈で、グロテスクなものだが、「美しい」言葉によって紡がれた文章は、生を私の身に刻みつけている。この本に出会えて、本当に良かったと思う。これまで読んだ本の中でも、群を抜いて好きだ。




































